バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

今日は男女中学生のち男子高校生!!

2008年08月23日 22時26分39秒 | バス運転士

今日は土曜日… 私の朝一番の仕事は、もともと乗車数の少ない路線だったので、「始発のA駅へ10分くらい前に行って、缶コーヒーでも飲むか…」と思っていた。ところがバス乗り場には、既に10名以上の中学生らしき集団が待っていた。こうなると、私のコーヒー気分は何処かへふっ飛んでしまう。その後も、続々と中学生が駅から出てきて… 発車時には40名を超え、彼ら以外の乗客も加えると49名になった。私は「まさか、土曜日の朝にこんなことになるとは…」と思った。そして、中学生の集団は途中の某公園で降りていったのだが… 一人一人が順番に両替を交えながら運賃を支払っていたので、そのバス停には5分近くも停車することになってしまった。そこから2つ先のB駅で待っていた乗客は「バスには一人しか乗っていないのに… 土曜日の朝なのに… なぜ遅れるんだ?」と思ったに違いない。

終点の某学校に到着して、折り返しA駅へ向かって発車した。その途中のB駅で、今度は高校生らしき集団が待っていた。その数16名。彼らも先程の中学生同様、某公園で降りていったのだが… 今度はプリペイドカードを使った人が多かった。しかも、某私鉄利用直後の使用だったので、運賃の割引対象となっていた。運賃表示170円のところが90円になるので、降りていく時に不思議そうな顔をしていた。私は「安くなっているんだから、あえて説明しなくてもいいか…」と思った。ところが、運賃が90円と表示されるのを後ろから見ていた一人が「なんだ、170円じゃなくて90円じゃん!」と言って、現金で90円を入れようとしたので、私はカードによる乗継割引の説明をして、170円を入れてもらった。

終点のA駅に到着して、再び某学校行きのバスとなった。発車時刻まで10分以上あったが、そこでも10名ほどの高校生が待っていた。彼らは後部座席に陣取って、ワイワイガヤガヤ… 特にうるさいというほどではなかった。他にも3名ほどの乗客があった。そして発車まで数分となった頃… ピンポォ~ンと降車ブザーが鳴った。私は「たまたま何かが押しボタンに当たったのか、誰かが故意に押したのか分からないが、とりあえず降車ランプを消しておかなければ…」と思った。が、その時! 後部座席のざわめきの中から「こいつ、フツーに押してるし…」という声が聞こえてしまったのである。当然、私はプチッと切れた。後部座席からは「間違えましたって言え」というような声が聞こえてきたが、私は「ハッキリと謝罪の声が聞こえない限り、そのままにしておこう」と思った。そしてバスは発車した。後部座席からは「最悪…」「どうすんだ…」というような声が聞こえてきたが、私は何事もなかったかのように1つ目のバス停に向かった。そしていつものように「ご乗車ありがとう…(後略)」と言った。やはり、誰も降りなかった。すると、後部座席から「すいませぇ~ん、間違えましたぁ~」という声が聞こえた。私は「間違えたじゃないだろう! さっき誰かが“フツーに押した”って言っただろうが! なぜすぐに謝らないんだ!」と怒った。後部座席は静かになった。が、発車して間もなく、バス停1つ過ぎるかどうかというあたりで、後部座席からは笑い声が聞こえてきた。私は「お前ら、反省してねぇのか! ここで降ろすぞ!!」と言いたかったが、そこはグッと我慢した。今の若い奴らは、良くも悪くも切り替えが早いのだろう(それにしても… せめて、バスを降りるまでは静かにできんのか!?)。こういう場合の私は「それとこれとは話が別」と、努めて切り替えを早くしている。だから、彼らの目的地である某公園に到着する時も、いつも通りに「ご乗車ありがとう…(後略)」と言った。最初の5人くらいはムッとした感じで黙って降りていったが、私は一人一人に対して「ありがとうございました」と言い続けた。そのせいかどうか分からないが、後の5人くらいは小声で「ありがとうございました」と言いながら降りていき、最後の一人は「すいませんでした。ありがとうございました」と言いながら降りていった。が… 「そんなことくらいで怒るなよ」と思ってるだろうなぁ… だけど… あの時すぐに「バスが発車していない時にも、降車ブザーが鳴るのかどうか気になってしまって… つい押しちゃいました」などと正直に言ってくれれば、笑って許してやったのになぁ…