自国の都合優先では世界は治まらない

コロラドの乱射事件は現代社会の病理を象徴するような出来事だった。

世界の覇権国であるアメリカの国民は、ほぼ人口と同数の3億丁からの銃を保持し、 年間3万件の銃による殺人が起きていると言うから、1日平均30件の殺人事件が発生していることになる。(ちなみに日本の昨年は年間8件 )               

アメリカでは護身用として銃の保持が余儀なくされ 、法的にも認められ銃の規制は両大統領候補とも政策にもできないらしい。

国民の秩序やの安全も維持出来ない国が世界の安全を守ろうとしても簡単ではないことは、シリア・イラン・北朝鮮をはじめ世界の至る所に見られる。

問題は、自国中心の世界観とそれに基づく行動にあってそれはアメリカだけでない。それは現代の文化・文明に起因した一般的な行動様式である.                     

BSのワールドニュースは ほとんどが先進国の自国を中心とした情報ばかりで、(世界の天気予報)に至っては北半球の映像と天気だけで終わらせている。

空間認識が自分を中心に同心円的拡がるのも事実だが、己の行動は周囲や環境、国ならば、世界の客観的世界情勢の認識があっての話。

現在、アメリカはじめ世界の国々は 自国の都合で世界を認識し行動している 。歴史を見るまでもなく 論理的に行き詰まるのは当然の帰結。 

世界あっての自国であり、地球なしに 人間は生きられないことを忘れてる。                                    

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