コタツ評論

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報道に過不足あり

2014-03-24 22:09:00 | ノンジャンル
かつて日本でも、IE(インターネットエクスプローラー)とブラウザシェアの覇権を争ったネスケ(ネットスケープ)創立者のマーク・アンドリーセンが、ビットコインを擁護しています。



ウェブパイオニア、ビットコインの将来に期待-投資継続へ
http://jp.wsj.com/article/SB10001424052702303495304579458214268961936.html?mod=WSJJP_hp_LEFTWhatsNewsCollection

ビットコインは、不気味で恐ろしく、オタクっぽいし、スキャンダルや欺瞞に満ちている。かつてのインターネットがそうだった(要約)

アンドリーセン氏のインターネットの比喩は、プーチンにもそのまま当てはまりますね。そのプーチンの格調高い真情溢るるクリミア併合演説です。



クリミア編入を表明したプーチン大統領の演説
http://moriyama-law.cocolog-nifty.com/machiben/2014/03/post-a8cb.html

もちろん、たとえば、チェチェン独立運動の弾圧には口を拭ってよく云うよという反発は当然です。でも、ウクライナ-クリミア問題の基礎知識として役立つし、ロシア側に民族自決の「大義」があり、NATO軍を喉元に展開させない「自衛的な軍略」を優先したことがよくわかります。

中韓の日本に対する「歴史認識問題」について、ロシアはそこに「大義」を見出していないようです。



東アジア 記憶の戦争
http://japanese.ruvr.ru/2014_03_12/269038670/

儒教文化の国々は長い歴史的記憶を、ともすればかなり政治化した形で抱き続けることにすぐれているようだ。

と皮肉り、「歴史認識問題」とは中韓が国内のナショナリズムを煽るための政治的行動、つまり「プロパガンダ」であることを「忘れるべきではない」という論説です。ほとんど同意同感できる内容ですが、東アジアという括りにおいて、日本の反駁も同列と含意していることも「忘れるべきではない」でしょう。

はたして日本にこういうナショナリズムはあるのだろうかと考え込んでしまいます。中国のグローバリズムに抵抗する台湾の学生デモは、ほとんど「準クーデター」の様相を呈してきているようです。



台湾で 学生デモが国会議場占拠したのはなぜ?!「サービス貿易協定」って何?日本メディアが報道しないニュースを徹底解剖!
http://miracletrend.com/wordpress/post-1503/

教育学者・佐藤学先生による台湾速報(2014.3.24-25)。
http://togetter.com/li/646735

中国資本によって台湾が植民地されることを怒った何万人もの学生たちが、立法院(国会)に押しかけて占拠し、立法院の中に100人が常駐してその外を1万人の学生が守る状態がすでに一週間続いています。

一週間とはいえ、国会は学生の支配下にあります。学生たちの中心は台湾大学と精華大学の学生で、この二つの大学の学長と教授の多くは学生支持を言明し、二つの大学は学生が自由に行動を行えるよう、1週間の休講を昨日宣言しました。さらに23大学の学長が学生支持を表明しています。機動隊が全国から動員されているのですが、その機動隊も非公式ながら学生支持を表明しています。すごいことが起こっています。(ツィッター要約)


(敬称略)

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