極東極楽 ごくとうごくらく

豊饒なセカンドライフを求め大還暦までの旅日記

オールマウスな一日

2012年04月12日 | デジタル革命渦論

 


 一昨日から、口臭対策として歯のかみ合わせ(『口臭のない春パスタ』)を実践していたのを
歯をがちがちさせるのは耳障りだということで、特に時間稼ぎに寝ながらするのは彼女に悪い
ということでチューインガムで唾液分泌法に切り替えていたのが(医食同源辞典「チューインガ
」)、癖のもので食事や外出以外は、四六時中くちゃくちゃさせていることに慣れていまって

いる。それでどうってことないのだが早く効果が表れれることにこしたことないというわけで、
安上がりに虫歯予防、口内衛生、整腸、セロトニンや唾液分泌促進することで、揮発性硫黄化合
物などのメチルメルカプタン、ジメチルサルファイド、トリプトファン誘導体であるスカトール
やイントール、アンモニア、アセトン、エタノール、メタノール、イソ吉草酸、メチルシクロペ
ンテノロンなどを消臭してくれる。ただ、慢性鼻炎、蓄膿症、慢性気管支炎、胃潰瘍、肝炎、糖
尿病、消化器に対し有効かどうかはやってみなければわからない。兎に角、早めに寝たので今朝
は昨日の疲労から復調していた。



そこで、朝早く起きて快調に作業に入り、朝食のおにぎりを頬張りながらマイピーシーを立ち上

げているとテレビで「いつでもどこでもマウス」(上写真参考:サンワダイレクト製)が紹介さ
れていたので早速、購入のためネット下調べし、サクサクと午前中の仕事を早めに完了。それで
はと思い、図書館に借りていた本を返却に出かけると桜は満開前夜だ。よ~し今夜は夜桜見物で
酒でも飲もうと考えながら、賃貸駐車場の自動車タイヤでできた窪みの穴埋めの土砂を購入し帰
り、早速穴埋めにかかる、かかったのはよいが土砂が足らない。さらに、買いに走るがこれも、
過小見積もりとなり、業者に依頼する手配をする。しめて126キログラム、1750円+ガソ
リン代+諸経費+労賃の持ち出しだ。彼女に聞くと地主は「やめたいと思っている」との逃げの
一点張りだというし、元々ここは通り抜けできない私有地だというのに、農業用水路にかかる小
さな橋の勾配を走りきった自動車が跳ね上がり地面を堀り下げるのだが、どうしてわたしたちが
やらなきゃならないのかと問われるとその理由を答えられない。いままで、そうやってきた。自
分で、自腹で、太っ腹のように見せかけ、そうやってやってきたのだが、それは未来への小さな
贈与と心得てやってきたと。性格かな?それとも精神かな?





【薄膜半導体転写法:日本電信電話】


窒化物半導体は、優れた電子的・光学的特性に定評があり、ブルーレイプレイヤーをはじめと
する多くの光学デバイスに最適な材料である。しかし、窒化物半導体には実用上重大な短所が
ある。窒化物半導体を成長させることのできる基板の種類(酸化アルミ:サファイア)が非常
に限られているが、窒化物半導体材料をある基板から別の基板へと転写方法の開発研究が行わ
れてきた。今回、NTT物性科学基礎研究所は、窒化ガリウム系デバイスを用い、初期成長表面
にきわめて薄い六方晶窒化ホウ素層を形成し、窒化物構造の直接の機械的剥離が容易にし、剥
離後に、金属、ガラス、透明プラスチックなどの目的にあった基板へと転写できることを実証。
今回の技術を用いることにより、2μm厚といった非常に薄いGaN系半導体薄膜素子を低コ
ストで作製することが可能となり、可視光を透過し紫外線のみを効率よく吸収する特性を持つ
太陽電池の開発や200μm程度の薄い発光ダイオード(LED)の作製など、GaN系半導
体薄膜材料の応用範囲が大きく広がる。

   

 


図のような転写法はバルクから薄膜(ネオコン)さらには量子ドットへの橋渡しの量産化技術か
もしれないが、これは重要な工法だと考えている。なぜか、大気圧および真空減圧工法を合わせ
た一気通貫生産方式で、非連続のロール・ツウ・ロール生産方式が可能だ。ここでは知財集約生
産方式となり従来よりさらに非労働集約化を進めるとわたし(たち)は看ている。



昨夜につづき、さらに有機薄膜太陽電池製造に関する最新事情について考えてみたかったが朝の
元気を使い切ってしまったようだ。また明日にしよう。今日は、口臭のマウスにはじまり、ポイ
ンティングデバイスのマウスに終わり、オールマウスな一日となった感じだ。それにしても今日
もニュースに事欠かない一日でもあった。それも含め残件はまた明日に。
 

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卵殻膜で増感

2012年04月11日 | デジタル革命渦論

 



【非常用携帯熱電変換器:パワーポット】

これは昨夜の続きの環境発電、エネルギー・ハーベスティング商品の1つ。熱電対を利用して発
電するポット。下からの炎の熱とポットに入れた水による温度差で発電することで、通常の電力
供給が絶たれても、炎さえあれば発電が可能となり、携帯電話などの設備に充電ができる。非常
用の電源としての利用も考えられている。出力電圧は5V、15Vの2サイズから選べるという。







