オショロコマの森ブログ5

渓流の宝石オショロコマを軸に北海道の渓流魚たちと自然を美麗画像で紹介します、

真冬の北海道、ヒグマに襲われ死亡

2015-02-01 20:10:26 | ヒグマの被害など
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真冬の北海道、ヒグマに襲われ死亡

北海道新聞によれば、 2015年1月26日午後2時30分頃、北海道釧路管内標茶町塘路原野の山林で冬山枝打ち作業をしていた5人がヒグマに襲われた。

同僚4人は逃げたが 釧路市芦野1 林業作業員村上豊さん(64歳)が頭部に致命傷を受け死亡した。

現在、猟友会標茶支部のハンターたちがこのヒグマを追っているが、今年は道東、例年にない猛吹雪の日が多く、まだ駆除されてはいないもよう。

統計によれば北海道で1962年以降ヒグマに襲われ死傷したのは137人め。ヒグマは一般的に冬は冬眠する。

しかし1-3月に冬山造材のおり伐採の騒音で越冬から覚醒したヒグマに襲われた例が過去に3件あるという。

今回はややおもむきが違うようだ。近年、北海道ではエゾシカが急増し盛んに猟銃での駆除が行われるが、しとめたものの重い鹿の死体を搬出できず山中に違法放置される例がしばしばあるという。

今回の現場付近にも合計5頭のエゾシカの放置死骸が発見されている。冬場はエゾシカの死体は腐ることもなくヒグマにとって最高のごちそうだ。

エサが十分にあるため巣穴で越冬することなく一冬を喰いつなぐヒグマがいるという。

このように、冬眠らないヒグマが増えている可能性があり冬山といえどもヒグマには注意が必要だ。

まだ雪が残る春先、エサ不足などで弱り、ついに斃死したエゾシカの死体をみることがあるが、私はすぐにそこから離れるようにしている。

万一、その鹿の死骸に執着しているヒグマがいたとすれば、彼のエサを横取りにきたと誤解され大変なことになると考えるからだ。

今回の悲惨な事故もそのような状況であった可能性はないだろうか。

近年、高齢化の進むハンターの方々にすれば、林道から離れた場所で仕留めた重いエゾシカを車に運ぶのは相当大変なことだと思われる。

しかし死骸の放置は違法で、ヒグマの生態にまで影響を与えており、今回のような事故の原因にもなる。死骸回収の徹底がのぞまれる。


標茶方面はよく釣りに行きますし、冬のオショロコマ釣り、撮影もよく行っていますので、他人事とは思われないこわい出来事です。


2014-11-28。 雪がつもって川面は凍り、水面はほとんどみえなくなります。この時期のオショロコマもよく撮影にゆきますが。




そういえば、最近は雪が降っても、まだ巣穴に入らないヒグマもいるようにおもいます。



この日、大きなヒグマの足跡発見。普通、雪が降る頃には巣穴に入って越冬体制にはいるのですが、この大きなヒグマはまだ巣穴に入らず活動中でした。



PS: 標茶の現場でヒグマの巣穴をよく調べると、死亡した小熊が2体発見されたとのこと。 そうするとこのヒグマは♀だったのでしょうか?




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