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20XX-7-2 晴れ
満開のルピナス花は開拓農家の夢の跡。常呂川水系支流のK川上流域、初夏のオショロコマを撮影。
湧別川水系支流のオショロコマたちを撮影して、峠を越え北見市へ帰る途中、常呂川水系支流のK川源流域のオショロコマを少し撮影した。
この渓流ではオショロコマの棲息場所はごく狭い数カ所に限られており、この日はたまたま水量も多くて渓流の状態はまあまあ良好であった。
最初のポイントでオショロコマ5♀を撮影。
少し下ったポイントはかなり大きなたまりであったが、アメマス2匹、ヤマベ2匹、オショロコマ3匹が釣れた。
今日は27cm アメマスが最大の獲物であった。
撮影させていただいた渓流魚たちはすべて丁寧にリリースした。
山中にルピナスが群落となってきれいな花が満開であった。
今はまったくの山奥で当時の面影は何もないが、今から50年前、この付近は多数の開拓農家の集落があった。
雑貨屋や豆腐屋もあった。子供も沢山いて学校もあった。トロッコの通る線路が山奥まで延びて林業も盛んであった。今はすべて完全に消えてしまった。
妻は幼少期、小学校3年までそこで暮らしていた。
50年の歳月の間に集落は、まるでそこには何も無かったかのように大自然に完璧に呑み込まれてしまった。
しばしば北海道の山奥に思いがけず外来の植物ルピナスの大群落があって驚かされる。
北見周辺の山奥でルピナスの群落のあるところは大抵は開拓農家の跡地周辺と考えて良いと思う。
当時、庭にルピナスを植えるのが流行っていたのであろうと思う。
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