コタツ評論

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いずれちゃんと感想したい本々

2009-10-22 23:18:00 | ブックオフ本
『愚か者ほど出世する』(ピーノ・アプリーレ 中公文庫)

日本一のバカ通として著名な養老孟司が序文を書いているので買ってみた。
著者はイタリア人ジャーナリスト。近代動物行動学の大家(おおやと呼んでもおよそ意味は変わらない)であるコンラート・ローレンツ教授と出会ったことから、「どうして世の中バカばかりなのか」という疑問を深めていく。

『ミラノ 霧の風景』(須賀 敦子 白水ブックス)

絶賛されるほどの文芸なのか、かねてから疑問だった須賀敦子。当方に鑑識眼が不足しているのか、ただ相性が悪いのか。代表作らしいので結果が楽しみ。

『「文明論の概略」を読む 上』(丸山 真男 岩波新書)

『回想のビュイック8』(スティーヴン・キング 新潮文庫)



『夕暮れを過ぎて』(スティーヴン・キング 文春文庫)

この最新短編集も、キング・オブ・ホラーという称号がもはやそぐわない、ノンジャンルの佳篇ばかり。地下室に設置したエアロバイクにまたがり、幻想の道路を走り続けるメタボ男(「エアロバイク」)。911のWTCから生き延びた男が、次々に部屋に現れ、捨てても戻ってくる品々に悩まされる(「彼らが残したもの」)。高校を卒業した日の午後、ニューヨークに憧れる美しい娘が見た未来とは(「卒業の午後」)。

(敬称略)

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