【卵殻膜で増感太陽電池】

3月に京都府で開かれた、高校生を対象にした全国最大規模の化学研究の発表会で、米子高専の
卵の膜で太陽電池を長持ちさせる研究が最優秀賞に選ばれ、卵の膜を粉末状にして太陽電池の電
極に載せることで、電池の持続力を高める成果を発表。これによると、卵の膜で太陽電池が長持
ちする性質を発見し、昨年2月から開発を続けてきた。昨夏には通常より30倍持続力のある電
池の開発に成功し、その結果を「日本学生科学賞」で発表し膜の形や載せ方で発電量などにムラ
があり、再び試行錯誤を続けたところ、膜を粉末状にして電極にまぶすと、結果が安定し、電力
量も2.5倍になるという。勿論、ここでいう太陽電池とは色素増感型太陽電池のことで、卵殻
膜の色素吸着能力(バインダー)が大きいことによるものだろうが詳しいことは、ネット上の調
べではわからない。ただこのことから推測されることは、(1)アルブミンのような複雑な3次
元構造を持つた有機化合物の色素吸着能力の評価(2)光吸収機能(光閉じ込め効果)の寄与率
の測定(3)卵殻膜構成アミノ酸組成(シスチン15.8%)の特異性の評価とその評価測定(4)
励起増感構造の解明(5変換効率の再現性と耐久性の測定などの内部構造と電気特性の解明の残
件が山積しているようだ。また、これらの研究を通じ、色素増感系と有機薄膜(ヘテロ界面接合
)系との相違性の知見に深みをませば有機エレクトロニクス総体に影響をもたらす。

  

※「廃棄物に光を!! ~で作った改良型太陽電池~卵殻膜の色素吸着特性に関する研究」国立
 米子高専、物質工学科(4C清水香穂,4C鐘撞千秋,4C遠藤茉侑,4C洞田璃茉,5C清水章皓,S1
 山本耕平)



【バルクヘテロ接合型太陽電池の最新事情】



有機薄膜太陽電池は無機半導体と比べ、上図表のように特性を持つが、変換効率5%を超え、薄膜
の内部構造と電気特性の相関に関しては未だ詳細が明らかでない。例えば、p型半導体の P3HTの
結晶性に多大な影響を及ぼすことから、p型およびn型半導体の混合薄膜内部の構造と太陽電池特
性の相関度は大きと考えられている。このように陰極(金属電極側)では(1)電荷注入の接触
抵抗=低仕事関数金属(2)励起死の失活(3)電気二重層の課題が、また、陽極(透明導電膜
側)では、(1)同じく電荷注入(2)励起死の失活(3)結晶成長の課題は太陽電池の様々な
物性の複合による発現に由来する、このため適切な複数の評価手法とした研究開発が重要となる。
と、まぁ、簡単にまとめるとこういうことになる。この先どのような道筋を辿るのかわからない
が電気特性と内部構造が解析されるこにより、一層の有機薄膜太陽電池をはじめとした有機エレ
クトロニクス関連電子機器や素子市場が発展拡大されていくものと考えられる。

 

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見せてやれ羽曳野魂。

2012年04月10日 | デジタル革命渦論

 

 



【辛うじて開幕勝利投手】



マウンドに立つダルビッシュの顔は動揺を隠せない。わずかだが玉が上ずりコントロールが定まら
ずボールが先行する。1回に川崎への押し出し四球を含む3四球に4安打を浴びて一挙4失点。2
回にも1死からイチローに右越え二塁打を許すなど1点を失い、序盤2回で5失点。それでも、レ
ンジャーズ・ボールパーク・イン・アーリントン球場の観客は「YUコール」で声援し続けた(ブ
ーイングのようにきこえるので注意がいる)。しかし、さすが打のチーム。レイジャーズバッター
の爆発力で得点をひっくり返してしまった。それに対してマリナーズは評判通りの打撃低迷チーム。
明日はイチローを先頭に汚名返上だ。

それにしても心技一体とは難しいものだ。難しいが、そこは難しく考え込まずに一球入魂、羽曳野
魂を込め決めよう!




【イタリア版食いしん坊万歳:筍とグリーピースのトロフィエ】

 

トロフィエは、イタリア北西部リグーリア州ジェノヴァで生まれた手打ちのショートパスタ。手の
ひらで4~5cm長さの細いひも状に伸ばし、左右の端がねじれた形につくる。木くず、かんなくず
の truciolo が語源。小麦粉に、水、塩、オリーブオイルを加え練る。現在ジャガイモやカボチャ
でつくるニョッキが、もともとは小麦粉と水でつくり、手で形づくっていたが、トロフィエはその
名残ともいわれるセモリナ粉にジャガイモを加えた手打ちパスタのトロフィエのもちもち感と筍
のほろ苦みが日本人はたまらない。



 

【スターリングエンジンの最新事情-デジタル革命第5則-】

先日のブログで冷凍・スターリング冷蔵冷凍機(「瞬間湯沸かし器と直流化」)を取り上げてみた。
スターリング冷凍機の構造はいたって簡単。圧力容器の中に二つのピストン(片方はそのままピス
トン、もう片方は両面に圧力差がないためディスプレーサと呼ぶ)があり、それぞれ上下に動くだ
け。中には作動ガスとしてヘリウムを封入する。ピストンとディスプレーサは上のイラストの右側
のように抜き出して見ると分かりやすい。長い柱に支えられたものがディスプレーサ、ずんぐりし
たものがピストン。ディスプレーサの柱はピストンを貫通する。下にある円板はばねの機能を持ち、
ピストン、ディスプレーサのそれぞれを支える。 中でもツインバード工業のフリースピンスターリ
ン冷凍機は有名で、(1)地球に優しい冷媒で人体に無害。オゾン層破壊や地球温暖化に影響のな
いヘリウムガスを使用(2)驚異の冷却性能蒸気圧→縮式冷凍機(コンプレッサ式)では困難であ
った-100℃の冷却温度を達成、冷却効率もCOP1.1(吸熱部温度-23.3℃/排熱部温度+35.0℃)と
ペルチェ式の約6倍
(3)軽量・コンパクト製品重量は、コンプレッサー式の半分以下の約1.7kg(
40W型)から2.3kg(80W型)(4)高精度な温度制御ON/OFF駆動ではなく、電子回路によるパワーコ
ントロールで、精密な温度制御が要求される冷凍・冷蔵分野の応用製品に最適(5)低消費電力消
費電力が40Wから80W程度で、電力事情の悪い場所でもバッテリーの使用による運転が可能だ(構
造は下図参照)。 




