オカスミレ

　今がスミレの花のピークで種類によって、開花の時期にずれがありますが、これから次第に花期が終わってゆくでしょう。季節の進行は早いです。
　このスミレは多分オカスミレと思いますが、よく似たものがあるので断定は避けます。
　カメラを地面に置いて撮影。レンズはタムロンの90㎜マクロ。
　このスミレはやや日陰になっているところが好きなようで、直射日光が一日中当たるようなところには見られません。日の当たり方一つにしても種類毎にはっきりと好みがあり、タチツボスミレなどはあちこちでよく見られるのでどこにでも咲いているようですが、実はそうではなく日当たりが悪いところにはないようです。

エノキの芽吹き

　芽吹きの遅いエノキも芽吹きが始まっていました。よく見ないと気がつかないほどの小ささです。70㎜レンズで撮っていますが、バックの雑木林がうるさくならないように絞りをＦ4にして撮りました。柔らかな光が当たっています。
　野鳥たちはツグミやシメといった冬鳥がまだ残っていて、まだ完全に春に切り替わっていません。

東高根森林公園

　藤棚のある休憩所では、桜や雑木林の新緑を愛でながらそれぞれの時間を過ごす人の姿がありました。シジュウカラやヤマガラのさえずりも聞こえてきます。

　先日等々力緑地に行った帰りに泉澤寺に寄って桜を撮っていたところ、桜の木にコゲラがやってきてこつこつと木を突いていました。この寺は自宅から1㎞ほどしか離れていませんが、こんな近くにコゲラがいるとは思いませんでした。周辺は住宅や企業の事業所がびっしりと建っていて、まとまった林はなくコゲラが棲むことは難しいと思っていたからです。寺の近くを流れる二ヶ領用水沿いには木が植栽されているので、それがコゲラの生息を支えているのかもしれません。自宅の木にもコゲラがやってこないかなと夢見ているのですが、それには木が連続的に連なっていないと無理かもしれません。