Creator's Blog,record of the Designer's thinking

毎月、おおよそドローイング&小説(上旬)、フィールド映像(中旬)、エッセイ(下旬)の3部構成で描き、撮り、書いてます。

ドローイング941. 小説:小樽の翠850.成行・・・

2024年12月04日 | field work

 冬支度は看護師のコウさんのパパリンマンションでも必要だ。なにしろ土建屋のパパが娘が嫁にゆきそびれたと思っていたら、突然医者の服部君を捕まえ妊娠もしているのだから、パパが奮発したマンションだ。
 その子供も既に生まれて歩くようになった。コウさんは病院の託児室に預けて仕事をしている。託児室のスタッフには、昼間は目一杯運動させてくださいとお願いしてあるから、夕方子供を引きとって家に帰り離乳食をたべさせ、お湯に浸かった後は熟睡モードで朝まで起きてこない。その頃旦那であり研修医の服部君が少し遅くに帰ってきた。大人の時間の始まりである。
 コウさんは服部君がお風呂から上がるのをバスロープを羽織っただけで待ち構えている。何しろ年上の女房だから、そうした心遣いに手抜きはない。
 そうしていると、湯上がりの服部君がやってきた。そして「今日も疲れた」といってベッドにうつ伏せになる。すかさずコウさんが服部君のコックを握りしめている。
コウさん「じゃ、もっと疲れて熟睡しようよ!。はい!、甲賀の里の元気が出る漢方薬」。
服部君はグビグビと飲み干し・・・、
服部君「これってなんか元気がでるんだよね。なんだろうね」。
コウさん「昔から甲賀の忍者が疲労回復で愛用した漢方薬。なにしろ江戸と京都を神出鬼没の早さで移動するぐらいだから、そのための回復薬」。
それはそうなのだが、実は甲賀の里の精力剤だ。
絶倫系の服部君に効かないはずがない。
コウさん「ほらコックが元気に起ってきたじゃん」。
そういって服部君がコウさんを上に乗っせてきた。
コックを挿入しながら・・・
服部君「子供を産んでも太らないんだね」。
コウさん「体質よ。私のように背がたかくて細身系ってあまり太らないみたい。以前産科のビジターにも同じような体型の女の人が来ていて、なんでも5人産んでも太らないんだっていってた」。
服部君「じゃあ成行でつくるか・・・」
コウさん「成行セックス!?。素敵ねぇー。自然にできるよん。一番いいんじゃないの!」。
そういって暑い二人の身体が一つになって燃え始めた。
・・・
小樽の夜も北風にかわってきたのだろうか。外は寒いのである。だが雪は舞こそすれども積もらない。
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