極東極楽 ごくとうごくらく

豊饒なセカンドライフを求め大還暦までの旅日記

マユミと破局の回避策

2009年11月27日 | びわこ環境



疲れても 口に出さぬと 秘めたのは 過去のことかと 赤き真弓



Flag of Dubai.svg ドバイ首長国

【織り込み済みのドバイショック】

Dubai World logo

11月26日、中東アラブ首長国連邦(UAE)を構成す
るドバイで、
八百
億ドルの政府系不動産開発会社の
「ナキール」社とその持ち株会社の「ドバイ・ワー
ルド」社の債務不履行が問題
となり金融業界をはじ
めとして世界が動揺しているという。パームジュメ
イラのプールつきの高級アパート(4ベッドルーム)
の平均的な価格は、2001年に売り出し開始時が150万
ドルだったものが、07年には400万ドルまで高騰。リ
ーマンブラザーズ倒産を皮切りとした金融危機で
では10分の1の価格である40万ドルまで下落(
ドバ
イの通貨ディルハムはドルにペッグ)。




英米の金融界影響が強い、特にドバイを世界に売り
込んだのが英国の金融界だったとされるが(ドバイ
の事業戦略は彼らがつくり、世界に向けたイスラム
金融の巧妙な販売促進はロンドン金融界が仕掛けた
)、その象徴のブルジュ・アル・アラブホテルの夜
景(写真)から見る景色のよう水泡に帰した。20
年前の日本で起きたバブルと同様に、わたし(たち)
には、織り込み済みであり、その対処法も備えては
いるが、市場は当面蜂の巣を突いたことにはなるだ
ろうが冷静に行動するだけだ。




もう1つ、20年前の織り込み済みのことを。地球
温暖化の影響で気温の上昇がこのまま続くと、アフ
リカでの内戦の発生件数は2030年までに、現在より
50%以上、犠牲者は約40万人増える恐れがあるとの
予測を、
米カリフォルニア大などがまとめたという。
織り込み済みとは、温暖化→気候変動→農業打撃→
食糧紛争の頻発と。報告では「内戦が相次ぐサハラ

 ソマリア内戦

砂漠以南のアフリカの国で、81~02年に発生した内
戦の件数と気温の関係を分析。気温が1℃高い年は、
内戦の件数は4.5%、翌年に0.9%それぞれ増えること
が分かった。また、2030年までに気温は0.7~1.6℃
上昇し内戦の件数は54%、内戦に巻き込まれる犠牲
者数は累積で39万3000人増になると試算。灌漑整備
が不十分なアフリカでは気温が1℃上昇すると主要
穀物の生産量が10~30%落ちる(「
アフリカ内戦急
増の恐れ 20年で5割増」11月27日/毎日新聞
)。とこ
ろで、これへの対応は「国境なきグリーンワークス
旅団
」で開陳。






急激な円高で、「がけっぷちに立っている」。27日
朝、日本経団連の御手洗冨士夫会長は、日本経済の
現状をこう表現した。「史上最高値の79円75銭を更
新する」との見方も浮上してきた。東京株式市場の
平均株価も九千円割れ目前まで一気に急落し、9月中
間決算で見られた企業業績の回復基調も吹き飛ばす
勢いだし、10月の全国消費者物価指数(CPI)はデフ
レをさらに鮮明となり「景気の二番底」が現実味を
帯びてきたと報じた。



わたし(たち)の対処策は、「リフレ派宣言」(『
黄菖蒲と赤字国債』)で明らかにした調整インフレ
諸政策の遂行だ。即時に政府が為替に介入する(→
公的為替保険的保障)
というのが正答的行動だ。こ
れにより、米国の経済を支えつつ、その購入分を物
デフレータ等の数理工学的解析で適応させ、貨幣
を市場に流入させつつ、同時に、内需拡大政策を短
中長期に施行する。この場合、民間及び民営ででき
ない、例えば労働シフトの諸政策を政府が直接的に
施行する→『
憲法25条番号制導入にあわせ、コ
ンピュター操作の職業訓練を期間限定で実施し、労
働のミスマッチを是正するなどがそれだ。まぁ、英
米金融資本中心のグローバリゼーションを見れば明
らかだ。良くも悪くも、非実労、賭博に走る性向は、
ドルの垂れ流しという意識的な不調整インフレーシ
ョン政策で世界中を景気刺激
してきたという現実を
認めざるをえない謂わば、毒を以て毒を制する政策
だと。
おっと、これも織り込み済みだ
^^;。



