ドラマのとびら

即興の劇や身体表現で学ぶ、教える、浮き沈みの日々とその後

「しゃべらない」をやってみるーできそうにもないことをやってみる第2弾

2016-03-05 21:20:50 | 研究会報告
今日のワークショップは、かぜのすけのファシリテーションのもと「しゃべらない」で70分を過ごすことでした。

私は主催者でもあるわけで、最初は「みんなのようすをみているほうがいいのかなぁ」なんて思ったりしていたのですが…。

いろいろ用意されているものが気になりはじめ、小枝を手に取ってみました。するとよくしなるので、「かごでもつくれるかな」と思い始めました。やってみるとポキッと折れる。折れるとよい香りがする。「ありゃ~?、香りのする小さいオブジェみたいなものをつくって、へやにつるしたらどうかな?」

気がついたら、夢中になっていました。
一段落したところで、「あと何分かなあ」と思ったのですが、時計を見るのはこらえて「次は何をしようかな」。紙でハートを折りました。ハートが白では味気ないので、クレヨンで色塗り。これがまた、夢中になりました。

こうして夢中になっているうちに、70分があっという間に過ぎました。とても豊かな時間が持てた気がしました。

なぜ日常にこういう時間がなかなか持てないのでしょう。しゃべらない時間はあるのに。

「 」に書いたことは、「しゃべらない」という制約がなければ、独り言として出たであろうことばです。「しゃべらない」を意識するのは苦痛かと思っていたのですが、まったくそうではありませんでした。良い刺激(もの、ひと)があったからでしょうか。
コメント
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