ドラマのとびら

即興の劇や身体表現で学ぶ、教える、浮き沈みの日々とその後

新しい一週間

2024-04-22 08:49:02 | 子どもと学ぶ
4月から、二番目の孫Oちゃんが小学校に。
私は月・水・金の3日間、放課後のお世話をすることになった。

私の生活が一変し、なかなか忙しい。
ボランティアも相変わらず続けている。

月曜日は、午後Oちゃんの家へ。
まだ通学が危ういので、途中まで出迎えに行く。

火曜日は、月に一度、午後にボランティアがあるが、基本的にフリー。

水曜日は、午前にボランティア、午後はOちゃん。Oちゃんの英語塾にも付き合う。

木曜日は、夕方から小学生のSちゃんのお世話。

金曜日は、午後Oちゃん。Oちゃんをサッカーのスクールに送って、そのあとは小学生のSちゃん。

土曜日の午前中は、孫の従姉妹で中学生のSちゃんと英語のお勉強。

日曜日は、フリーなので、ワークショップに行ったり、観劇・コンサートなど諸々。

テュラテュラテュラテュラテュラテュララ
友だちよ、これが私の
一週間の仕事です

まあ、仕事ではないのだけれど。
子どもと一緒に居るのは、疲れるけれど面白い。
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ファミリーサポート Sちゃんとのてんやわんや その4

2024-01-14 18:58:19 | 子どもと学ぶ
Sちゃんに大きな声で怒ってしまった。

その日は風邪気味で調子が悪かった。
本当のところ、Sちゃんの世話という気分ではなかった。
けれど、その日の朝になって「今日はできません」と言われても、Sちゃんのお母さんは困るに決まっているし、頑張ればなんとかなるかと思って、いつも通り学童へ迎えに行った。

仲良しのNちゃんが給食袋と体操服の袋と筆箱を持ってきてくれた。
私は体操服の袋を持ち、筆箱をその袋に入れた。
Nちゃんも一緒に帰る途中、Sちゃんは反射タスキをランドセルから出してほしい、と言う。
ランドセルのフタを開けるが、どこにあるか分からない。
「どこ?」「筆箱の入っているところ」って。
筆箱は体操服の袋に入っているから、ランドセルにあるわけがない。
「自分で出して」と言ったら、ランドセルを降ろしてNちゃんのほうへ行ってしまった。
ランドセルに入っているものを取り出して、ようやくタスキを見つけて渡す。
この時点で、私はかなり頭に来ていた。
出したものを入れて、「ランドセルは自分でもって」というと
「いや!もって!」と叫ぶ。

私はその場にランドセルを置いて歩きだした。
「もって!」と叫ぶけれど無視した。
するとNちゃんが持ってくれたのだ。
「Nちゃんはやさしいな」というと
Nちゃんは「ぜんぜん重くない。平気」という。
「Nちゃんは強いな」と私。

Nちゃんと別れるときになって、またSちゃんは私に「もって!」と叫ぶ。
私は、「人にものを頼むなら、『もってください』でしょ!」と叫んでしまった。
今から思えば「もってくれますか?」だろうか、などと思う。
とにかく頭に来ていたのだ。Sちゃんに対して大声をだしたのは初めてだ。

Sちゃんが言い直したので、持つことにする。

Sちゃんはぶすっとしている。
私が大声を出したことに怒っているのか、
Nちゃんの前で私に屈服したことで、プライドが傷ついたのか。

それでも途中でお絵かき歌を歌って、機嫌を直したと思っていた。
私の家に着くと、いつもはすぐに晩ご飯だけれど、この日は椅子に座るなり寝始めた。
それで「ソファーで寝る?」というと、本当にソファーで寝始めた。
「寒い」というので毛布をかける。

結局、おかあさんがお迎えに来るまで私は声をかけなかった。
Sちゃんはずっと寝ていた。
単に眠たかったのか。ふて寝なのか。よく分からない。
よく分からないので、鬱々した気分になる。

食事をしなかったので、その日の食費はもらわないことにした。
お金のためにしているわけではない。
けれど、本人が食べなかったからと言って、食費をもらわないのは違うかも。
日頃から、おかずは3品か4品、200円では賄えない食事を用意している。
好き嫌いの多いSちゃんのために、毎回手作りしているのだ。
メニューが同じになりがちで、毎回モヤシ炒めがないと機嫌が悪いので用意するけれど、
私は連日モヤシ炒めを食べたいわけではない。
それなのに。
もやもやする。

本当は今日は預かりたくなかった。
でもそれが言えないのは、代わりの人が居ないと分かっているから。
前もって言えるときはそうするけれど。
お母さんの立場に立てば当日言われても困る。
多くの人がこの制度を知って、子どもの預かりに関与してくれると良いのだが。

