バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

発車に反応するお爺さん

2019年01月22日 18時37分46秒 | バス運転士
乗降客が少ないバス停の近くを一人のお爺さんが歩いていたので、私は「バスに乗るって雰囲気ではないけれど… 発車時刻ピッタリだし… 一応、止まってみるか」と思いながらバスを止めて前扉を開けた。が、お爺さんはバス停を通り過ぎたので、私はすぐに前扉を閉めて発車…

と、その時! お爺さんが二~三歩後退してバス停の時刻表を見始めたので、私は再び前扉を開けて「乗られますか?」と問い掛けた。しかし、返事がない… そこで、もう一度「乗られませんか?」と問い掛けたところ、お爺さんは黙って手を振ったのだった… 一体、にゃんだったんにゃ???

あるバス停に一人のお爺さんが立っていたので、私はバスを止めて「お待たせしましたぁ~」と言いながら前扉を開けたのだが… お爺さんに動きが見られなかったので、私は「他系統バスを待っているのか」と思いながら前扉を閉めて発車… と、その時! お爺さんが手を挙げたので、私は「にゃんにゃらほい?」と思いながら再び前扉を開けた。

すると、お爺さんが「このまま真っ直ぐ行けば“だがや駅”へ行ける?」と言ったので、私は「えっ!? だがや駅ですか? すごく遠いですよ」と答えたのだが、お爺さんは微笑みながら歩き出したのだった… その後、地図を見てみたところ約9kmもあることが分かった。が、定期的に開催されているウォーキング企画には、多くのお年寄りが参加していて… 9kmくらいは平気で歩いているようだから、どうってことないのだろうなぁ~ いつまでもお元気で!!(どうでもいいけど、オッサンが“にゃんにゃん”言うな! 気持ち悪い…)