春は曙

 
   布団を上げに上がってきた妻に「昔、(ボケ老人‥痴呆症)って言ってたのは、今なんて言うんだっけ?」 ‥ 暫く考えてから、妻(認知症)?
  朝の挨拶もこんな具合だ。
  
   ‥地球環境がニンゲン活動によって異常を来たしているとすれば、ニンゲンのやってる事が異常」と言うのが論理だろう。異常行動は異常な認識による、異常かどうかはニンゲンが決めるのではなく、自然を基準にして決めた方がいい‥
    そんなことを布団の中で考えていたので、半ボケの自分はつい聞いてしまった。
  景気が悪いからと、経済対策で、国は借金してお金を使い、お金が無ければ、国の銀行がお金を印刷する。
  タヌキでもやらないような事を世界の国々ががやり、主要国は借金まみれで子孫にツケを残す。
  経済競争に負けたからかと思ったら、一人勝ちしてる軍事・経済の超大国、世界のリーダーであるアメリカも(金融立国)だと借金まみれになっている。
 経済はニンゲンが食べて生きていくために生産し、消費する活動。 
 経済は生産なくして在りえない。
  こんな当たり前のことが、国会は勿論専門家からもさっぱり聞こえてこない。
 これを認知症と言ってはいけないのだろうか?
  自分が半ボケのせいか、全体も認知症や統合失調症と言ったらいけないのかと本気で考える。やっぱり、「春は曙 いとおかし?」である。
  
  
 
 
   
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刻み込みたい一文

「‥‥ いま、政党政治を外から歪める軍部や天皇制の力はない。代わってあるのが、テレビをはじめとする、マスコミという新たな権力によって扇動された世論だろう。その時代的違いは、はっきり認識しなければならない。」(4・24朝日新聞 漂流続ける政治に漠然とした不安 昭和初期と重なる。 評論家 麗沢大教授 松本健一 寄稿)
 
   見事に言い表された刻み込みたい一文だった。世界も相似形ではないか?
   大それた事を考えている人の居た事と、この寄稿文を取り上げた朝日のある一面に安   堵。
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