【符号の説明】

7 シリンダ 13 再生器 17,50,60,70 可動子組立体 18 ピストン 19,51,
61,71 電磁駆動機構(電磁機構) 20,52,62,72 可動子 22,53,63,
73 基部本体(可動子基部)23,54,64,74 内ヨーク 24 永久磁石 26,76 固
定部材(可動子基部) 35 固定子 74A,74B,74C,74D 線材 C 圧縮室 E 膨
張室 Rp ピストンの外径 Rm 可動子の外径 Rcシリンダの内径 Rs 固定子の内径 


【符号の説明】

1恒温発生装置 2フリーピストン型スターリング冷凍機 3恒温ブロック 4吸熱部 5コール
ドヘッド 6伝熱材 7変位吸収部 8温度センサ 9制御装置 10装置本体 24排熱部 
25放熱フィン 26冷凍機筐体 27熱伝導性材 28放熱ファン 29外気 30断熱材 
31インサートブロック 32,33挿入口 34ヒータ 36支持部 37冷凍機本体側取付板
38装置本体側取付板 

フリーピストン型スターリング冷凍機? しばらく、思い出せなかったのだが、半導体で超精密濃度
計の開発で温度制御(±0.05℃)に温調制御装置として神栄株式会社と技術打ち合わせした記憶が戻
ってきた、それじゃ値段さえ合えば、瞬間冷却装置があるではないか、それもペリチェリ式より有利
で解決するではないか。これで一件落着た。

  
【符号の説明】

1 スターリングエンジン発電機 2 圧縮シリンダ 3 膨張シリンダ 3’ 膨張シリンダ下部
4 回転力取出機構 5 クランクケース 6 上蓋 7 クロスヘッド 8 圧縮ピストン 9 コン
ロッド 10 膨張シリンダブロック 11 クロスヘッド 12 膨張ピストン 13 コンロッド
14 膨張シリンダヘッド 15 ヒータチューブ 16再生器 17冷却器 17’マニホールド
18、18’作動ガス通路 19膨張空間 20圧縮空間 21⊥形ヨーク 22ロッカーアーム
23 ⊥形ヨークの上部 24クランク軸 24’クランク偏心軸 25 ロッカーアームの一端
26 ロッカーアームの他端 27⊥形ヨークの下部中央 28⊥形ヨークの前端 29⊥形ヨーク
の後端 30クランク 31枢支軸(ピン) 31’空孔 32回転摺動部 33オイルシール
34軸受(ブッシュ) 35貫通孔 36通孔 37フィルタ 38側部ケース 39側部ケース
のスペース 39’バッファ空間(側部ケースのスペース) 40発電機 41ロータ 42ステ
ータ

またバイオマスを燃料に加熱スターリングエンジンを加熱すれば、熱効率が高く、外燃
機関であるために静粛性にすぐれ、定置式又は可搬式の発電機の動力源として注目され
ているが、従来のスターリングエンジンでは、次のような3つの問題がある。

1)圧縮シリンダ、膨張シリンダをそれぞれ往復動するピストン、クロスヘッドに、コ
ンロッドを介して回転力取出機構の回転動作が影響し、シリンダとの間にスラスト力が
生じスムースな往復動ができない。
2)スラスト力を低減に潤滑油を用いた場合は、封止機構がいり、シリンダに潤滑油の
入り込み(オイル上がり)現象が生じ、ヒータチューブ内やシリンダ内で焼き付き等の
原因となり、再生器内や冷却器内に滞留してエンジン性能を劣化させる原因になる。
3)エンジンと発電機を別個に設けなくてはならず、装置構成が大きくなってしまう。

このため、上図の新規考案のような、ピストンの往復運動を回転に変換する回転力取出
機構と、圧縮シリンダが配設したクランクケースと、クランクケース上に気密的に結合
され、該クランクケースとともに膨張シリンダを形成する膨張シリンダブロックをもつ
構造において、回転力取出機構に、⊥形ヨークとロッカーアームを備え、上端が回転出
力軸に偏心して回転できるようにヨークに取り付け、下部両端はそれぞれ圧縮シリンダ
及び膨張シリンダのピストンに、コンロッドを介して連結し、ロッカーアームの一端が
クランクケースに枢着し、他端が⊥形ヨーク下部中央に枢着した構造となっている。



なるほどと考えさせられるが、そもそも、リニアモータにすれば回転に変えることは不
要で整流回路に変更するだけでコンパクトになる。フリーピストン型発電機であればコ
ンパクトは実現する(デジタル革命の第5則イレージングに該当)。これらの技術は環
境発電、エネルギー・ハーベスティングとして近年にわかに注目を浴びてきている群技
術だが新規な発想法による宝庫となりつつあるようだ



 

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空飛ぶグランドゴルフ

2012年04月08日 | 医療健康術

 








 
 
    まだ寒き 四月の朝の 鶯に ごそごそ起きて コーヒーを飲む

   継続は 力のもとと 教えられ 今日は グランドゴルフびよりかな 

 

椀一式



今朝はじめて鶯の鳴き声で起こされ、もっと寝ていなさいよと彼女にしかられつつ
歯を磨きネッスルのインスタントコーヒーを点てのみ教育テレビの短歌のチャンネ
ルを入れ、目玉焼きとサラダトーストを食べていると吉野檜をつかったスマフォケ
ースが紹介されていたが、丸商店といって母親の郷里で、樹皮や木材の薄皮加工技
術を専門としている古くからの製材所。懐かしくもあり、そして厳しくもあり、そ
の加工技術とそれを育んできた文化風土の深さに感銘をうける。なんだったら、一
度、伯母の実家や従兄弟の製材所と墓参りをかねて、新しい木工食器の開発の参考
にしたいので立ち寄ろうと思いつく(日程は未定)。さて、今日は自治会のグラン
ドゴルフ大会ということで審判役と会の運営手伝いでそそくさと小学校のグラウン
ドへ。そこで学んだこと。高齢で非力でも毎日楽しく訓練していれば大差なくがん
ばれるだということに「継続は力ない」と感心する。

