ドラマのとびら

即興の劇や身体表現で学ぶ、教える、浮き沈みの日々とその後

庭仕事

2020-11-16 12:54:08 | 庭仕事



毎年この季節になると菊真っ盛りの庭になる。
色とりどりの菊が咲き乱れる。
私が植えたわけではない。父の遺産だ。
雑草化していて逞しい。

春にはチューリップと水仙の庭にしようと、このところ庭仕事に精をだしている。
ようやく蚊がいなくなり(と思ったら今日は出てきた)、作業しやすい。
天気も上々。

母が亡くなり5年、家を建て替えもう3年め。
実家の風呂・トイレが狭すぎて、父を在宅で看ることができず、
母のときには間に合うようにと離れを建てたのだが、
そのために庭は日当たりの悪い場所となった。
母は母屋から離れず、母の役には立たなかったが、私の仕事場兼休憩所となっている。
すぐ南には隣家があり、南と西から陽がささない。
東側も路地を挟んで家がある。
菊は、そのぎりぎり陽が当たるところに生き残っている。

野菜作りもことごとくうまくいかない。
成功したのはモロヘイヤ、オクラ、ゴーヤ、ミニトマトぐらいだろうか。
それでいろいろ調べた結果、日当たりが悪くても育ち、手間もいらないということで、
2月ごろにジャガイモを植えることにした。
その畝づくりもしている。

ジャガイモが終われば、小松菜もしくはネギ。
次の春には、モロヘイヤ、オクラ。
オクラの種はとってある。
現在、モロヘイヤの種が成るのを待っている。
そして秋にはまた小松菜かネギ。

うまくいけば、この繰り返しでやってみたい。
時にはジャガイモを縮小して、ミニトマトを挟んでも良い。
野菜はもっぱら陽が当たりやすい東の畝。ひと畝2メートルぐらいの小さな畝が4つ。
東の畝の中でも一番南の日当たりの悪いところは、堆肥作りにあてる。

真ん中の畝の一番北は菊に占領されている。
その南側に水仙とタマスダレ、さらに南側には水仙とチューリップとミョウガを植えてみた。
ところがそのミョウガが何者かに掘り返されている。

誰だ!
何者か知らないけれど、あちこちに足跡やら堀跡やらをつけている。

真ん中の一番南、一番陽当たりの悪いところは、アジサイを植えた。

その西にさらに幅1メートル、南北に5~6メートルの花壇があるのだが、この西に離れを建てたために、父が植えたバラは枯れてしまった。
アジサイばかりが元気だったが、このアジサイのおかげでその南側に植えられたマーガレット、カキツバタなどが咲いても家の中からは見えない。
それでアジサイを徐々に小さくして、行く行くは移転の予定。

この花壇の一番陽当たりの良い北側は、小さなイチゴ畑になっている。
今年はその南側にチューリップと水仙を植えた。
来年の春、水仙とチューリップはちゃんと咲くのだろうか、楽しみ。

陽当たりの良いところを好むものは、プランターで育てることにする。
試しに、ホウレンソウを植えてみた。

これは根付きのホウレンソウを買って、小さな数枚の葉を残して植えたもの。
要するに食べ残し。

他にも食べ残しのユリネも植えた。
オニユリの花が咲くかどうか。
楽しみ。

庭仕事は父の遺したものを感じ、亡き父と対話する時間でもある。
そして、太陽と水から自身をつくる植物の偉大さに打たれる。

朝9時ごろの庭
コメント
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