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昭和歌謡魅惑のアルバム02

2019-03-04 00:00:00 | ノンジャンル
今夜は、懐かしきラテン歌謡です。まずはおなじみ、ブエナビスタソシアルクラブ版から、「キサスキサスキサス」です。男から何を問いかけられても、「たぶん、たぶん、たぶん」と気のない返事をする女子の歌です。日本なら、「べつに、べつに、べつに」でしょうか。

Quizas Quizas Quizas-Ibrahim Ferrer & Omara Portuondo


おなじみのアイ・ジョージが持ち歌にしていたラ・マラゲーニャです。「マラガの少女」というタイトルです。

La Malaguena - Gaby Moreno - 10/29/2016


昭和歌謡というなら、代表的なラテン歌謡をアイ・ジョージの歌唱で並べてみてもよかったのですが、そうはしませんでした。本格派の唄いぶりにみえて、じつは別格に思えるからです。「昭和維新の歌」のような右翼系の歌も吹き込んでいますが、「血沸き肉躍る」歌唱に思えて何かが違う。その名前のとおり、帰属性を表すマイ・ネームではなく、始まりからアイ・ジョージというオリジンなんです。

ま、そういうことを言い出せば、ほとんどのラテンナンバーはトリオ・ロス・パンチョスから始まっているのですが。

Cesaria Evora - Besame mucho - Live in Paris 2002


世界的な大おなじみ曲になったキスの歌です。「ベサメ」は「私にキスをして」「ムーチョ」は「たくさん」。作曲したコンスエロ・ベラスケスとメキシコで握手したことがあります。ゴージャスなおばあさんでした。当時、メキシコの音楽家協会の会長をしていたはずです。ポルトガル出身のセシリア・エボラ(Cesaria Evora )もラテン歌謡の大御所といわれる歌手です。

Danny Frank - Quien Sera


当ブログでも以前に紹介しておなじみの「sway」の元歌です。ダニー・フランクとは人を食った「通名」ですが、アメリカンマーケットで稼ごうとすると笑えない名前なのかもしれません。私なら、さしずめヒュー・コータッツィですか(イギリス貴族か)。「キ・エン・セラ」とは、「誰だろう?(私を愛し、私に愛される人は)」という意です。

上記4曲はいずれもアメリカを経由して入ってきた昔々の歌ですが、まだ記憶に新しいラテンヒットとしては、当ブログおなじみ、石井明美嬢のランバダを忘れてはなりません。

AKEMI ISHII LAMBADA ランバダ・石井明美 1990


素足だとさすがに短足が目立つため、下から仰ぐようなカメラアングルです。しかし、長い脚ではないほうが、むしろ色っぽいというか猥褻な感じがします。ちなみに加山雄三さんを撮る場合もローアングルを多用しますが、もちろん、猥褻な視線からではなく、ただ短足だからですね。

おまけ

Valse 'Quien Sera' - Federico Naveira & Ines Muzzopappa


(敬称略)
コメント
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