8月1日(金):ドラマ教育について熱く語り合った飲み会
全国演劇教育研究集会
桐朋小学校・宮崎先生の公開ワークショップ。ワークショップを舞台に乗せることができるのか。それを含めて、演劇教育の中に、ドラマ教育についての重要な一石が投じられた試みでした。その実践を受けて、宮崎充治先生や渡部淳先生を囲んで、ドラマ教育について語り合ったのでした。
8月2日(土):環境教育について熱く語る若者たちと飲み会
日本環境教育学会
ゴミ問題をテーマに学生が実践した即興劇の授業内容をポスターで発表。あまり顔見知りがいない中で、ダニ友だち(ノミ友だちではありません)の島野さんに誘われ、懇親会の後、飲み会へ。彼らが自分の研究や教育について熱心に語るのを頼もしく思いながら聴いていました。
8月3日(日):即興劇ワークショップ参加者と人生を語る飲み会
日本環境教育学会の自主課題研究の一環として「沖縄と環境問題」をテーマにワークショップ。ここからが、報告です。
まずはお互い簡単な自己紹介。いつもはワークショップで“ふうみん”と名のる私ですが、環境教育学会ではどうかしらと思い「たけだ」ということに。ところが最初に自己紹介をしてくれた某教授が「孫がしんちゃんと言ってくれるので、しんちゃんで」といい、一挙にその流れに。
お互いをしりあうために、「あちらかこちらか」。「演じるのが好き、好きでない」「頭で考えるほう、体で感じるほう」など、何かにつけどちらかに偏った集団でした。私にとって印象深かったのは、「山が好きか海が好きか」は沖縄では圧倒的に海なのに、ここでは山でした。
歩きながら何かの言葉が出されたら止まってポーズ。最初はいくつかやってみて、慣れたところでそれぞれに沖縄のイメージを出してもらってポーズ。
三人一組で、「沖縄と環境」について思ったことを話す。
その中から一つ選んで静止画。グループで出た話はいろいろでしたが、静止画はいずれも基地問題がテーマ。なんと! 私の意図を見抜いたかのごとく。
基地と環境問題について、学生たちが以前に授業をしたときに作った資料を配布。沖縄国際大学にヘリコプターが墜落した事件を劇化してもらうことに。
沖縄国際大学のHPより、事故当日の様子を書いた資料を読み合わせ。墜落したヘリコプターと墜落現場を写真で見せる。ヘリコプターの大きさを紐で示す。六人一組になり、事故現場を見ただれかになって、それぞれがモノローグ。その中から主人公をひとり決め、誰かに体験を話すシーンをつくる。
ひとつのグループは、30年後。学長が退職後、保育園の園長になり、子どもたちにお話をせがまれて体験を話す。沖縄は独立国になっており、基地がさとうきび畑になっているという設定。園児たちが「へえ」とか言いながら遊びに行ってしまう様子や、妻が天国で見守っている様子など、「なるほど~」と思えました。
もう一つのグループは、ヘリコプターの破片が飛び込んで事故にあった住宅のおかあさん。モノローグのとき、その語りがとてもリアルで主人公に押されたものの、「当人としたらあまりにも衝撃的で誰かに語る気になれないだろう」となかなかシーンが決まりません。「でも一生話さないのも苦しいだろう」という語り手の気持ちから、あるワークショップで参加者に体験を語るというスタイルに。
ある問題を考えようとするとき、疑似体験をして深めるということがとても有効な手段であることを再認識しました。
プレイバック・シアターの仲間もアシスタントとして駆けつけてくれました。参加者12名の、こじんまりしたとてもステキなワークショップになりました。そのあと有志で飲み会。性別も年齢も職業も違う集まりで、人生そのものをテーマに、楽しく盛り上がりました。普通じゃ話せないような深い話もでてきて・・・。
全く違う色の飲み会に3日連続。いずれもが、とても刺激的かつ楽しい。もちろん、昼があったからこその夜の盛り上がりなのですが。でも、体力がもたないなあ。これが限界。