ツツジのなかに寺があるという感じで、色とりどりのツツジが植栽され手入れもよく行き届いています。掃除もされているのでしょうが、これだけよく手入れをされているとゴミを捨てる人もいないのではないでしょうか。一片のゴミも落ちていない気持ちの良い境内でした。
ツツジ寺として知られている川崎市宮前区にある等覚院に行ってきた。昨年は行くのが少し遅く花期が終わりに近づいていたので、今年は花期を逃さないように出かけた。花は調度満開で、光も薄曇りで時々日が射すという絶好の条件だった。オオムラサキなど遅咲きのツツジはまだこれからというところなので、もうしばらくは楽しめそうだ。
昨日は快晴だったので、花の撮影にはあまり向かない光というわけでそれなら新緑と、目を上に向けて歩いた。リョウブ(リョウブ科)は写真のように特徴的な葉の付き方をしているので、見分けやすい。木の膚はシャラに似た色合いをしている。私が使っている図鑑の冨成忠夫さんの解説によると木の膚が美しいことから、床柱にも使われているという。
ホトケノザやシュンランなど春一番に咲く草花に続いて、チゴユリやホウチャクソウというユリ科の花が咲き始めた。チゴユリもうまく写そうとするとなかなか難しい花です。花は一株に一つの花しかつけませんし、しかも2㎝に満たない小さな花で地味な印象です。花は下を向いているので蕊を撮ろうとするとカメラをかなり下げないとなりません。昨日は風も少しあったので、ゆらゆらと揺れてなかなかシャッターを切れませんでした。雰囲気のある群落の写真を撮りたいと思っていますが、なかなかよい写真が撮れないでいます。
早春にモンシロチョウよりも少し小さめの白い蝶がいたら、それはツマキチョウです。毎年谷戸で見てはいましたが、季節が進むと姿を消してしまうし、なかなか止まっているところを見つけられなかったり、撮ろうとすると逃げられたりで、なかなか撮れませんでしたが、やっと撮ることができました。
ツマキチョウの名のとおり、オスの翅の表の先端には黄色い斑紋があります。そして、飛んでいるときは白一色に見える翅にはご覧のとおり複雑な模様が描かれている、なかなかおしゃれな蝶です。食草はアブラナ科とのこと。
ツマキチョウの名のとおり、オスの翅の表の先端には黄色い斑紋があります。そして、飛んでいるときは白一色に見える翅にはご覧のとおり複雑な模様が描かれている、なかなかおしゃれな蝶です。食草はアブラナ科とのこと。