Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

ドローイング940. 小説:小樽の翠849.長い冬の始まり

2024年12月03日 | field work

  雪が降る前の小樽も冬支度で少し人通りが多い。もちろん人口が減少しているから昔のようにではない。
 夕べ店の閉店頃に文さんの居酒屋に博労の健さんが一ヶ月ぶりに戻ってきた。文さんの店の人気商品の牛の燻製をつくってきた。そして奥の小上がりで文さんと一ヶ月ぶりの逢瀬だった。
文「さみしかったよーーー。街は曇天が続いて陰鬱な毎日だし、健さんはいないし、あたし身体のやりばがなかったよ」。
健さん「燻製をつくったり、家畜の冬支度をしたり、そうかと思うと知り合いから家畜の様子をみてよで、出かけたり。だから俺も文が恋しかった」。
文「フフフッ、私の身体が恋しかったん?」。
健さん「もちろんさ、この世はチンポとマンコしかない。全ての生業はそこが出発点だ。文の身体、そして文の膣というべきか」。
そういって健さんは、文さんの作務衣を剥がして後から抱きついた。
健さんの無骨な手が文さんの乳首を撫でてゆく。
文「あうんーー、もう待ち焦がれていた健さんの太い指・・・」。
健さんの指が下に伸びてゆく。炬燵かがりか・・・。
健さん「今日もたっぷり潤っている。可愛いのぉー」。
文「ウウッ、ウウッ、一ヶ月ぶりだからすっごーい感じる」。
次第に文さんの股間が柔らかく崩れてゆく。
やがて文さんの身体が嗚咽とともに上下につっぱってくる。
文「ああもっ、クル!、クルクル!・・・・・、」
文さんの身体がつっぱってしばらく痙攣している。
文さんの手が健さんのコックを探している。
文「はやく・・・、はやくいれて・・・・」。
そういって文さんが後ろ向きに腰をうごかし、健さんのコックを入れて腰を沈めた撞木ぞり。正面の小さな飾り棚の鏡が文さんの股間を映している。膣が呼吸をしているみたいに骨盤が動いている。
健さんのコックが文さんの膣壁をなぞって上がってゆくと、文さんの身体がまた痙攣して固くつっぱって そってくる。
文さんの腰が健さんの股間に押しつけられた。
健さん「文!・・・・・・ウウッ、ウウッウウッ・・・・・」
一ヶ月降りの健さんの精子が子宮に打たれた。
精子は子宮をいきおいよく駆け上がってゆく。
残渣が股間に溢れている。
文「うーーーっ、」
文さんの身体が健さんの熱い胸に沈み込む。
長い夜の始まりだ。
・・・
寒いから外を歩く人もいない静かな小樽だ。
コメント
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