オショロコマの森ブログ5

渓流の宝石オショロコマを軸に北海道の渓流魚たちと自然を美麗画像で紹介します、

夜ヒグマに襲われ死亡、道東サケ遡上河川当幌川で

2015-02-06 16:26:01 | ヒグマの被害など
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夜ヒグマに襲われ死亡、道東サケ遡上河川当幌川で。

北海道東部の標津町茶志骨で夜中にサケを見に行った二人組の男性の一人がヒグマに襲われ、顔面粉砕骨折で出血多量で死亡。

2008年9月17日午後10時50分ごろ、北海道標津町茶志骨の当幌川川岸にある雑木林で、標茶町の無職長沢進さん(58)が顔から血を流して倒れているのを、知人の男性(62)が発見した。長沢さんは中標津町内の病院に運ばれたが、顔面を骨折しており、死亡した。死因は失血死。中標津署は、長沢さんの顔の傷などからヒグマに襲われたとみて調べている。

現場は国道244号から約100メートル入ったサケ・マスの捕獲場近くで、1キロ離れた場所には農家もあることから、地元猟友会のハンターら18人が、逃げたクマの行方を捜索している。

同署によると、男性は長沢さんと2人で車で川にサケを取りに来ていたと話している。長沢さんが1人で川に向かってから約10分後、車内に残っていた男性が、悲鳴と獣のうなり声を聞き、駆けつけると、長沢さんが倒れていたという。

付近でサケを捕獲するには道の特別許可が必要だが、2人は許可を受けていなかった。

標津町によると、現場はヒグマの通り道になっており、目撃情報も多かったという。

道警によると、道内でヒグマに襲われて死亡したのは今年(2008年)では3人目。

(2008年9月18日 読売新聞)

私はこの事件のその後につき、かねてより、とても気になっていた。このヒグマは一体どうなったのだろう。

駆除されたという話は伝わってこなかったし、時間がたつうちに、その後なんとなく忘れていた。

2013-5-4 早春の知床半島羅臼側へオショロコマを見に行ったが、どの渓流も雪解け増水著しくまったく釣りにならなかった。春日の海沿いに唯一軒あった食堂で食事をとったときに壁に貼られていたヒグマの写真があった。

日付をみると 2008-10月に捕獲したとある。店の主人に聞くと、標津のほうで捕獲されたということしか知らないという。

私は当幌川で人を危めたヒグマに違いないと直感した。

2015年1月から2月に 標茶厚岸でのヒグマ事故が2件あり それぞれ先日このブログに紹介したが、急に知床の食堂でみた捕獲ヒグマのことを思い出し 南知床・ヒグマ情報センター へ電話して聞いてみた。

私の思っていたとおり、このヒグマは当幌川での事件の犯人と目されていたヒグマだとのこと。すぐには見つからず一ヶ月近くの探索でやっと捕獲し一件落着したとのことでした。



地元の猟友会18名が出動し捜索したがなかなかみつからず、2008-10月になって現場から4Km ほどの山林で犯人のヒグマを発見、駆除した。390Kg の大きな雄のヒグマであった。

 写真は NPO法人南知床・ヒグマ情報センター提供。

当幌川は良型アメマスが多い川で過去に何度も釣りにいったことがある。

私たちはサケ・マスが遡上しはじめると、その渓流でのオショロコマ撮影は極力避けている。サケを食べにくるヒグマと接近遭遇する機会が極端に増加するからだ。

まだそのような認識のない頃、標津町郊外の渓流で遡上サケをよけながらオショロコマを釣っては撮影していたが、内蔵のみを食べられた鮭死体がいくつも転がっているのを発見しビックリ、ヒグマの恐怖に怯えて必死に逃げたことがある。

いまでも標津方面はよく渓流釣りにゆくので、この人を襲ったヒグマが駆除されたことを聞き、すこし安心した次第。とはいっても、2015年現在、稀少なオショロコマがみられるところは同時にヒグマの濃厚生息地でもある。





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