上の写真は表彰式のワンシーン。 実はこの日の最上位成績は賞品を手渡している自治会長
というわけでそれを悪ふざけ冷やかしたりしたが春祭りがそこまで来ている。この日は写真のご
とく快晴。断念ながら審判(採点)の作業のためプレイ中の写真は都合上とれなかったが、その
代わりに短歌を描くことに。



【空飛ぶ自動車】

 

いよいよ夢が実現する。世界中で飛行自動車の開発が活発。アメリカで開発中の車
両を発表。2012年の販売開始を目指し飛行車両の研究開発を行っているTrrafugia
社。自動車と飛行機を掛け合わせた機体の実用段階に到達したという。機体は「The
Transition」と名付けられ2人乗りで道路を走行し、背面のプロペラを動力に、両
翼を広げる飛行する。車体は長さ6メートル、翼を広げた際の幅は8メートル、高さ
2メートル。重量は650キロ、安全装置としてパラシュートを搭載、車として一般道
の走行が可能だという。値段は2千5百万円前後ということだから、おいそれと手
も出せないが、近い将来、長生きしていたら乗れるかもしれない。


【電子レンジ食品の最新模様】



 

電子レンジ用加工食品は電子レンジの普及拡大(97.4%:総務省2004年)とともに
2007年前後から急速に商品開発が進展し、このブログでデジタル革命の食文化分野
への展開例として、具体的な省エネ便利ツールとして取り上げだしてからだが、そ
の勢いは増している(「電子レンジ専科」)。つまり、冷凍・解凍技術と電磁波照
射技術、さらには食品科学を融合し、電子レンジの特性に合わせた食品加工法の研
究の成果として市場に出回るようになってきている。

 


今日は、気がつけば夕方になっていた。しかし、心地よい一日だった。天気がよく、
身体もほどよく動かした。お昼はひとりで、チャンポン亭戸賀店で「豆乳ホワイト
スープチャンポン麺」を初めて頂いたが大変美味かった。また、なによりも多くの
人と一緒に心を通わすことができ、アジア的共同体の心地よさを感得できたことが
大きい。マサチューセッツ大学ではじめた空飛ぶ自動車が実用化を迎えようととし
ているその大空の下で、この田園都市でグランドゴルフを楽しんでいる。テレビで
は木材の国内市場の窮地をバネして新しい試みも知ることができた。そして、木工
技法と作物改良の歴史についての三冊の本をやっと手にすることができた。これ以
上のことはまた明日にしよう。それで充分だろう。


 歴史は、人が死に直面する戦場をほめたたえはするが、生に不可欠な農耕地に
 ついて語ることを軽蔑する。歴史はまた、王の私生児の名は教えるが、小麦の
 起源については何も語らない。
                          アンリ・ファーブル


 

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死に追いやる財政危機

2012年04月07日 | 時事書評

 



「威厳ある形で人生を終えるには、こうするしかない。ごみ箱をあさるようにはなりたくない」
余りにも無防備だった年金生活者の死。厳しい財政緊縮策が続くギリシャで4日朝、通勤ラッ
シュの時間帯に悲劇は起きた。首都アテネの中心部にある国会議事堂前のシンタグマ広場。70
代の元薬剤師の男性が銃で頭部を撃ち抜き命を絶った。「未来のないこの国の若者たちはいつ
か武器を手に取り、国家の裏切り者をシンタグマ広場で吊るし上げにするだろう。1945年にイ
タリア人がムッソリーニを吊るしたように」。その後シンタグマ広場で激しい抗議活動が勃発。
事件のわずか数時間後、数百人の市民が広場に集結して抗議デモを展開。デモ隊は火炎瓶を治
安部隊に投げつけ、治安部隊が催涙ガスで応酬する事態となった。アテネ・ニュースによれば、
抗議活動はSNSなどを通じて組織された。参加者は「死に慣れてはだめだ」と書かれたスロ
ーガンを掲げて行進したと報じた(ニューズウィーク日本版 2012.4.4)。



それににてもクレジットデフォルトスワップ(CDS)とはなかなか巧く考えた債権取り立て方
法だ。サラ金の取立て業者と似つかぬ躰ではあるが、やっていることは同じ。「金返せ!」さ
もなければ「格付けを下げるぞ」と恫喝し、保険金をつり上げ、ギリシャ国債をてこに利ざや
を稼ぐという図式に世界中の衆目が集まる。元薬剤師が辿ってきた「ギリシャ事情」や「欧州
共同体事情」
解説はネット上で賑わっているので省略する。有り体に言えば、ソ連型社会主
義経済が破綻し、欧州連合・欧州共同体に乗り換えたものの自律的な経済成長を果たせぬまま、
米国発金融危機→欧州経済危機の大津波に飲み込まれてた犠牲者のひとりということになる。
この自らの死であがなう抗議に対し、わたし(たち)はどのように答えるのかが問われている。
だからこそ重い気分に支配されるのだ。

 

