涼風の青き匂いに めを覚まし 菊花の庭には 葉を苅る翁
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1989年のベルリンの壁の崩壊という象徴的な政治劇で
「ワンワールド」は世界認識へと変わった。実は、そ
の序奏が、先進各国の消費・物流・サービス産業部門
が60%を上回る産業構造を取り始めたときから「ワン
ワールド」化と同時に、巨大な大陸間核弾道弾など軍
事施設や組織の縮小化がはじまっていたというのが妥
当だ。因みに、世界の一人当たりの平均GDPは$ 8,400
で、日本は$34,000 と中国の20倍、ロシアの11倍だ。そう言
った意味では「金持ち喧嘩せず」時代に入りつつある。
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ところが、国家主義の変容に伴う軍産複合体や軍事組
織という硬直した巨大な官僚的組織体のパラダイムシ
フトが円滑に進まないことが、その後、如実に示され
たのが米ソの進駐・駐留で、中東の地下化石燃料資源
利権を巡りる「法衣下の鎧」の勝利なき戦争として残
存しているばかりで、米ソ代理戦争→米国ベトナム撤
退(75年)→ソ連アフガン撤退(86年)→ソ連崩壊(
90年)→米軍フィリピン撤去(92年)となって顕れ、
極東最大の米軍基地日本(沖縄)の縮小撤退のスケジ
ュールが焦点となっている。それが普天間基地移設問
題の本質である。
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Zbigniew Kazimierz Brzezinski
これを阻害する要因を列挙すると次の様になるだろう。
(1)アフガニスタン、イラク、イラン、イスラエル
等中近東の半国家・後進国諸国の不安定と英米イ
スラエルの挑発と米欧軍の進駐。
(2)北朝鮮の貧困と軍事的脅威。
(3)中国・ロシアの軍拡、覇権、国家主義への懸念。
その前提として、オバマ米国はどの様な外交スタンス
ンに立つのか?田中宇の「沖縄から覚醒する日本」で
ブレジンスキー論文の「The global political awakening」と
民主党憲法調査「創憲に向けて憲法提言 中間報告」を
引用し「世界的な政治覚醒」による多極→「日本は沖
縄を皮切りに覚醒していき、国連中心の多極化した世
界の中で指導力を発揮する国の一つとなりうる」とす
る。尤も、田中宇が言うように、ブレジンスキーの「
東アジア共同体」構想が鳩山(民主党「沖縄ビジョン
2008」)より先駆けていたのではない。わたし(たち)
は「EU共同体」(93年)に期待を寄せるとともに、
東アジア共同体構想(このブログの名称も意識してい
る。「極東」を「ごくとう」と読ませたのは「ごくと
うごくらく」→「Go ! go!」「55」をもじった)を考え
ていたのだ ^^;。
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普天間基地
民主党の沖縄ビジョンでは、沖縄の自立を「地域主権
のパイロット・ケース」と位置づけている。地方分権
の究極的な意味は「霞ヶ関官僚制度の大幅縮小」であ
る。対米従属下の高度成長期の日本は、55年体制で
官僚制度が自民党というみこしを担いできたが、低成
長で対米従属も維持不能になる。上からの地方分権で
はなく、草の根からの革命的に地方分権を進めるとい
う路線は、米国の建国精神と通底することとなる。
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今臨時国会における沖縄普天間基地移転問題で「55
年体制の呪縛」から逃れられぬ自民党(公明党)など
の保守議員や共産党議員からの追求に、鳩山総理、岡
田外相の苦慮に満ちた答弁を見ていると、55年体制
打破を旗印にした「沖縄返還国民運動」に加わって「
総評の船」で返還前の沖縄に渡米した経験が甦った。
具体的にどの様に対処すれば良いのか自分なりに考え
てみた。
(1)辺野古湾埋め立て案は、環境、経済的側面から
から絶対反対。
(2)海兵隊専用に特化するならグアム島等の国外に
移転を米国に提案。
(3)差し迫った北朝鮮対策には、既存の国内基地や
廃港予定の空港施設の再利用を米国に提案。
(4)戦略基地としての固定化に対し「東アジア共同
体構想」のロードマップに、軍事基地縮小移転案
の提出を米国に要求する。
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尤も(1)は関空が毎年地盤沈下対策費を注入してい
る様に、メガフロート方式(『狐の孫とムーブメント』
)を良しとする立場から反対である。メガフロート式
の長所は一旦建造すれば、移動可搬が可能で、特殊な
航空母艦としても使用可能(国産開発の好機)。(3)
は元田中眞紀子外相の提案でもある。(4)は、これ
は米国防省及びオバマ政権の最も本命だと思われる。
つまりは、「東アジア共同体構想」は、米国にとって
も垂涎のビジネス(ゴールドマンサックス予測「2020
年に世界の中産階級が20億人に急増する」)として最
優先課題としているのではないかという推測だ。
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ところで、前述した、経済格差の大きさが、中国・ロ
シアの国家主義の推進力として寄与するからには『ア
ジア共同体』(=東アジア連合)の構築に当たっては
経済側面の下からの積み上げ優先運営との参加国共通
認識が重要(ナショナルマキシマムな国境或いは地租
区画的思考は出来るだけ背後に遠ざける)。その意味
では、贈与経済(『木蓮と太陽神Ⅲ』)の象徴として
「鳩山イニシアティブ」を位置付ける必要があり、特
例国家(=経済支援最優先国家)として「北朝鮮」は
扱われる必要があると改めて腑に落とす。
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朝から生け垣のいぶきの葉苅りで、目が覚めるという
朝寝坊だ。どうも普天間基地移設問題が気になりブロ
グすることになるが、大リーグが気になりスイッチを
入れると、松井秀喜が4打数3安打1ホームランでシ
リーズMVP賞を文句なくかっさらった。解説者も鳥
肌が立つという興奮が伝わり、彼女に叱られつつ、つ
いつい大声に。これで契約の継続は決定?わたしはい
うと、歳端のいった引き取り手のない素浪人 ^^;。
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シルバーに予め予約を入れおいて秋の葉苅り。黙々と
仕事している姿をみて小さな幸せを感じる。本格的な
秋がそこにあると歌を書く。「勉学」を「黄菊」「運
動」は「白菊」にたとえられる黄菊。食用にもつかわ
れる。日本の代表的な花、黄色の「キク」。花言葉は
「気高さ」。
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