続・信長の薬草園



伊吹の植物は、全山石灰岩からなる立地から好石灰
岩性植物、
白山から続く奥美濃の山並みを通って北
方系の植物はこの伊吹山から一挙に標高を下げるの
で、分布が伊吹山で限止する
。反対に暖地系の植物
群は伊吹山の山麓で北上が拒まれる。伊吹山山系は
日本海側気候がこの県境で止められ、太平洋側の温
暖な気候は岐阜県側の伊吹山山麓で分布は止まる。

 ルリトラノオ

ルリトラノオ こうしたこの地域の独立峯と北に延び
る伊吹北尾根の立地環境が植物の多様性を生み、維
持されてきたと。複雑な環境がルリトラノオ、イブ
キレイジンソウなどの固有種を生み、多様な植物社
会を誕生させた。石灰岩性の立地は高木層発達を悪
くし、低木層と草本植物層の発達を促し、植物多様
性が促進された。伊吹山山塊(山麓)は薬草も多く、
岐阜県側の揖斐川町春日地域の調査では280種類の
薬草が知られ、全植物の2割強になり
、薬草の占有
率の高い。それらの薬草は昔から、今も地域の方た
ちが健康を維持するために使われていることも伊吹
山を囲む地域の特徴。伊吹山に何故薬草が多いかは、
植物の多様性が多くの薬草を誕生させことであり、
地域の住民が巧みに利用していることに繋がる。


 日本武尊像

日本武尊が東征から都(当時は大和の国)に帰る途
中、伊吹山の魔物を征伐するために伊吹山に来ると、
伊吹山を幾重にも大蛇が取り巻いていた。そこで日
本武尊は大蛇を跨いで通り抜けようとした時、毒気
に当たって高熱を出して倒れてしまったと語られる。

 イブキトリカブト

このころは縄文時代に当たり、東日流外三郡誌によ
れば日本列島の先住民族はツボケ族を中心に次々と
漂着する中国系集団と共存していた時代でした。伊
吹山山塊にも北方系の民族が北陸道を経て勢力を伸
ばしていた。日本武尊がそれらの豪族に立ち向かっ
たので、彼らは特有のトリカブト毒で応戦したと思
われている。豪族のトリカブト毒に犯された日本武
尊は朦朧としながら山を退き、泉で養生するとされ
る古事記には居寤の清泉(イサメのシミズ)」(
岐阜県不破郡関ヶ原町玉倉部)と、日本書紀には「
居醒泉(イサメガイ)」(滋賀県米原市醒ヶ井)と
の二説があるという
。玉倉部の「居寤の清水」は鍾
乳洞に続き、伊吹山の清水を渾々と湧き出たせてい
る。一方の「居醒泉」から湧き出る水は清流となり、
そこにはバイカモ(梅花藻)が群生する。その後、
日本武尊は正気を取り戻し、岐阜県の養老を通り、
三重県の能褒野で一羽の白鳥となり大和に帰ったと
設定される。 イブキトリカブトは伊吹山の比較的
頂上付近に群落を形成。と、まぁ今夜はここまでと
し、『伊吹歴史回廊』について時折紀行日記として
打ち込んでいく予定。

 梅花藻





東の野にかぎろひの 立つ見えて かへり見すれば 月傾きぬ
 
                      柿本人麻呂  


マユミ(檀、真弓、檀弓:Euonymus hamiltonianus Wall.)
とは、ニシキギ科ニシキギ属の木。別名ヤマニシキ
ギとも呼ばれる。日本と中国の林に自生する。秋に
果実と種子、紅葉を楽しむ庭木として親しまれ、盆
栽に仕立てられることもある。落葉低木、または小
高木。雌雄異株。葉は対生で細かいのこぎり歯(鋸
歯)があり、葉脈がはっきりしている。一年目の枝
は緑色をしている。



近種のツリバナは新芽が鋭く尖っているが、マユミ
の芽は丸々としている。老木になると、幹には縦の
裂け目が目立つ。花は初夏、新しい梢の根本近くに
つく。薄い緑で、四弁の小花。果実は枝にぶら下が
るようにしてつき、小さく角ばった四裂の姿。秋の
果実の色は品種により白、薄紅、濃紅と異なるが、
どれも熟すと果皮が四つに割れ、鮮烈な赤い種子が
四つ現われる。若いころは、疲れても口に出すこと
がなかったが、言い訳がましく、厚顔無恥にも「疲
れた」を連発の今日この頃。わたしだけではない。
彼女もだ。お互いに甘えているのだが、他人はどう
見るだろうか、赤っ恥だけれど許してもらえると尋
ねる自分の心を詠う。緑紅色の「マユミ」。花言葉
は「あなたの魅力は心に」。




コメント
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