吉良 州司(きらしゅうじ)衆議院議員 大分県選出
Googleで、「日本が国家主権を主張するのは50年早い」を検索すると、23,600件(11月2日午後9時30分)がヒットする「祭り」になっています。TPP反対派の中野剛志がこういう発言をするけしからん民主党議員がいると発言したのに、ジャーナリストの岩上安身がその議員の実名をTVで暴露したという経緯らしい。鬼の首をとったように騒いでも、すぐに沈静化するでしょう。
中野剛志 視点・論点 「TPP参加の是非」
http://www.youtube.com/watch?v=8G29qFqId2w&feature=related
日本が国家主権を主張するのは50年早い
https://twitter.com/#!/iwakamiyasumi/status/131055708643917824
吉良州司
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%90%89%E8%89%AF%E5%B7%9E%E5%8F%B8
アメリカと官僚がこの国を牛耳っているのは、たいていの国民が知っていることだし、小泉自民党政権以来、そうした「体制」をむしろ国民の大多数、とくに若者の多くが積極的に支持してきました。したがって、アメリカに日本の主権が奪われているかのような、吉良州司衆議院議員の発言とそれへの批判は、実は同じ「誤解」を共有しているといえ、ほとんど同列に思えます。
これまで戦後史に繰り返されてきたアメリカへの追従と追従批判は、自ら進んで属国となった「国民的な合意」を意識無意識に隠蔽する作用を果たしてきました。日本がアメリカの「属国」だという事実より、日本国民が進んで「属国」を選んできた原事実が重要であり、ならばいま問うべきは、これからも「属国」であり続けるのかという意志決定の問題ではないでしょうか。
まあ、60年も属国をやっていると、属国でない状態が想像つかなくなっていますから、けっして理想や理念などと肩ひじ張らず、とりあえずの方向と定めて、脱原発と脱グローバリズムに一歩一歩進んでいきましょうや。具体的には、中期的なエネルギー政策として、ロシアから天然ガスを買うことにして、TPPではなくアメリカと二国間貿易交渉にスケールダウンさせましょう。
そうしましょうったら、そうしましょう。
(敬称略)
TPPへの交渉参加について僕は、「野田のどじょうさんが、鉛筆投げて決めればいい」派ですが、脱原発には賛成、脱グローバリズムには反対の反対です。