極東極楽 ごくとうごくらく

豊饒なセカンドライフを求め大還暦までの旅日記

テーブルファーム巡礼の明日

2013年05月22日 | 新弥生時代

 

 

【早起きは三文の得】
 

早く目を覚まし、めずらしく朝刊を取りに行き、普段は読まないのだが二つの朝日新聞の記事が
目にとまる。

 

 北海道湧別町を襲った3月の地吹雪の中で父親が娘を抱いたまま亡くなった事故で、消防が
 父親の携帯電話の位置情報を携帯電話会社から得ようとしたが得られず、父娘の捜索を中断
 していたことが分かった。総務省は情報提供の仕組みが整っていなかったことが原因とみて、
 位置情報を速やかに伝えるルールを作り全国の消防本部と携帯各社に通知した。


 7月に環太平洋経済連携協定(TPP)の交渉入りを控える安倍政権は、市湯開放もにらん
 で農業分野などの成長戦賂づくりを急ぐ。隣の韓国では一昨年から昨年にかけ、欧州連合(
 EU)米国との自由貿易協定(FTA)が発効。サムスンなどの輸出産業を後押しする一方、
 農業では「競争力強化」を掲げる。日本の戦賂を先取りした韓国でいま、何が起きているの
 か。


1つめは、トレッキングや登山をしするている関係で遭難や事故で共通する切実な位置情報の問
題で、現在、
携帯電話の電波を中継する基地局から算出される。都市部は精度が高く、山間部は
「基地局から北
の方角に○キロの範囲」という程度になるが警察は携帯各社と個別にルールを作
り、家出入捜索などで頻繁に照会している。全地球測位システム(GPS)はより詳細な情報を得
られるが、提供を受けるには裁判官の令状が必要とされる。

 父娘捜索の経緯

 3月2日午後
 3時ごろ 父親が「車が雪にはまり動けないと親族に連絡
 6時すぎ 消防署員3人が約10キロ離れた上湧別出張所から消防車で出動‘゛。
 7時14分 消防車が雪にはまってまる。約20分後、運転可能に         
 8時50分 署員が現場周辺に到着
 9時34分 署員が軽トラック発見
 9時55分 署員が通信指令に位置情報取得を依頼
 9時56分 通信指令がNTTドコに情報提供を要請
 10時10分 「位置情報を確認する。現場で待機を」と署員に連絡
 10時51分 署員が道警遠軽署に「早く位置情報を知りたい」と伝達
 11時6分 消防が捜索中断をを決定
 11時10分 警察がKDDIに位置情報を紹介
 11時30分ごろ KDDIが警察に回答
 3日午前
 6時   警察が捜索会議で警察が捜索会議で位置情報を提示
 6時37分 捜索再開
 7時7分 父娘発見。父親既に死亡


これは、「高度情報化社会に関する法整備遅延」事例。

 

 




「工業品の輸出が伸びる一方、農業分野への打撃は限定的だった」。韓国政府は3月「韓米FT
Aの1年間の主要成果」と題した資料でこう強調した。米国への輸出額は昨年3月~今年2月に
は前年同期 より1.4%増えただけだが、関税をなくしたり引き下げたりした品目に眼れば10.4
%増えた。なかでも石油製品は29.3%、自動車部品は10.9%の大幅な増加になった。ただ、企業
からは「それほど大きな影響はない」 (韓国のサムスン電子関係者)という声も漏れる。工業

