遠藤雷太のうろうろブログ
何かを観たら、とにかく400字または1000字以内で感想を書きつづるブログ。




絵本地獄―千葉県安房郡三芳村延命寺所蔵
白仁成昭,宮次男
風濤社


2013/2/12

絵本としては有り得ないくらい怖いという前評判を聞いて読んでみる。
1784年に江戸時代のとある絵師が描いた絵を基に話を作っているとのこと。
手足を切り刻まれてるし、輪切りにされているし、血抜きみたいなことをされているし、怖いといえば怖い。ちゃんと次の日になっても、頭の中に絵がこびりついている。
ただ、縮刷版だったせいか、そこまで迫力を感じなかった。
200年以上前の人もこういうこと考えていて、こんなイラストまで描いていたのかと思うと逆に楽しくなってしまう。
針地獄のところで、人に混じって鬼も串刺しになっていて「オマエ、なにやったんだよ!」と突っ込みくなってしまう。
針地獄は、告げ口や悪口を言った人が落ちるらしいけど、鬼は苛めるのが仕事なんだから、酷すぎるのではないか。
ちゃんと子供は怖がるんだろうか。

※画像は縮刷版じゃないほう。

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