学童を延長するという制度も考えられるだろうけれど、
一人っ子の多い昨今、他所のうちで自分のうちと違うことを体験するのは、
子どもにとっても良いことではないかと思う。
けれど、1対1でやりくりしなければならない大変さを今回はつくづく実感した。
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ファミリーサポート:Sちゃんとのてんやわんや その3

2023-12-06 08:17:51 | 子どもと学ぶ
Sちゃんが博多人形を壊した。

夫(Kさん)の父の遺したもので、床の間に飾ってあった。

その時、私はSちゃんに頼まれてプリキュアのキャラクターの一つをスマホで見ながら写していた。Sちゃんが自分でも描いた後、私にも描いてと言ったから。

その間のできごとだった。

Sちゃんは、「人形の手が取れた」と私のところに持って来た。
「あーっ!それKさんが大事にしているものだから、ごめんなさいを言いに行こう」
というと、「嫌!」という。そこへお母さんが帰ってきた。

事情を聞いて、おかあさんが「ごめんなさいは?」「ごめんなさいが言えない子は許さないから」というが、それでも言わない。
「壊そうと思ってやったんじゃないよね。それはふうみんも分かるよ。でも、Kさんは悲しいよ。明日まで考えておいてね」と言って、その日は帰っていった。

翌日は、会うなり「お人形を壊してごめんなさい」と言った。
家に着くと真っ先にKさんに誤った。
そうとう家で言われたのだろう。

「どうして壊れたの?」と訊くと、座布団を積んでその上に乗って遊んでいたら、座布団が崩れて人形にあたって、人形がころがって手が折れた、ということのようだった。
人形を壊そうと思ったわけではないので、「壊れた」と正直に言ったのに、謝れと言われたことが納得できなかったのだろう。
親に言われて「ごめんなさい」と言ったものの、本当に納得したかどうかは分からない。
けれど、自分にその気がなかったとしても、結果として自分のせいになることがあるという経験をひとつ積んだことになる。
所有とか財産とかの概念もまだ育っていないのかもしれないが、
いろいろな経験の中で身につけていくだろう。

この日のお迎えはお父さんで、恐縮してとても謝っておられた。
けれど、何をしでかすか分からないSちゃんの手の届くところに置いておいたこちらも悪い。
形あるものは、いつかは壊れる。

家でなら壊しても「あ~あ」ですんだかもしれない。
Sちゃんは、本当なら学童のあとすぐ家に帰ってお母さんやお父さんに甘えたいだろう。
けれど他人の家に行って、家ではできない経験を積むのも、良いことかもしれない、
と今回は思った。

夫は、博多人形の手を接着剤で直し、天井裏に収納。
かわりに青磁の花瓶を飾っている。
Sちゃんに「これも大事なものだから、壊さないようにね」というと
「私はビンは触らないから大丈夫」と言っていた。
人形だって、触って壊したわけじゃないけれどね。

でもまあ、喉元を過ぎるまでは床の間に近づかないだろう、たぶん。
単なる私の希望かも知れないが。
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ファミリーサポート:Sちゃんとのてんやわんや その2

2023-07-27 09:15:06 | 子どもと学ぶ
学童からの帰り、Sちゃんが「オシッコもらしそう」と言う。
そう言いながらも、帰り道を急ぐでもなく、相変わらずの道草。

そしてまた「もらしそう」というので、「そこらの道端でしたら」というと
本当に人通りのある道でパンツをぬぎそうになる。
「せめて木の陰に隠れるとか」と言ってみたものの、隠れられる木のあるところは通り過ぎてしまった。
「もうがまんきない」というので、仕方なくコンビニに入ることに。
交通量の多い道沿いにあるので、本当はその道は通りたくない。
ただでトイレを借りるのは申し訳ないと思い、Sちゃんがトイレに入っている間に目についたものを買う。

トイレから出てくると「おなかすいた。何か買って」という。
ちょっと強めに「買わない」という。
コンビニを出て「二度とここには来ないから、学童を出る前にちゃんとトイレに行っておいてね」という。

「この道は車がたくさん通るして、歩くのはとても危ない。Sちゃんは、私と手をつないで歩かないで、あっちこっちへ行くから危なくて心配で、この道は通りたくない。だから、これからは家に帰るまでトイレに行けないからね。」

