あべこべ

 「喧嘩しないため」と言って、喧嘩の身支度をする人がどこにいるだろう?
 何でもそうだが、本番に備えて準備はするものだ。
 準備を怠れば、本番は上手く行かない。
 
 世界も日本も何の準備をしてきたのか。
  
 今朝の朝日の政治解説は、来る参議院選挙の意味を「政権の枠組みの変更と,政党のリーダー交代を同時に問える言わば『政権の形選択』にある。」と断定し、誘導しているかのような言い回しをしていた。 
 これまでの経過からすると、参議院戦に向け「(反小沢)で政界再編を!」をメディア全体が基本路線にしたのではないか。
 経済・社会が行き詰まり、政治も政党もバラけ混乱している時、政治や世論の水先案内役のメディアが先の路線で道案内をする事になる。
 何よりも行き詰まりから抜け出す方法が問われている時、理念や政策を持ち合わせず、今日を招いたメンバーの組み合わせを変えたり、リーダーの顔を変えて解決を図る愚を又もや繰り返すようだ。
  情報的にメディア自身が先の見通しを持っていないからに他ならない。
   情報を持ち合わせていないなら、せめて「出口を探そう」ぐらいの声かけぐらいはしてほしいのに、政党顔負けの政局騒動を追いかけ、それを専門職とでも考えているかのようだ。
   
 
 伝えられる所を見ていると、欧米も似たような動のようだ。
  
   共通点は、目的と手段があべこべで、しかもあべこべは選挙に留まらない。
    
どうも、真っすぐ見ない癖が染み付いているからだろう。
  
  
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