嫁からからネグロス島の墓参りに出かけた時の画像が送られてきた。日本同様に親族の墓参りを欠かさないフィリピンだ。人間関係を一番大切にするのが国民性だ。
ネグロス島はフィリピン本島から南西にある島で、観光地セブ島の調度西側にあたる。飛行機でマニラから1時間程度だろう。
せっかく出かけたのだから、市場や露店を撮影してこいと命じたのだが!?。というのもそんな観光地でないものが何故面白いのか!?、といわれた。それは日本人も同じ事が言えて、小樽の運河街でもない普通の街が何故面白いのだということと同様である。
従って観光地=面白いところ、とするステレオタイプ化された図式は、私にはない。観光地の画像は、散々撮影され世界のサイトにアップされているから、そんな画像に私の関心は無い。むしろ日々の地元の生活の風景をにじませてくれた画像の方がはるかに面白い。それは今の日本では、先ず目にすることが少ない画像だからである。つまり私の関心や目線は、フォトグラファー目線に近い。
画像は、人と同じ被写体を撮れば同じ印象しかない。つまり誰が撮っても同じ光景だからだ。だから撮影する側の意識を変える事が大切だ。意識を変えれば被写体も違っててくる。そこが面白い画像が撮れる事の始まりである。このブログでもInstagram風ではなく、私目線の画像を多く掲載してきた。他人目線ではなく私目線であることが大切なのである。
そんなことを考えながら、嫁は親族達とはしゃぎすぎて画像は忘れましたとなるだろうと推測。もちろん撮影というつまんない事よりも、親族達と楽しむ方が先じゃんというわけだ。それはそれでわかるけど・・。俺は画像が欲しいなぁー。
このブログがアップされる頃、私はフィリピンでクリスマスや正月のバタバタに巻き込まれているだろう。
(記:2024年11月4日)
撮影:NIKKA PAGTALUNAN,ネグロス島