オショロコマの森ブログ5

渓流の宝石オショロコマを軸に北海道の渓流魚たちと自然を美麗画像で紹介します、

美味、阿寒湖のレイクロブスター(茹でたてウチダザリガニ)一皿1000円とマリモの危機

2013-06-26 20:09:23 | ウチダザリガニ
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20XX年5月29日  曇り 時々小雨 峠は濃霧 阿寒湖は曇り 寒い。
美味、阿寒湖のレイクロブスター(茹でたてウチダザリガニ)一皿1000円とマリモの危機。

昨夜から、標津川上流に入り、早春のオショロコマの撮影を試みたが、雪解けで水量が多くポイントになるたまりがなくなっていた。


この渓流の春先のオショロコマは明るい色調でいかにも越冬後といった風で、くすんだ色調。やせている。


オショロコマの色あざやかな感じはまったく無い。



そのうち霧雨が強くなり、虹別方面の未調査渓流に向かったが上流に酪農家があり、その汚染水で水が汚く、黒いオショロコマが1匹のみ。

もう一本の川の源流域が未調査であったので、入ってみるとドナルドソンの大養殖場がありびっくり。

頼んで見学させてもらった。 すごい。

阿寒川や渚滑川あたりでこれがヒットしたらアングラーたちが驚喜錯乱するような巨大ニジマス、ドナルドソン成魚がウジャウジャいる。

もし、洪水でこいつらが全部逃げ出したら一体どんなことになるのだろう。養殖場の造りをみるとそれは大いに有りそうな話だ。

今日はオショロコマのきれいどころがおらず数も少なく、天候も悪く、何となく妻の機嫌が良くない。

やっとたどり着いたこの界隈唯一のラーメン屋さんの味噌ラーメンが今日はとりわけまずかったので妻の不機嫌は最高潮に達した。

なんとか妻の機嫌取りを考えた。

先週、新聞か何かで阿寒湖で大増殖している攻撃的外来種ウチダザリガニを色々と調理して食べさせている記事をみた。

今日はこれに賭けてみることにして濃霧の阿寒横断道路をひたすら走って阿寒湖畔にでた。


桟橋では本州方面から来たという沢山のフライマンたちがずらり並んで無心に長い竿を振っていた。

聞くとお目当てのアメマスは今日は皆さん、一匹も釣れていないとのことであった。

今や巨大管理釣り場と化した阿寒湖で釣り人が釣り券を買うフイッシュランドの看板のある店で、ウチダザリガニをゆでてもらった。

桟橋で水から大きな袋を上げると立派なウチダザリガニがぎっしり。



ウルトラマンに出てくるバルタン星人のモデルはこいつに違いない。





試しに一人前ゆでてもらって二人で食べた。一皿1000円。茹でたては極めて美味。あまりのおいしさにびっくりした。


妻の機嫌も一変になおった。ザリガニは比較的小さいので、一人で5皿くらいは食べられそうだ。


阿寒湖はマリモが有名だが、何百年もかかって出来た立派なマリモをウチダザリガニが食べるというので急に大問題になっているらしい。

大きなマリモの内部をくりぬいた格好で食べ、その中にウチダザリガニが居座っていると店の人が話していた。

本当なら正にマリモの危機、おぞましい光景だ。

カニカゴに鯉の切り身を入れて沈めておくだけで阿寒湖のウチダザリガニは無尽蔵に採れる。

ザリガニ料理を色々工夫してザリガニスープやザリガニチャーハンも相当人気らしい。

ザリガニというと引いてしまう人が多いというので、ここではレイクロブスターと洒落た名前で呼ばれている。

味は文句なし美味なので価格や流通・供給体制、宣伝次第では相当人気が出ると思う。

しかし、生態系破壊の権化みたいに扱われている攻撃的外来種ウチダザリガニの将来は、絶滅危惧種ニホンザリガニとの深刻な関係もあり微妙だ。

阿寒の町はずれの店で、まりも羊羹そっくりに作った、緑色のおいしいマリモ豆腐をおみやげに買って北見にもどった。

こんな変わった豆腐は阿寒にしかない。食べてしまってから写真を撮り忘れていたのに気づいた。




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