遠藤雷太のうろうろブログ
何かを観たら、とにかく400字または1000字以内で感想を書きつづるブログ。




采配
落合博満
ダイヤモンド社


2013/2/5

こういう本は、読んでいる時には「おおっ、なるほど!ためになる!」と思うんだけど、読み終わる頃には大体忘れてしまっている。
友達の少ない自分としては「孤独に勝てなければ、勝負に勝てない」という言葉くらいは大事にしたい。
また、「プロ野球にとって一番の財産は選手である」という言葉は、日ハムの元球団代表が著書で書いていた「Fan Service first」と比較すると面白い。良い悪いの話ではなく、やっぱり現場の人なんだなと思う。
WBCの監督を断った話の理屈はよくわからなかったけど、出場したいかしたくないかを事前に選手へアンケートをとったほうがいいという意見には賛成。
また、選手指導で徹底したこととして「スポーツ界では長く当たり前のことのように行われてきた鉄拳指導の禁止」をあげている。
落合の言葉なのでプロ野球界でいいと思うけど、やっぱり体罰指導って普通にあるんだな。


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下荒井兄弟のスプリング、ハズ、カム。 [DVD]
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2013/2/4

TEAM NACSが5兄弟となり、父親の10回忌に集まるという話。
長男に「結婚相手候補」と「五男の婚約者」を混同させるなど、いかにもドタバタしたシチュエーションコメディになりそうな雰囲気はあるけど、導入部に軽く触っただけ。
長男の話は序盤で決着がつき、中盤あたりで脚本の推進力はなくなってしまうんだけど、そこからがナックスの本領という感じがしないでもない。
脚本のエンジンが止まっても役者陣がオールで船を前進させていく感じ。力強い。
終盤にはちゃんと伏線の回収もあってまとまっている。
あとは、かなり自分勝手なことを言ってるヤスケンが、それでもかっこいいという理不尽な役者力を発揮していたり、音尾琢真が演じるチンピラのガチハマリぶりが見どころ。
特典映像が120分もあるらしいので、こちらも見てみたい。

※あの落ちるやつ楽しそうだった。

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人生はビギナーズ [DVD]
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2013/2/1

・75歳でゲイをカミングアウトした父親と、彼の人生に思いを馳せつつ自らの恋愛と向き合おうとする息子を描いた話。
・こんなに軽やかに「性」と「愛」、「死」と「人生」について語られていいもんだろうか。どんだけ包容力があるんだ。上品過ぎる。
・「新しいことを始めるのに年齢なんて関係ないんだ」というメッセージは陳腐。でも、いいんじゃないかとちゃんと思える。
・喜劇だと思い込んでいたので不意をつかれた感じ。
・逆にコメディ要素は全然なかった。
・親が息子に「私はゲイだ」って言った予告編はおもしろかったけど、コメディ的にはそこが最高点。しかも、そこすらそんなに笑える演出をしちゃいない。
・コメディ要素を捨てたからこそ、出てくる味わいもあったと思う。
・「恋をしている父さんを初めて見た」。そりゃそうだ。
・犬が案外いい演技をしていない件を除けば、かなりの感動作。
・演劇だと「わが町」の感じに一番近い。衝撃的なシーンは何ひとつないんだけど、しみじみできる。
・ゲイの周りには必ず人間ドラマがある。実際のところはどうなのかしらね。もっとドロドロしているもんなのかしら。
・父親と息子の関係も面白いけど、それぞれの恋人との関係のほうが面白い。
・息子がどうでもいい質問をドンドンして、彼女が答えていくところとかもいいシーン。
・行くのか行かないのか、別れるのか別れないのか、そんな描写が丁寧。生々しく、切ない。そして結構うらやましい。
・父親の最期のあり方が大人すぎる。憧れるけど、そこにはファンタジーが含まれていそう。
・現実にはそんなにキレイに人生を終わらせられないはずだけど、目標であることには違いない。
・父と母のエピソードがほんとにもうどうにもならないくらい救われない。
・サントラほしい。音楽もかなり仕事してる。
・脚本監督はマイク・ミルズ。覚えておきたい。
・登場人物の肉声が聞ける字幕がオススメ。

※以上の感想をかなり酔っ払った状態でしました。あしからず。


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