製品の輸出は伸びたが、韓国を代表するサムスンや現代自動車といった大企業はすでに米国で現
地生産をめるTPPの交渉に参加する見通しだ。TPPに入れば、韓国と同じ変化に直面するの
だろうか。内閣府の試算では、日本がTPPに入り、関税がなくなった場合、工業製品の輸出が
増える
などして国内総生産(GDP)は実質3.2兆円増える。ただ、国内の農林水産業の生産額は3
兆円減ると
いう。このため、自民党は「コメ」「麦」「乳製品」「牛肉・豚肉」「砂糖やデンプ
ンなどの甘昧資源作物」
の5品目について、関税撤廃の例外とするよう求めている。TPP交渉
参加をにらみ、政府は、打撃を受け
農家の収入を補填する仕組みも検討している。安倍晋三首
相はさらに「成長戦略」に農業の活性化を
掲げる。関税引き下げに備え、農地を集約して大規模
生産を広げてコストの削減を進めたり、海外への農産物の輸出額を倍以上にすることなどだ。た
だ、韓国もFTA対策として大規模化や輸出増を打ち出したが、めぼし
い成果は出ていない-と、
豚肉価格の下落を例に「農業開放に悩む韓国」を浮き彫りしながらこのように解説している。

ブログ掲載したように、わたし(たち)は、「歴史的自由貿易主義」をかかげ、<新自由主義的リスク>を
想定した独自スタンスにいるが、安部政権の「収入瑕疵補填」にしろ「成長戦略」は民主政権の政策スタ
ンスとかわるところがない。

このように、新聞をみてなるほどとおもうところもあったが、基本的な枠組みに関わるほどの知
見にはないことを確認したにすぎない。たまのアナログ新聞記事の研究?に「早起きは三文の得」
とのこじつけでケリをみる

 


【忘れていた本】

 




本棚を整理・整頓しているしていると借りたままになっている本を見つける。早く返さなくては。

 

 

【テーブルファーム】 

「早起きは三文の得」でも触れたが、農業の大規模経営化(スケールメリット)というより、高
付加価値化の
成長戦略の話なのだが(1)水耕栽培(脱培養土)(2)植物工場(人工光型・自
然光型)(3)高次産業
化(6次産業)(4)新種改良の流れで考えていたのだが、株式会社山
善の「水耕栽培キット 畑deおやさい YVP-40」がテレビに流れていたのでおやっと思い、家庭菜
園用水耕栽培の現状をネットで下調べしてみた。というよりその前に『テーブル・ファーム』と
いう言葉を造語し、その概念固めをするために行ったというのが本当だ。「養液栽培のうち固形
培地を必要としない水耕(法)である水耕栽培(hydroponics)を応用して、従来は不可能といわ
れていた根菜類の栽培も含め園芸栽培を行うもので、培養地が軽量で可搬移動が可能なため植物
工場のように、室内で人工光型培養で肥料補給や給水の手間が少なく、手軽で育成栽培ができる
ことが特徴である」と定義することに。


ところで、この商品の構成技術を調べてみると、沖縄のモーアーサ(食用苔植物)を育成苗床と
しているのではないか?つまり、この方法を使い、苔を育成栽培しているのではないかと考え、
下記の「
水耕栽培小型栽培装置」の新規考案を調べてみた(裏情報はとっていない)。

  

特開2009-273451 モーアーサ(食用苔植物)の水耕栽培小型栽培装置

 【符号の説明】

1 繁茂複合網 2 バクテリア成育フィルター 3 紫外線殺菌灯(植物育成ランプ併設) 4
循環ポンプ 5
水位調整弁 6 穴開き散水用パイプ 7 水流あおり板 8 ストレーナー 9
循環パイプ 10 棚受け 11
脚部 12 キャスター 13 多孔板(8~10m/m) 
14 樹脂網多層床(2~4m/m) 15 流水穴開き板
(5m/m) 16 縦型細穴(1m
/m以下) 17 スポンジ板


このように考えていくと、家庭内(ホーム・ファームとするには、従来の家庭菜園が色濃く残る
ので、テーブ
ル・ファームとした)に通年農園が出来るというわけだが、このアイデアはこのブ
ログの初期に記載済みで
あるが、「デジタル革命渦論」にあっては農地という既成概念は崩れ、
<農産物産出情報>のなかにイレージング(第5則)していくものだと確信している。 従って、
現在の保守政権がイメージするところものとは、まったく異なった次元で農林水産業の「成長戦
略」をイメージしていることを改めて指摘しておきたい。 

コメント
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