ドラマのとびら

即興の劇や身体表現で学ぶ、教える、浮き沈みの日々とその後

立命館大学理科教育研究会、始動!

2015-10-06 10:33:20 | 研究会報告
表記の研究会が、4回生と卒業生が一緒になって動き始めました。
きっかけは、理科教育のための実験室をつくっていただいたことです。

2009年に希望をもって立命館大学に赴任して、最初の挫折が「実験室がない」ということでした。
生命科学部所属でしたので、もちろん生命科学部にはたくさんの実験室があります。
けれど、私が使わせていただける空きはなかったということです。
理系の研究者に実験室がないって、ありえない。

本当なら、実験室確保が私の最大の問題になるはずでしたが、介護のことがあってそれに専念できませんでした。
なのでダニはあきらめました。研究者は辞めました。器が小さかったのですね。
「ドラマ」があって、良かったです。

けれど、新しく実験室をつくっていただき、この4月から実験室で授業ができるようになりました。これまでには、いろいろな方の思いや努力や配慮があったのです。
偶然のチャンスが積み重なって実験室実現となったのですが、ひとつ思ったのは、「声をあげる」「できることをする」ことの大切さです。そうすると、チャンスが巡ったときに実現することがある。

いまさらダニの研究をしようと思わない。というか、思っても目がついていかない。視力が悪くなりすぎて。
でも、入れ物ができたら、それにふさわしい中身をつくりたくなります。

在校生だけでなく、卒業して教員になっている方も一緒に、理科教育について語る。
子どもと理科のすてきな出会いをつくりだす一つのよりどころとして、研究会が機能するといいなと思っています。
コメント
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