Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

ドローイング939. 小説:小樽の翠848.ホブさんと再会

2024年12月02日 | field work

 雪が降る前の小樽も冷え込んでいる。
朝方翠が・・・
翠「アチキー・・・お尻が膿んでいるよーーん」。
「はあ?」
翠「正確にいうとお尻の肛門の側にできものがあって膿んでいる」。
「そういえば椅子に座り続けていたから蛸みたいなモノがあった。ここ数日痛かったな。それか・・・」。
翠「皮膚だから形成外科だよん。アチキが前にいった泌尿器科の並び」。
そんなわけで翠の病院へゆくはめになった。
・・・
待合室に座っていると下手な日本語で声をかけてくる人間がいる。
ボブ「アチキーー・・・・・」
「なんだ!、ボブじゃないか。インポの治療かい?」
ボブ「Oh!.YES!、だって日本人の嫁がゆけと命令するんだよ・・・」。
「なんだまだ起たないのかよ」。
ボブ「薬を飲んでいると元気になるんだよ。そしたら嫁と毎日ラブラブなんだ。じーーと目を合わせて初恋の気分が戻ってきたみたいだ。嫁は前よりもやさしくなったし、機嫌も良い。それでシアリスを処方してもらう。アチキはなんでここにいるんだよ。アチキもインポになったかい!」。
「お尻におできができて膿んでいる」。
ボブ「お尻のどこだよ?」。
「だからぁー・・・、肛門の側だよ」。
ボブ「(*^▽^*)何アナルにおでき?。それは痛いだろうなぁー。僕は痛いのはやだな。(*^▽^*)」。
「違うって。日本語のわからん奴だなぁ。肛門の側!!!」
ボブ「どっちでもいいさ、それって針で潰すんだぜ・・・・(*^▽^*)」
「治療前から、そんなことをいうなよ。多分薬で治るさ」。
ボブ「膿んでるから薬は使わない(*^▽^*)。俺経験済み」。
・・・・
そういってアチキの名前を呼ぶので診察室へはいった。
女医が「お尻のどこです?・・・」。・・、そういって看護師がパンツをひっさげて・・・、女医に女看護師がマジマジとアチキのケツをのぞく。恥ずかしい。
女医「膿んでるな。針で穴をあけて絞りだそう」。
「うぐっ!、来るんじゃ無かった・・・、痛っ多々多々!!!!!・・・・・」。
看護師にケツを抑え込まれて、容赦なく膿を出している感じ・・・・。
「ぐぐぐぐぐ!!!!!!!!!!!!ーーーーーー」
膿を絞り出されてから、大きなガーゼというよりタンポンをテープでがっちりとめて・・・・。
女医「明日もまだ膿が出ると思いますので、来てください」。
なんだよ、明日もシャワーを浴びてくるんかよ。冬は寒いんだぜ。医者は容赦ない。
治療が終わって方法の体で待合室にでたら、ボブが処方箋をビラビラさせながら薬局に向かっているのが見えた。インポじゃ痛くはないよなあー。アチキは明日も絞りだされるんだ。
・・・
翠は今日は日勤だから病院の食堂で待ち合わせて昼飯だな。アチキはスマホをつついていた。
小樽の空は曇天だ。雪が降る前でよかったぜ。
コメント
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