コタツ評論

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床屋星団からフォークリフト

2016-03-01 23:05:00 | 政治
連日、アメリカ大統領選予備選挙のニュースを悩まし気に憂い気に嬉し気に「報道」する一方、民維新党ニュースは「民主の名を残すか」など、どんどん矮小化させている。「両党の政策すり合わせには難題、課題が山積だ」と。阿保くさ。民維新党の背景は、一にも二にも共産党から選挙協力の申し出があったからにほかならない。従来の殻を破り、47都道府県すべてに独自候補を立てないと志位が言明したから、ならば25%の得票率しかない自民党に勝てるか、勝負できる選挙区が出てきたので、あわてて選挙協力の主導権を握らんと岡田はしぶしぶ腰を上げたに過ぎない。

野党選挙協力のきっかけをつくった、共産党の志位や「野党再編」を仕掛けてきた小沢一郎に取材しない「報道」には何の意味もない。さらには、この選挙協力の火種を起こしたのは、シールズをはじめとする若者たちの息の長い街頭活動や国会内外へ超党派の働きかけだったことは、多少の注意を払えばだれでも察することができるはず。産経新聞の執拗かつ支離滅裂なシールズ叩きこそ、その影響力を正しく評価している証左といえるだろう。つねに「敵」のほうが「味方」より、よく理解している。「敵を知り己を知れば、云々」とはそういうことだ。サンダースが唱導する「Enough is enough!(もうたくさんだ!)」という「政治革命」に同根の日本の呻きを汲み上げる歌声よ起これ!

というわけで、「床屋星団からの逆襲 3」を兼ねて、今夜は日本の70年代フォークです。

終わりのない歌 惣領智子


大友裕子 傷心


想い出が多すぎて 高木麻早


(敬称略)
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