ドラマのとびら

即興の劇や身体表現で学ぶ、教える、浮き沈みの日々とその後

石井楓子ピアノ・コンサート

2018-08-29 16:05:34 | 日記・エッセイ・コラム
びわこホールでロビーコンサートがあるので行こうとかずさんに誘われました。
「いや、やることがたくさんあってそれどころでは」と思いつつ、「たまにはコンサートも良いか」と付いていきました。

曲目は、まずベートーヴェン ピアノソナタ第22番ヘ長調 作品54
第1楽章 イン・テンポ・ドゥン・メヌエット
第2楽章 アレグレット

聞いたことはあるなと思いつつ、あまり聞きなれない曲。たぶん、かずさんがかけていたCDで聞いたのでしょう。

ロビーなので、レストランから聞こえる食器のガチャガチャが気になる。

次に、シューベルト さすらい人幻想曲 ハ長調D760 作品15
第1楽章 アレグロ コン フォーコ
第2楽章 アダージオ
第3楽章 プレスト
第4楽章 アレグロ

ロビーの(したがって同一平面の)しかも前から2列目の席で、渾身のピアニストのボディーが目の前で躍動しています。
背景は、琵琶湖とその奥には比叡山、さらに青い空と白い雲。
音のすばらしさ。決して音楽が分かるわけではないけれど、身体と魂とピアノが混然一体となって響いているような感覚。

演奏が終わって、となりのかずさんは思わず「ブラボー!」と叫び、私は思わず涙がこみあげました。

演奏会で泣くって、初めて。自分が演奏したわけでもないのに。ピアノからの、この距離が意味をもつのかも。
行って良かった。
石井楓子さんとびわこホールとピアノを作った人とシューベルトに感謝。
かずさんにも。

ピアノは、エラール モデル260 フルコンサートグランド 1927年製造 90鍵のエクストラベース付

コメント
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