午後は、猛烈な睡魔に。夕べ、蚊に悩まされ、寝不足だったからか。午前中に受付や記録をしてくれたMさんが、午後から不在。
新しい人も増えたので、午後の部は好きな食べ物で自己紹介。一通り終わったころに遅刻してきた人があり、好きな色で自己紹介。
ゲーム「木こり」。この途中でまた遅刻があり、ゲーム中断。やはり受付は必要でした。まったく一人でというのは難しい。
一本の木を想像しながら、ポーズをとる。お互いの木の話をしてから、相手の木の気持ちをせりふで表現する「私の木はこれです」。
4人一組で「木のある風景」を静止画で。蝉取り。木陰でお茶。北山杉。
続いて「石炭・石油がなくなると何がなくなるか」。三人一組で、今より石油石炭が半分になったときの家庭の会話を演じる。①ガソリン代値上がり。車に乗るなという母。彼女と北海道へ車で行くという息子。間に立つ姉。突然の母の豹変に戸惑う息子の感じが良く出ていました。②失業中の父とおじが息子に節約を説く。打ち水しなければ打ち首。木綿と麻を着て、絹は着ぬの、駄洒落に大笑い。③父母と高校生の娘でドライブ。ガソリン節約で低速運転する父。お金があれば贅沢できるという娘。安いガソリンスタンドを探して結局ガソリンの無題使い。落ちがはっきりしていて、落語を見ているよう。④小学生の遠足。水筒にブリキ(アルマイト?)の弁当箱を持って行けという母と祖母に娘は反発。結局遠足に行かないで祖母に髪を切ってもらうことに。全体を通して、物のない時代を知っている世代と知らない世代の感覚の差がくっきり。若い方々が参加してくださって、本当に良かった。
ここで休憩。
このあとは、二グループに分かれて消費社会型未来と循環型未来を演じてもらうつもりでした。その前に、その二つの未来を少しイメージするために二つに分かれてディベートをと思ったのですが、テーマの提示の仕方が悪くて、うまくイメージに持っていけません。参加者の何人かは眠たい感じ。結局ディベートのみで時間となり、最後に一人一言ずつ感想を語ってもらって終わりました。
時間的にいうと、石油・石炭の話はやめて、そこに入る前に休憩。休憩後、何かゲームをして未来の話へというのが良かったと思います。最初の木のエピソードと石油の話は、未来の話なしには繋がりませんでしたから。また、都会型未来、田舎型未来とでもいうと、イメージが持ちやすかったかも。日常接している学生たちとであれば、三点セットでほぼ時間内に終わったでしょう。しかし、私と同世代の大人は、いろいろな人生を背負っていて、話したいことが多い。短く話すことは難しい。一人一言がずいぶん長くなってしまいます。もし、この世代でワークショップをするなら、ここが工夫のしどころだと分かりました。
午前と午後に区切ったのは、参加者が参加しやすいようにという配慮と、いろいろなテーマで使えることを体験してもらいたかったですが、ひとつのテーマで通したほうが深まったでしょう。これを使うという観点で参加していた人は少なかったようなので。
「とても面白い」と思った人もいた反面「いったい今日はなんだったんだろう」と未消化で終わった方もあるようで、反省点は山ほど。だからこそ、「やって良かった」と思います。それにしても、時間とお金とエネルギーをこの場に提供して下さった参加者の皆さんに、本当に感謝します。