建築を勉強していれば、人体寸法を把握することが必須になる。例えば椅子の幅と隣の椅子やテーブルクロスの間隔、デスクの高さ、ソファやベッドのサイズ、浴室の諸々の設備といったように私達の生活では、あらゆる所に人体寸法が登場する。そのために私はキーフォルダーにメジャーを付け、計測しては人体各部の寸法も6面で把握している。さらに座り心地の良い椅子となると人間工学の知見がさらに必要になる。建築家は感覚だけでは設計をしていない。
ファインアートの世界では人体寸法もさることながら、体表面の筋肉や骨骼や性器ぐらいは勉強しておかないと制作はできない。美術系の大学なら裸婦のデッサンぐらいはおこなわれている。
私も裸婦のデッサンをした。だから街を歩いている女性(男性は勉強していない)の身長や骨盤や臀部の形状から大体の裸体を類推できる。類推だから、これはお姉ちゃんを剥いてみないと実際のところはわからないが、まあそこそこの把握はできていると自負してる。
アートの世界は身勝手であり、自分が感心をもったボディしか観察しない。何故なら私はブログ・ドローイングシリーズのモチーフにしようとする意図があるから、小説の登場人物以外に興味が向かない。
小説の登場人物と同年代の女性が眼前を歩いていると、臀部の形状や動作から、これは翠の臀部かなぁーと思案してしまう観察の楽しさがある。実は女性の臀部は顔以上に個人差があって面白い。そりに動きが加わり、その動き方もやはり個人差の世界だ。もちろんそこまで観察すれば、すでに眼前を歩く女性の裸体は類推できる。多分剥いても大差ないだろう。だが冬になると厚着のおかげで楽しみが低減するのは悲しい。
今日はなんでこんなことを描いているかといえば、Poserの最新版ソフトが届くからだ。それも特に頼んだわけでもないのにDHLでアメリカから届く。Amazonも面倒なシステムだ。
届いたらVueに読み込んで、ドローイング画像をつくりたい。それにしても最近のPoserは性器省略と悲しいものがある。これじゃ人間に対して失礼だが、社会的モラルに配慮したのだろうか?。
私は、外部に通じる全ての穴状のオブジェクトもデータ化すべきだと考えている。だって笑ったときに口の中のデータがつくられていなければ白く抜けてしまう。それでええんかい!。
(記:2024年10月14日)
全く最近のPoserは手抜きもよいところだ。性器も陰毛もない。かってのPoserなら精密につくられていた。サードパーティーのソフトで復活できるらしいが、どうせPoserもレガシーソフトだから手を出さないでおこう。トップ画像の瞳が白いのは網膜の反射率の設定によるものだが、最初から白目設定とは面倒なソフトになった。多分人によって瞳の色が違うためだろう。
使用ソフト:Poser11.