アップル製品の主力製造工場を運営する鴻海精密工業が、シャープの10%の株を取得し、筆頭
株主になった。鴻海精密工業は、1974年に台湾でテレビの部品をつくる小規模の企業として誕
生した。その後、パソコンや携帯電話などIT関連機器の組み立てを受託する業務分野に注力し、
それが徐々に成功を収めていく顧客選別の経営戦略があったといわれている→特定分野の1位、
あるいは2位を占める大手企業を顧客として選び、その大口顧客に対しては“献身的”と言わ
れつほどのロイヤリティを示す戦略だ。シャープは、液晶生産に関して、世界で最も優秀な技
術を持ったトップメーカーの1だったが、薄型テレビの値崩れや円高の影響によって、2012年
3月期に2900億円あまりの損失計上。しかも、国などから多額の補助金を受けて国内に大規模な
最新鋭の工場を作ったものの、サムスンなどの韓国企業(国による民族資本支援で、急速に技
術水準を高める)との競合に敗れてしまうという、経営陣に、あるいは国家政策に「油断」が
あったのだが、このことにより従業員の賃金切り下げやさらなるリストラが待ち受けている。




そのサムスン電子は、今年1-3月期の営業利益が過去最高を記録。サムスン電子が6日に発表
た今年1-3月期の売上高(連結ベース)は、暫定集計で45兆ウォン(約3兆2700億円)、営
業利
益は5兆8000億ウォン(約4216億円)に達し、売上高は前年同期比21.65%増、営業利益は
96.61
%増。前四半期比で売上高が4.9%減少したが、営業利益は9.4%増加。1-3月期はIT関連の
非需要
期に当たるが、携帯電話端末の売り上げが好調で莫大な営業利益を上げたとみられる。
とはいえ、
世の中はうまくいったもので「満つれば欠くる兆し」(易経)ということもあり予
断なきようにと思う。



社会保障事業は「負債」か「富の源泉」か

ところで、ギリシャと日本が「公的支出/高齢者向け公家族・子供向け的支出」vs「合計特殊
出生率」の相関図から似ており、老人バイアス(高齢者階層への受益偏重)だからとの批判が
ある(池田信夫blog part2「強い社会保障より効率的な社会保障を」2010.7.4)
無理矢理、ギ
リシャ、イタリアに似ているというのも変な話で出生率に社会的なバイアスを掛けているフラ
ンスはバイアスをなくすと日本と同じレベルなると容易に想像できるし、社会保障もしっかり
としたドイツもむしろ似ているわけで、年金支給条件が飛び抜けて良いギリシャと同一に扱う
のもどうしたものかと思う。年金が高すぎるというのであれば、同級生が1人当たり月8万円
+α(バイト)で都会で借家住まいで年金暮らししているのだが、賃労働ができなくなればど
うするのだろう心配している。財務規律・市場原理主義的な考える「効率的な社会保障」とい
うのも気になるところで、介護制度(政策)は無駄だから規制を緩和し市場原理(民間化)を
働かせよと主張する。民間化は良いとして「無駄を省く」「効率的に」と簡単にいうがそう簡
単に割り切れるものでもない。特別養護老人ホームなどの設備什器、職員の教育なども含めた
事業システムなどの技術水準は相当高く、空調衛生1つでもおろそかにすればホーム内感染拡
大してしまうのだ。規制緩和といえども遵法あるいはその背景の法の精神を生かさなければな
らない。「社会のごみ屑」扱いに貶めてはならない。



高齢と介護、身障と介護、医療と介護などに要するトータルの社会的費用は馬鹿にならないが、
誤解を恐れずに問題提起すると、そこに投入される技術・技能・教育レベルの高さ、投入され
る設備什器や介護用品、食事、医療薬品、雑貨消耗品の品質の高さ、さらに、投入された人的
資源は、雇用促進や国民の人生設計制度の高品位化という意味において、決して「不採算事業」
(負債分門)ではなく、巡り巡って社会の活力増進いう「富の源泉事業」だと位置づけ、国の
政府が、積極的産助すべきものだと考える。そう考えたとき、ギリシャの元薬剤師の抗議の自
殺の意味は、先ずは救済されるべきは「困窮した国民」であるべきで、その上に立った国家財
政再建策であることを教えてくれる(ドイツもギリシャで算段儲けてきたのだから、ここは積
極的に支援し、行き過ぎた金融行動を戒め「支配の経済」ではなく「贈与の経済」の力を発揮
すべきだと思うと同時に、過剰な投資金融関連の就労者をごっそりと社会福祉事業に自律的に
シフトさせるのも悪くない。そして、改めて大胆な問題提起をしたい。

チープな政策議論はもうやめにしよう。そして、いったん国家会計の負債をリセットして、新
規事業の仕事を開拓する国債をあらたに発行することで、「第三の敗戦」からの復興に立ち上
がろうではないか。その力は日本にあるはずだと。

                                      

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非水平農場の有機電子

2012年04月06日 | 新弥生時代

 

【非水平農場の進め】

地球環境を修復しながら、おいしくて健康にいい食物を得るには。世界人口が増加しつづけても人類が
飢えずに共存するには。
こうした人類の難題を解決するたった1つの方法が「垂直農場」だという。都
市生活をおくりながら、高層ビルで1年中安定して農作物を得ることができる。そのうえ、環境や生態
系の破壊をも止められると。しかし、この構想は「植物工場」で既に織り込み済み。なんだったらこの
ブログテーマの1つである「新弥生時代」「農工サ融合」を観てもらえばわかる。「知識集約型農法」
と言い換えても同じことだ。といっても、ディクソン・デポミエ著『垂直農場』を斜め読みしておく必
要はあるということで、早速ペラペラと本をめくる。そうなんだ、デジタルだ、高度情報化社会だと、
なんだかんだといっても、手めくりが一番(身体論に回帰せよ)。


結論からいうと、この農場方式は(1)年間を通して収穫できる(2)気候に関連した不作がない(3)
農業排水が出ない(4)生態系システムの回復をうながす(5)殺虫剤、除草剤、肥料を使わない(6)
水の使用が70~95%減る(7)フードマイル(輸送距離)が大幅に減る(8)食と生産の安全が管理し
やすい(9)新しい雇用機会が生まれる(10)処理水を飲み水に浄化する(11)収穫後の植物を動物の
飼料にするとこれまた良いとづくめで、農産物のPTT対策いらず?と結構なプランなのだ、いや本当。

