バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

そっちがそうなら…

2021年08月21日 19時20分49秒 | 仕分け作業(夜勤)
日々のメインイベントである仕分け作業では、腕などに装着した機械を使って、段ボール箱や封筒類を「ピッ、ピッ」と一つ一つチェックしながら、その荷物の宛先に該当する“仕分け用の大きな箱”へ入れることになっている。その箱に入らないほど大きな荷物や5.0kgを超える重い荷物には“規定外”と印刷されていて、それらの荷物は“仕分け用の大きな箱”には入れず、別の場所にまとめて置くことになっている(最近はペットボトル飲料1ケースが多いのだが、配送地域によって多かったり少なかったりする)。

先日、全く同じサイズの大きな段ボール箱が流れてきたのだが… 一つは“規定外”と印刷されているのに、もう一つはそうではなかったので「なんでやねん!? どちらかに統一しろよ!」と思った。しかも、それらの重量表示を見てみたら、“規定外”の箱は1.7kgしかなかったのに、そうでない箱は3.7kgもあったので「なんでやねん!? 逆じゃないのかよ!」と思った。果たして、それらの荷物の発送元が異なっていて基準も異なっているのか… ただ単純に担当者の入力ミスなのか…

昨夜、私が大きさや重さの異なるたくさんの荷物を「ピッ、ピッ」と仕分けしていたところ、“コンベアーから荷物を取り上げるポジション”の男性が「これ、重いから気を付けて」と言いながら、一つの荷物を棚の上に置いた。その荷物は、どう見ても“ペットボトル飲料水1ケース(もちろん規定外)”で、どう考えても10.0kg以上ありそうだったのだが… その箱に貼られていた表示は1.4kgで、規定外になっていなかったのである。これは、明らかに14.0kgの入力ミスだと思われる。

作業の終盤には、いくつかの“仕分け用の大きな箱”の中が一杯になってきて… 時には、荷物が入りきらない場合もある。そこで、前述のようなことを何度も経験していると… 「そっちがそうなら、こっちだって!」と思って、規定外ではない荷物の一つを“仕分け用の大きな箱”から抜き出して、“規定外”の場所へ移動させて「ピッ、ピッ」とやるようになるのだ。最近は、終盤でなくても、仕分け作業を少しでも楽にするため、「はい、はい! こんな大きな箱は規定外だな」と勝手に判断するようになった。多分… みんなも同じだと思うよ。ハハハ…