ドラマのとびら

即興の劇や身体表現で学ぶ、教える、浮き沈みの日々とその後

インプロと「学びの即興劇」

2007-03-05 10:06:46 | 日記・エッセイ・コラム

昨日、なほちゃんのワークショップに行ってきました。

インプロとプレイバック・シアターの違い。インプロは前にも書いたけれど、まったく架空の場面を演じます。プレイバック・シアターは誰かの語ったストーリーを演じます。

昨日のワークショップで一番印象に残ったのは、無表情で歩いたり止まったりするだけの劇。役者は心の赴くままに、動く。観客はそれを観て自分なりのストーリーをそこから紡ぎだす。場面設定すらないのに。

私がインプロから学んだ最大のことはこれかな? 「演じることは無責任でいい」ということ。お互いの関係性と、演じよう、観ようという気があれば、役者は感じることができ、観客は観たいものが観られる。

「学びの即興劇」も同じ。まったくの架空でなくテーマがあるということが大きな違いではあるけれど。表現が上手とか下手をのりこえて、劇が成立する。大事なことは、お互いがその場に集中していること。

心のどこかで演じたくないと思っていたら、何も感じられない。これは劇じゃないと思ってい観ていたら、ただバカバカしいだけ。たぶん。

プレイバック・シアターは誰かのストーリーなので演じることに責任を感じてしまうけれど、基本的には同じじゃないかと思える。感じるままに、無責任でいい。

なほちゃんは、ファシリテーターらしくないところが好感持てます。だから、みんなでその場を創っているという感じがするし、いろいろ言いやすい。

参加者と「出会ってから9年経つね」なんて会話をしていました。2~3ヶ月に一度、沖縄でワークショップを開いて、確実にファンと活動の場を広げている。私も、なほちゃんのようにやっていけたらなあと思っています。

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