極東極楽 ごくとうごくらく

豊饒なセカンドライフを求め大還暦までの旅日記

野菊と食糧自給率論争

2009年11月09日 | WE商品開発


車走する 野菊の道を 雲仰ぎ 風と話しつ 駈けていったよね 




食糧自給率論の本質は?】

食糧自給率をめぐってかびすましい。懐疑派の主張
の背景は「カロリーベースでは40%なのに、生産
額ベースでは70%
なのは農林官僚の保身策謀」が
塗り込められているという風に受け止められる。時
節がら全くの空振りでもない様に思えるが、時系列
でみる限り、食生活の変化を差し引いても自給率の
低下で、気候変動による食糧危機等の外乱の影響
大きくなるという指摘には一定の説得力がありそう
だが、ついこの前の、元ブッシュ大統領舌禍(ミス
リード)?→中南部の保守農民票欲しさのバイオア
ルコールによる穀物高騰劇の様な外乱もあるので?
一概に気象変動を言い立てるのも無理がある。

(図表)供給熱量の構成の変化と品目別カロリー自給率

資料:農林水産省「食糧需給表」






 石井吉徳

食糧の自給率の低下が問題ではない。「石油ビーク
」が問題だという説
(石井吉徳)である。石油が無
くなれば食糧危機がくることは確かなことは「ブッ
シュ舌禍」で経験済みだが、2004年の石油ピーク説
を前提にすると、石油依存の農業(食糧)と物流で
ある限り深刻な食糧問題が発生することは想像に難
くないが、この危機的予想は寧ろバネとして乗り越
えられるとわたし(たち)は考えている。

わが国の食料自給率の推移(%)

 

図 わが国の食料自給率の推移(%)

食料自給率の国際比較

図 食料自給率の国際比較


石油に依存する現代農業

図 石油依存の現代農業



新政権の農家の戸別補償制度への反発からなされる
主張ともとれる。農水省が06
年に改正発表した「
測時の食料安全保障マニュアル
」では、「国民が最
低限度必要とする熱量=1人1日当たり2千キロカ
ロリーと指定→これを分母にして昨年度の自給率を
計算し直すと食料自給率は 50.6%となる→与党民主
党の「INDEX2009」の10
年後に50%20年後に60%
→達成しているので現状で良い→農家の戸別補償制
度は不要と誘導したいのだろうか?



「穀物依存の低下」「肉食依存」という食事の変容
背景や指数分母重視?経時変化重視?何れも決定的
ではないが、政府は『食糧安全保障定義と指』を
明確にすることが重要だと思う。話しが横道に逸れ
たが、今回の金融危機で後退した「新自由主義」「
市場原理主義」や「ネオコン」の潮流に乗ったオピ
ニンオン・サイド同調者や国家官僚の増長(公務員
数削減への反動)を危惧するわたし(たち)からの
懐疑が「食糧自給率問題」の本質だろうと思ってい
る。違うか…(「
ものいい」の吉田サラダ風に)^^;。



【消熱塗料とは?】

太陽から発生する熱を運動エネルギーに変えて熱を消す新技術

ネット検索していると目に跳びこんできた。へぇ~
そんな手があるのかなと(「NEOCOAT」)
。関連
特許を早速調べると、廃ゴム→タイヤ粉砕体、ウレ
タン樹脂、赤外線遮断粒子→酸化チタン、炭酸カル
シウム、吸収ポリマー、中空体→ガラスバルーン等
(東海工業製)を舗装材としバインダー(接合剤)
を加えて舗装体としている。これらは、
JIS A 1108
準拠し圧縮試験で0.6N/mm2 以上との強度をえる。

 東海工業 

イメージ ID=000008

特許:P2009-167662
舗装およびその製造方法ならびに舗装体

【特許文献
1 】特開2004-218340
【特許文献 2 】特開2004-3158
【特許文献 3 】特開2003-138510

ヒートアイランド対策としては申し分ないのかもし
れないが、蓄熱のその先にその蓄熱エネルギを再利
用する→電気エネルギ・熱エネルギに変化できない
か→もっとその先の光エネルギを変換できないかと
いう不満が残る。というのも在職中に「光電変換型
舗装」の研究をしていたもので ^^;。




一般に栽培されている菊は和名をキク(Dendranthe-
ma grandiflorum (Ramatuelle) Kitam.)
と言い野生のも
のは存在せず中国で作出されたものが伝来したと考
えられ、菊の野生種というものはないが、日本には
キクに似た花を咲かせるものは多数あり、野菊とい
うのはそのような植物の総称として使われている。
現在では最も身近に見られる野菊のひとつが
ヨメナ
であるが、近似種と区別するのは簡単ではなく、一
般には複数種が混同されている。キク科の植物は日
本に約 350種の野生種があり帰化種、栽培種も多い。




熟田津に 舟乗りせむと 月待てば 潮もかなひぬ 今は漕ぎ出でな

                             額田王
 

舗装された道も、昔は砂利道で用事があり良く通っ
たけっと車の運転中彼女に話しかけ歌を詠む。一重
の小さな「ノギク」。花言葉は「清く、さわやか」。



 

コメント
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