ドラマのとびら

即興の劇や身体表現で学ぶ、教える、浮き沈みの日々とその後

ドラマ教育とネイチャーゲーム

2007-07-06 19:32:19 | 授業・教育

人間環境論という授業の補習をしました。

いつもは1コマ90分の授業ですが、学生さんたちの了解をいただいて、夜に2コマ連続の授業をすることに。こんなチャンスはめったにない。

そこで、ドラマ教育とネイチャーゲームを取り混ぜてみました。円座になって授業開始。

まず、自己紹介。この授業を選択した理由。「選択必修で仕方なく」「この時間が空いていたから」という理由以外に「シラバスにアレルギーと書いてあったので」というのは、ナルホドですが、「夫の授業が面白かったので」というには、驚き!そういう人も居たんだ!知らなかった!

次は、何か自分のことを紹介して、同じ人は一歩前へ。「同じ探し」をしました。結構お互いの色々なことが分かりました。血液型Rh-の人がいたり。

そして「椅子取りゲーム環境問題」。環境に関心のある人も多いとあって、日頃実行していることが色々出ました。

ネイチャーゲーム「私の木」がこの日のメインだったので、それに向けて、ブラインド・ウォークの練習。その前に、お互いの信頼感をつくる「振り子」。

ブラインド・ウォークは、教室の中に障害物をつくって練習実施。目を閉じて動いていると、教室が広く感じられること。ここまでで約80分。10分休憩していよいよ外へ。

まず目を開いたまま、色々な植物の感触や匂いを試す。そのあと、それぞれが木を探しに行く。狭い大学構内なので、あまり時間がかかりません。

しんじくんに目隠しをしてもらい、私が1本の木のところへつれて行き、しんじくんに触ってもらう。元のところへ帰って、目隠しをとり、しんじくんにその木を探し出してもらいました。この一部始終を、みんなが見守ります。

次は、みんなでやる番。早く探し出したところや、じっくり時間をかけているところやら、いろいろ。15分ぐらいで交替。また15分ぐらいで全員が自分の木を探し出しました。夜ということもあるのか、集中している様子。目隠しをゲーム感覚で十分楽しんでいるようでした。

また、教室に戻りました。「なぜその木を選んだのか。木に触ったり、目を開けて見つけたときの気持ち」をペアになった二人で話しあいました。「木でこんなに話が弾むなんて!」という声が。

締めくくりとして、「環境問題に悲観的・楽観的」「環境を考えて日頃何かを実行しているほう・していないほう」の二軸でマップ。悲観的が多く、日頃しているかどうかはいろいろでした。4~5人に、未来の環境をどう考えているかインタビューしました。

最後に、一人一言ずつ、感想を語ってもらってふりかえり。「日頃見ているPhoto_2はずなのに、木が目に入っていなかった」「木に情が移った。木を大事にしたい」「五感で環境を感じることができた」など、様々な感想を聞かせてくれました。「私の木」が、むやみと伐採されたり、ましてヘリ墜落などで折られたら、嫌だなあ。(写真は、ヘリ墜落時にへし折られた木。沖国大HPより)

授業が終る頃に、やっと打ち解けたという感じ。ああ、こんなに好評だと分かっていたら、もっと早くするのだった。でも、試験も近いからみんな真剣だったのかもしれなくて。これが4月ごろだと、みんな来てくれたかしら。う~ん、まあ、色々試してみないと分からない。

コメント
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