農業が始まったときから、作物の生産は季節と結びついていたのだが、世界のどの地方でも、年間の時
期、気候のパターン、土壌の種類によって、特定の作物の収穫量が決ま
る。収穫量が最大にならないの
は、昔から、作物が成長しきったころに悪天候にみまわれるか、降水量が増えすぎる、または減りすぎ
ることによる。昔とちがって、いまはフ年間もつほどの水が地面にしみこまず、洪水がしょっちゅう起
きる。その結果、表土がおそるべき速さで失われ、収穫が近い時期の水不足によって作物が枯れてしま
うことが多いのだ。不安定な雨期の望ましくない結果として、膨大な数の農家が都会に移り住み、おも
な都心のすべてで急速にスラム化か進んでいる。自治体サービスにはますます負荷がかかり、すでに限
界を越えてしまったところも多い。水に関連することをほとんど雨期に頼っている。外の状況に影響さ
れないことのメリットは、誰の目にも明らか。農民はどんな作物も好きなときに、好きな場所で育てる
ことができ、長い期間、安定して作物を生産するすぐれた戦略であるとともに、市場の季節変動を見な
がら通常よりはるかに高く売れる時期に出荷することができる。つまり、一年間通じ間断なく生産でき
るのだと。

 

【有機電子素子が主役に】

ここでは、太陽光発電、発光ダイオード、有機エレクトロルミネサンス、有機ダイオードなどの最先端
デジタル技
術と遺伝子工学、バイオテクノロジーのフル支援応用(適用)が前提となることは間違いな
い。つまり、この
ブログすべてのテーマがここに収斂し、有機電子素子(=有機エレクトロニクス)が
主役に踊り出るだろう。そこで
冷静なオーレッドの進め』で指摘したような対応はとれているのだろ
うかとネットで下調べしてみることに。



そこで、上の図1のような劣化原因の対策として、具体的な動向をみるため山形大学、有機エレクトロ
ニクス研
修室などの技術開発状況を俯瞰してみたて驚いたことがあった。それは「有機太陽電池ワーク
ショップ」(案内
)を見たときだが、お世話になった城戸淳二教授はともかく、色素増感太陽電池開発
でお世話になっ吉田司教授(元岐阜大学准教授)が移籍し実行委員を担当していることだった。動きと
して選択と集中という意味で理にかなっている。さて『特集|有機電子素子の進化Ⅰ』で具体例として
取り上げたものは、(1)材料の高品位化:
低電圧駆動・高効率なビカルバゾリル誘導体のホスト材料で構
成した有機EL素子、(2)有機ELと液晶の合わせ表示素子:節電と高視認性、(3)輝度と寿命をトレードオフさ
せない素子構造の開発、(3)中間に絶縁層を入れた低電圧と大電流変調可能な有機トランジスタ、(4)励起子
失活防止層を設けた有機薄膜太陽電池、(5)バッテリ以外の活用が期待される有機ラジカル化合物、(6)エネ
ルギーギャップの広いイリジウム錯体青色系燐光用ホスト材料などの開発過程を俯瞰した。

 


下調べとはいえ疲れはピークに達したものの、なるほど日々開発されているのかと納得できもした。と
ころで、い
きなり高層ビル化ということもなかなか難しいだろうが、イメージが明確に設定できただけ
でも進歩だ。ぼちぼちいこうということで、わたし(たち)はこれを<非水平農場>と今日から呼ぶこと
にしよう。さて、まとめよう。垂直農場が曲がりなりに定着、普及したとして最後の課題はなんだろう。
それは、動物としての人類と植物の和解?じゃないかと思っている。こころを込めて生育する、その情
報の品位が成果物にもろに反映することを知るんじゃないかなぁと。


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サブウェイ特急のウイスキーコーク

2012年04月05日 | 現代歌謡

 

 

 

第三の敗戦の混乱は、原発再稼働を巡って揺り続けている。「安全第一、生産第二」のステッカーを全国に
貼り付けて
歩いていかなければ、戦中の無責任体制からの教訓は生かされないほどにこの国の政治は「平和
ぼけ」してしまったんだろうか
。「第三の敗戦」さえ自覚ないのか。そもそも「暫定基準」のなかには、時
間がかかる保安設備の整備があろうとも、特急料金を支払ってでも整備完備(それがだめなら、代替発電設
備を世界中からかき集めてくる←それも1年程度は要すだろうが)、その上で、運転再開するという原則を
覆えすと決断すれば(超法規的対応←その担保が「暫定基準」)、現政権の命脈は尽きたことになると思う
がいかに。


冷たいロングドリンクタイプのウイスキー・コーク (Whisky and Coke) は、ウイスキーベースのカクテル
でコーク・ハイというが実はコカコーラであってもペプシーであってもそんなことはお構いなしで飲んでい
たのだが、作り方もコークにベースを注いだりいい加減で、青臭い団塊世代のほろ酔い気分のスタイルとし
て決まっていた
。いまでいうと酎ハイからハイボールへと回帰し変遷しているようだが、同世代の矢沢永吉
は角材
代わりにロッドスチュアートばりにマイクターンさせ歌い、ぼくたちはそれを聞きながら、生き急ぐ
未生の空
疎を埋めるようにシシャモをかじりながら、あるいは丸はの魚肉ソーセージを頬張りなが流し込ん
でいたものだ。



 オレ達の出逢いを見つめていたのは
 甘くにがいウイスキー・コーク
 酔った振りしながらキッスのチャンスを
 さがしたのは本気だったからさ
 短い映画のような
 あの季節はもう帰らない




