ドラマのとびら

即興の劇や身体表現で学ぶ、教える、浮き沈みの日々とその後

コロナ感染対策で学校を休校にしたままで良いのだろうか?

2020-04-13 08:19:49 | 子どもと学ぶ


休校が長期化する中で、DV家庭の子どもたちへの対処が言われている。
少なくとも、学校にいる間は被害を受けずにすむのに、終日家にいるとなるとどうなるのか。
そういう子どもたちを保護するとして、ちゃんと把握できているのか。
コロナ感染対策が今ある問題をあぶりだしている。

文科省は10日、休校が長期化している子どもの学習について、電話などを活用しての指導や学習状況の把握を進めるよう、都道府県の教育委員会に通知したそうだ。
これって、どんな学習を想定しているのだろう。
計算問題や漢字の書き取りなどのドリルだろうか。
これも日頃の授業内容が改めて問われる問題だ。

孫のAちゃんは、8日9日と登校し、漢字の書き取りのプリントを持って帰ったが、
早速終わった。
あとの学習はどうなるのだろう。

週に2回ぐらい登校するなら、次のようなやり方はどうだろう。

クラスをA、B、C、Dの4つに分ける。
第一週はAとBグループは月水、CとDグループは火木に登校。
例えば月曜日の1・2時間目はAグループだけ。個別学習をしながら、その進展状況のチェックと個別指導を行う。3・4時間目はBグループも登校。Aグループと一緒に、協同学習をする。
協同学習といっても、密接を避ける方法は考えられるだろう。
給食は2グループ一緒に食べて、Aグループは帰る。Bグループは5・6時間目に個別学習。

これなら、密集、密接をさけながら授業ができるのではないだろうか。
密閉に関しては、随時換気を。
先生は、月火水木と4日間通勤してもらわなければならないけれど、金曜日は在宅勤務。
土日は休む。ラッシュを避けて、始業時間を1時間ぐらい遅らせてもよいかもしれない。
1・2時間目を9時から10時半、3・4時間目を10時40分から12時10分とすれば、それほど昼食時間が遅くならないだろう。

ちなみにサンジエゴの小学校に入らせてもらったとき、2年生だったが、午前中は100分の2コマだった。ただしこの100分内で、ほぼ10~15分毎に先生は新しい指示を出すので、
子どもたちの集中は切れない。
100分の間に、トイレに行きたい子は先生に言ってトイレに行く。

トイレには休憩時間以外、鍵がかかっていて、
事務室で鍵をもらって、また返しに行く。
だれがいつトイレに行って帰って来たか、担任と事務室を両方で把握している。
休み時間は、トイレ周辺をボランティアが見て回っているようだった。
いじめ防止だろうか?
中学校も同じ校舎なので、喫煙も関係するのか?
あるいは外部からの侵入を警戒しているのかもしれない。
私自身がトイレに行くのにいちいち鍵を借りなければならず、やっかいだった。

さて、さっきの続き。
第二週は、ACとBDの組み合わせ。
第三集は、ADとBCの組み合わせ。
これで、すくなくとも三週間に一度は、クラスメートの顔を見ることができる。
あとは、どのグループを早出にするかという組み合わせがあるので、6週あれば1サイクルが完結する。

まあ、緊急事態宣言が出てしまえば、こんなこともできないのだろう。
けれど、罰則もなく補償もないのだから、できないと決めつけるのも違うのかもしれない。
だいたい、緊急事態宣言を出しながら補償しないって、自己責任ってことだろう。
政府の責任はどこへ行った!

問題は、学校に来ていない日の子どもの行き場だ。
家庭に居場所のある子はそれで良いけれど、そうでない子に関しては学校以外の居場所を用意する必要がある。

里親ではないが、私たちのように退職して時間のある高齢者宅に預かってもらうというのはどうだろう。
その報酬は、政府が保証する。
適任者が見つかるかどうかというのがネックだけれど。

災害の時も言われたが、緊急時に役に立つのは普段の人間関係。
本当は、普段からそういう知恵を働かせておく必要があった。
コロナ肺炎の蔓延から、日頃の暮らし方を考えさせられる。

さて、今日は雨。
子どもたちは何をするのかな?
楽しみだ。
コメント
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