「ふん!」と横を向く。「ふうみんなんか嫌い!」という。
けれど、Sちゃんはちゃんと分かっている。
もう二度とコンビニのトイレに寄ることはないだろう。

すぐふくれるし、気に入らないと喚くけれど、すぐ機嫌をなおす。
根に持たない。

おかあさんに、万一に備えてパンツを預からせてもらうようお願いした。
交通事故に遭うぐらいなら、オシッコを失敗するぐらい、なんてこともない。

Sちゃんは楽しいのだが、何に気を使うと言って、家までの1.6Kmの道中は非常に神経をすり減らす。
走りだしたり、どこかに隠れたりするのが大好きだけれど、
私は重いランドセルを持って、思うように走れない。
お願い!私の見えるところにいて。

この道中に神経をすり減らすものの、Sちゃんと一緒にいるのは楽しい。
けれど、疲れる。
疲れるけれど楽しい。

ファミリーサポートのデメリットとして、子どもを預ける側の方が「世話する側が自分の都合で休まれるので困る」というようなことを書いておられた。
けれど、受けている側は空いた時間を提供したいというボランティアの感覚。
仕事として位置づけているわけではない。

中途半端に金銭のやり取りがあるので、お金を出す側と受け取る側の感覚が違うのだろう。
私も、申し訳ないが自分の孫が最優先だ。
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ファミリーサポート:Sちゃんとのてんやわんや

2023-07-14 07:38:13 | 子どもと学ぶ
4月から週に2回、小学校1年生のSちゃんを預かっている。

夕方6時半からお母さんが帰ってくる8時までの契約。
でも実際は、Sちゃんが学童で最後になるのは嫌だというので6時前に家を出て、6時10分には学童に着く。
Sちゃんの帰りの支度が遅いときは、学童で10分ぐらいは待つ。
学童のお友達と途中まで一緒に帰りたいと言って、もっと待つこともある。
道草しながら家に帰りつくのが早いときは6時40分。遅いときは7時半だったこともある。
Sちゃんがいつもと違う道を歩きたがったり、寄り道して公園で遊んだり。

オシッコをがまんするタイプで、帰り道に「オシッコ」と言ったりするが、そのわりに道草するので、どの程度切実なのか測りかねる。
私もこれくらいのとき、とことんトイレをがまんして失敗することがあったなあ。

おしゃれにこだわりがあって、かわいいリボンのついたのやハートマークのあるのが大好き。
靴も光るのが好き。

最初、Sちゃんの来る日は朝から掃除を入念にして、買い物と食事作りと一日がかりの仕事だった。
最近は、掃除は適当。むしろSちゃんが帰ってからの掃除のほうが重要。

食事も食べるものが限られていて、好きなものが分かってきたので、Sちゃんが食べてくれるものを1品、あとは普段通りにしているので、あまり手間がかからなくなった。
Sちゃんが来る日は出かけることもままならなかったけれど、いまはお迎えに間に合うように帰れれば、1日中遊びに出かけたりする。

Sちゃんは、何品もおかずを並べても、1品しか食べない。
肉じゃが、ポテトサラダ、モヤシ炒めはどれも好物だけれど、その3つを並べても、どれか一つを飽きるまで食べて、他は食べない。
ごはんもほとんど食べない。おかずだけ。
お気に入りのおかずがなければ、ご飯にふりかけをかけてごはんだけ。

例えば、ポテトサラダだと、ジャガイモ3個分、夫も含めて3人前つくるけれど、ひとりで食べてしまう。さすがに3杯目になると遊びだす。スプーンですくい、手でペタペタと山にしたりするので、「無理して食べなくていいよ」と言うのだが、それでも食べる。

始めの頃は、食事中に立ち歩いて遊びながら食べるので、立ち歩いたら「ごちそうさま」ということにしようと決めたら、あまり立たなくなった。
大盛でおかずを出すと、そこから自分の分を取り分けるのでなく、好きなものを独り占めしてしまうので、今は分けてから出して、おかわりするようにしている。

野生児というか、屈託がなくて、やりたい放題、言いたい放題。
一人っ子でのびのび育っている。
私にも夫にも、すぐなついてくれた。

好奇心旺盛で、見慣れないものを見ると触りたがる。
そして壊す。
けれど、「これは触らないで」「これを触るときは大人と一緒に」というと、ちゃんと学習してくれる。

食事と遊びの1時間半。
Sちゃんにべったりくっついていたが、最近はレゴやパズルでひとりで遊ぶことも増えてきた。
Sちゃんが来るたびに、小さな事件がおこっていたが、それも少なくなった。

孫がひとり増えたみたい。子育てのやり直しをしているみたいでもある。
自分の子どものときは気持ちに余裕がなくて、どうだったかすっかり忘れている。
けれど今は、接触するのは限られた時間だし、時間に余裕もあるので、Sちゃんとのやりとりを楽しんでいる。
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