ドラマのとびら

即興の劇や身体表現で学ぶ、教える、浮き沈みの日々とその後

学び育つ場をつくるドラマ・即興

2011-11-24 23:15:19 | 日記・エッセイ・コラム

現在、総合演習受講中の学生の話。T君としよう。

彼は、人数調整のため第一希望ではなく私の講座に回されてきました。

彼いわく。「でも結果として良かった。この授業で学んだのは、場をつくるということ」

他の学生と自主的な学習会を開いている。やる気のある人たちが集まってるはずなのに、「次はこのテーマについて調べてくる」とやっていたら、だんだん参加率が悪くなってきた。

それで、やり方を変えた。「とりあえず一緒にご飯を食べる。言いたいことを話す。その中で出たことを取り上げてムードを盛り上げる。『いいね、いいね』と」

最近では、8割、9割が参加するようになって、しかも自分から出たことについては、積極的に調べてくるので、宿題にする必要がない。

場が整えば、人は学ぶ。そのことをこの授業を通して学んだ・・・と。そして、私は彼からそのことを教えられ、確信したのでした。ドラマや即興劇・即興表現の得意分野は、場をつくることだと。

コメント
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