それじゃ、作詞が不得意なシングソングライターといわれる土着派ロッカー矢沢永吉のコンサートに行った
ことがあるかというと、それはない。そんな程度でいわば親しんできたのだが、25年後液晶パネルプラント
仕事で仙台の地下鉄を往復通勤していたのだが、乗降するひとたちの群れをなんとく観ているうちに、彼
「サブウエイ特急」が聴こえてきた(車内やその地下商店街で流れていたのがきっかけだったかよくわか

らないが)。すっかり、その歌詞を覚え、みごとに平和惚けした情景と、♪短い映画のような/あの季節は
う帰らない...オレ達若かったとな/いつもなにかおいかけてた(「ウイスキーコーク」)というふうに
衝突
スパークしていた。

 地下鉄には淋しい顔の奴らが
 肩を並べてすわっている
 背中に暮らしを引きずりながら
 奴らは寝ぐらに帰るただそれだけ
 エリナーリグビィーは
 そう教会で死んだそうだぜ
 でも俺は畳じゃしなねえそ
 ガラスの向こうは何も見えない闇だぜ
 何かを見つけに行くんだ




それにしても、ロックシンガーの現役寿命もずいぶん長くなった。土着派ロッカーズの矢沢は、青春の性的衝動をスト
レートに表出し続け、いまも「商品」として出し続けている。楽曲のデジタル化をはじめとしたテクノロージを高下駄と
しつつも、そのポテンシャルを維持させているエネルギーは相当なものだと感心している。 ♪ グラスの向こうで何か
が変わったと  ♪ ジェームス・ディーンは... 一人命燃やしたよ/闇に向かって突っ走るのさどこまでも...と交差し、
静かに沈着していく自分の儚さと折り合いを、いやいや、妥協は絶対するものか!と思いながらも、毎日繰り返され
る時間との闘いに疲れ、「矢沢」をクリックしている。

 

【イタリア版食いしん坊万歳:殻焼きホタテドリア】

 Doria di alla griglia capesante

具材:殼付きホタテ貝 4個、バター 大さじ3、ベシャメルソース 50g、生クリーム 50cc、グリンピ
ス 大さじ3、粉チーズ 大さじ1、残りご飯 200 g、白ワイン 大さじ3

作り方:殼からホタテ貝を取り出し、角切りにする。フライパンにバターを入れ、塩、コショウしたホタテ
貝を炒め、白ワ
インを入れ少し蒸す。汁気が出てきたら、グリンピースとベシャメルソース、生クリームを
足す。この中にご飯を入れよ
く混ぜ、粉チーズも入れる。殼につめ、針金で止め、グリルの上で焼く。焦げ
た香りがしたら出来上がり。本場イタリアではないレシピだ。日本ではお馴染みのホタテ。ホタテそのもの
は美味いのだが調理法に工夫がないため単調なアラカルトととして敬遠気味の食材。ごはんと、チーズを入
れ焼くだけでホタテと殻が丸々生きた料理に変貌する。

 

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口臭のない春パスタ

2012年04月04日 | 医療健康術

 

 

 

 

【イタリア版食いしん坊万歳:アサリと菜の花ソースのスパゲッティ】

 Spaghetti con vongole e colza soysse

具材(4人分):スパゲッティ320g、菜の花1束、アサリ(殼つき)1kg、ニンニク1片、白ワイン150cc、水100~150cc、
小麦粉 適宜(とろみ付け)、オリーブ油 大さじ2

作り方:アサリは砂出しを完全にしておく。菜の花の茎の硬い部分を切り取り、軽くゆでておく。フライパンにオリー
ブ油とつぶしたニンニクを入れて炒め、ニンニクの香りが出はじめたらアサリを入れ、小麦粉をふりかける、1~2分
炒めてから白ワインと水を入れ、ふたをしてアサリの殼が開くまで蒸す。菜の花を加え昧をととのえ、ゆでで上がった
スパゲッティと素早くあえる。なお、トマト・生クリームソース・ベースでも良い。

ところで、今の今までトマトケチャップとトマトジャムは同じものと思っていた。 そうかケチャップは玉葱、ニンニ
クと香辛料を加え、ケチャップはワインビネガー(もしくは食酢)なのか。

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瞬間湯沸かし器と直流化

2012年04月03日 | デジタル革命渦論

 

 



武田邦彦が彦根にきて講演したという(上のひこにゃんをクリック)。「『原発を知ろう』子どもたちの未来の
ために」と題し講演。原発大国・フランスと日本の原発を比較し、「フランスには地震や津波がなく、原発がセ
ーヌ川の上流にあり、電源も地下にある」「(津波で浸水した)福島原発の電源も地下にあったが、これはフラ
ンスの設計をそのまま持ってきたためだ」と指摘。「日本の原発は世界で一番危険な場所に建っている。これま
でどれほどの日本人がまじめに原発の事を考えたか」、福島の原発事故で放出された放射性物質(セシウム)の
量が、広島に落とされた原爆時の186倍だとし「被ばく地で放射性物質の量が10分の1になるには百年かかる」
「もし原発が14基ある福井県で1基でも事故があれば、彦根市も百年は住めなくなる」とか。「石油がもうすぐ
無くなるというのはうそ。石油会社が掘らないだけで、いくらでもある。あと1万年はもつ」、温暖化の原因と
される海水温の上昇は「二酸化炭素で海水温は高くならない。今、暑いのは太陽活動が活発だからだ」「地球温
暖化だと騙されているのは日本人だけ」と持論展開し、有色人種の中で日本だけが独立を保っていることにふれ
「国際社会は食うか食われるかの世界。地球温暖化防止、リサイクル推進、節電など、ぜんぜんダメで子どもの
ためにならない」「このままの生活が50年続ければ、日本は中国の属国になる」と警告したという。

 image 

学者馬鹿という言葉があるが、極端から極端に走りやすいと心得ているから別に驚きもしないが、原子力発電で
飯を食ってきて今度は宗旨替えで反核というか、転向というか騒々しいことだ。この程度なら反<反核>
の吉本隆
明の方が筋が通っていてわかりやすい。また「彦根は百年住めない」は、防災・除汚技術の推進との絡みで
語ら
なければ不安を煽るだけだし、石油枯渇説に対するゴールド説は宇宙の炭素の分散律や、推定の誤差などを語ら

