老々の 幇助をたのむ 若人も 傷む娑婆に めぎは花咲く
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【スマートガーデン構想】
冬に向かって試作ハーブ園の総括と来春のハーブガー
デンの設計の準備にかかった(『赤い山茶花と黒いマ
グロ』)。どんなものを目指すのか?試作菜園の延長
で、完成されたものでなく、現状のハーブガーデンを
超えていく動機を得るデザインという他ないが、映画
『ホリディ』に出てくるイングリッシュガーデンが理
想と言えなくはない。でも、現実はもっと意欲的なも
ので、低木広葉樹なども組み入れたもので、完成形が
できたときはビジネスモデルとして宣伝したいと思っ
ている。取り敢えず『スマートカーデン』(仮称)に
しようとブログしながら決めた。
冬のハーブをということでネット検索すると候補とし
て、山茶花、オケラ、 葛、七草、ヘクソカズラ、大
根、水仙、柚、蜜柑、南天、葱、赤松などが上がって
いるが、ラべンダー等の11月中に種蒔きを済ませるも
のもあり取り寄せ、直植のものは「アヤハディオ戸賀
店」で仕入れることに。生姜、シナモンはインフルエ
ンザや風邪に良いので常用することに。いずにしろ、
バジル レモングラス、ステビア、レモンバーベナ、
ンテッドゼラニウム、ジャスミン、ユーカリなどは冬
を超せないのでプランターを屋内に移動する必要があ
るがそれはやらない。
■ Lisa Randall & “ Randall–Sundrum models ”
【5次元空間をめぐって】
正直言って、毎日のブログというのはとても厄介で、
ある種の執念がなければ書けるものではない。まして
専門外(自分に専門性などがあるのかなぁと首をかし
げてしまうが)の話題や研究となると、1つ書き上げ
たところで頭の中は一時的な停止状態に入ってしまう
ことがしばしば。「2010危機説」をめぐって流言飛
語(『デジタル革命』時代は、IPやソースが明確だ
)が飛び交う。この際、箸休めのつもりで『アケビと
月遅れのさくら』の延長で『5次元空間論』と『ワー
プ宇宙論』について考察してみようと考えた。
ランドールの「5次元理論」は「余剰次元理論」の一
種。「余剰次元理論」は「ひも理論」からでてきたも
ので、万物は振動する微小なひもだと考えると3次元
でひもを振動させると振幅が宇宙規模に広がってしま
う。9次元+時間の10次元時空で振動を考える。10次
元時空の振動だときれいに振幅が収まるという。3タ
イプのひも理論がでてきた。このため、次元を1増や
し、11次元時空を考えると、3タイプのひも理論が統
一的に理解できることがわかった。これを「M理論」
というらしい。10次元時空の3つのひも理論は、11次
元時空の「M理論」の特殊な場合とする。10次元でも
11次元でも知覚できるのは縦・横・高さの3次元だけ
である。時間をくわえても4次元にすぎないとされる。 リサ・ランドール 異次元への招待 Part.1
残りの次元-余剰次元は、どうなっているのか。余剰
次元は巻きあげられている、というのがひも理論の答
えである。ストローを考えてほしい。ストローは遠く
から見ると一次元の線に見えるが、近くで見ると円筒
形をしており、長さにくわえて円周というもう一つの
次元をもっている。余剰次元はストローの円周方向の
ように巻きあげられているというわけである。余剰次
元が本当にあるのかどうかはわからない。10次元にし
ろ、11次元にしろ、そう考えると式がきれいにまとま
るという数学の都合の話であって、実証されたわけで
はないのだ。だから、ひも理論でノーベル賞をとった
学者はいないとされる。 リサ・ランドール 異次元への招待 Part.2
9次元+時間、もしくは10次元+時間であっても、3次
元+時間と見なせることを、ランドールはニュートン
万有引力の法則を例に説明する。引力は距離の二乗に
反比例して弱まっていくが、これはホースで水をまく
と、距離の二乗に反比例して水がまばらになって、距
離の二乗になるのは、水のまかれる面積が二乗で増え
ていく様に水はまばらになっていく。重力も距離の二
乗に反比例して弱まっていが、もし余剰次元が巻きあ
げられていなかったら、重力は距離の8乗とか9乗で急
激に弱まっていただろうと説明する。 リサ・ランドール 異次元への招待 Part.3
しかも、この記述は重力が他の3つの力に較べて桁違
いに弱い理由を解明した5次元理論の伏線となってい
る。『ワープする宇宙』が長いにはそれだけの理由が
あるという。「ブレーン世界」理論を基礎として、3
次元空間(+4次元目の「時間」)の世界が、5次元
目の歪曲した(warped)「バルク」(Bulk)と呼ばれ
る空間に漂う、薄い「膜」(Brane)であり、他にも別
の世界(ブレーン)が存在し、そのブレーン間を重力
子が行き来しているため重力が他の力と比べて弱いの
かを説明できるという。 リサ・ランドール 異次元への招待 Part.4
手前味噌だが、認識活動における次元取りには「3次
元」を「0次元」とする独自の考え方を持っている。
所謂、5次元空間(→5次元理論)は「2次元」とな
り「認識のばらつき」ということになる。さて、サラ
ンドール理論が、2008年にジュネーブのCERNで稼働す
るLHCで検証される可能性が取り立たされている。LHC
で陽子どうしを衝突させ、小型ブラックホールを造り
出すことができるかもしれないが、陽子が粉砕し消え
て異次元に飛び出す様子を観測できたら「超ひも理論」
に通ずる「5次元宇宙」理論が実証できたるという。 リサ・ランドール 異次元への招待 Part.5
こうして考えてみると、宇宙認識とは巨大な古代のピ
ラミッドやマヤ遺跡を残した先人達と基本的に変わら
ないということになる。現代のそれらは、LHC、LIGO、
VIRGO 等の使命として巨大な検証施設を構築している
と、そう腑に落としたとき、「科学も1つの宗教」と
いった吉本隆明の言葉が思い浮かんだ。
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言霊の 八十の衢に 夕占問ふ 占正に告る 妹相寄らむと
柿本人麻呂
メギ科(Berberidaceae)は双子葉植物に属し、多年草と
低木を含み、北半球に分布する約15属570種(大部分が
メギ属)からなる。メギ(ベルベリンを含む)、イカ
リソウ(漢方薬)、ナンテンなど薬用になるものや、
有毒なものもある。園芸用に広く栽培されるナンテン
やヒイラギナンテンのほか、イカリソウなどのように
花が美しいので山草として栽培されるものがある。昔
から洗眼にいいという「メギ」。花言葉は「情熱」。
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