なければ意味がない。もっとも、石油などは使い切ったら良いと思うし、石油採掘の限界費用などを明らかにし
ておいた方が良いと考えている。ローレンツ方程式を出すまでもなく、地球温暖化懐疑説という太陽の息遣い(
=太陽活動周期変動)をいうのでは、その影響の推定や推定方法の誤差を語らなければ、いま起きている大規模
気象変動に対する処方法は生まれないし、まして、欧米に隷属するか中国に隷属するの二分法も気に入らないし、
専門分野や非専門分野の知識を語るだけでは付加価値は生み出せないと思う。

 

 【瞬間湯沸かし器と直流化】

必要な温度と水量のお湯が自動的に沸かせる時代が押し寄せてきている。それも、一昔前ならお湯を専用のタン
クに沸かしておきそこから供給してくるというもの。どうしても冷めてしまい、自動的に追い炊き、つまり、加
熱する必要があったわけだから、スペース的にも大きくなりエネルギーのロスも大きかったというわけだ。また、
ガス炊きによる自動温水器もあるが、これもガスを着火しその火炎でもって熱交換器を加熱し給湯するため、そ
れでも、そのためのスペースも大きく、ましてガス漏れによる爆発・火災事故やガス中毒事故が絶えなかった。
また、一旦煮沸加熱し作っておいたお湯を保温ポットに注ぎ保存することや電熱器で加熱機能付きポットなども、
高周波加熱の普及とともに、急速加熱ができるようになり、加熱部とポット部が分離されることで手軽に注ぎ込
むことが可能となりました。

※下の写真のように、台所用の電子式あるいは電気式瞬間給湯器は手のひらサイズまでダウンサイジングしてき
 ている。

 

また、大量のお湯を必要とする浴槽や洗面などにも取り入れられて発展してきている(「未来の自動水栓」)。
例えば、自
動水洗トイレ用のシャワーなど温水化システムなどもそれで、自動水洗などにも組み込まれ応用され
ています。特に洗
面用の自動水洗は、一昔は温水が出てくるまでに時間がかかり水やお湯の無駄遣いとなってい
たが、いまでは自動的に
調温できるようになり解消されている。これを可能にしたのは産業科学技術の、とりわ
け半導体技術や素材加工技術の
進歩発展が大きく関係している。

 


ところで、瞬間冷水器(瞬間冷水製造器)というとそれらしきものはあるが、湯沸かし器のような完成されたも
のがない。ないということはチャンスなのだが ^^;、加熱と違って雑菌の繁殖とか冷媒などというものがいる。
ホシザキでは二酸化チタンを透明ビニール内壁にコーティングし蛍光灯を当て光触媒反応を起こし殺菌している。
スターリング冷凍・冷蔵機を使えばコンパクト化できるがデジタル化=コンパクト化にはなじみにくいが、工夫
次第によれば「マイクロスターリングフリーザ」を開発し手のひらサイズ化に成功すれば家庭用として普及する
可能性があるがこれはまたブログで考えてみたい。

   


もう1つ考察を加えるとしたら、デジタル化の波は電力の自由化を促すことだ。それも高品質な分散型の電力供
給システムが考えられている。それは、従来の高電圧配電を必要としないということになる。家庭で使う電圧は
250Vもあれば事足りる時代だ。30キロメートルないでの高圧送電システムはすでにデジタル革命で陳腐と化し
ていることは専門家なら周知のこと。分散型の電源は太陽光発電や燃料電池などで、発電時や消費時に二酸化炭
素を出さないクリーンな新エネルギー源として、その展開が21世紀に期待されている。これらのほとんどが直流
で発電をしている。分散型電源の普及は、限られた特定のビルや施設内の使用場所であれば、直流配電の可能性
も十分復活しうると。

ところで、直流送電の歴史は古い。1882年、エジソンは世界に先駆けて電気の供給をニューヨークで開始する。
その方式は直流だった。5年後の1887年、日本でも電力供給が始まり、日本の電力送電もエジソンと同じ直流の
電圧120ボルトで、変圧器が電圧の昇降圧を可能にした(1885年)ので、これを主軸に、交流送電が主流になって
いく。日本でも1889年以後は交流送電が主体となった。しかし近年、巨大化した交流送電システムはさまざまな
問題が指摘され、脚光は直流送電システムヘあたってきた。交流は直流に比べて送電損失が大きい。送電幹線は
交流送電を前提にする限り、これまでも高電圧化されてきたが、その傾向は今後も強められていく。百万ボルト
送電の幹線計画は日本でも進められているが、交流の高電圧化は鉄塔など送電設備の大型化を招き、そのほとん
どが新規の建設になり費用も馬鹿にならない。交直変換は技術的に容易なので、同じ費用をかけるのであれば、
送電幹線の直流化は経済的にも技術的にも非現実的な選択ではないとう。将来的にも、日本の送電幹線は直流の
高電圧化に変えていくことがのぞましいだろう。

直流送電は、交直変換装置のコスト高などの欠点もあるが、それより増して利点の方が多い。まず、送電鉄塔は
交流送電よりはるかに低く小さくできる。経済的送電効率は交流送電に比べ送電距離に比例してよくなり、交流
送電は30キロメートルが最適であるが、直流送電は、一万キロメートルまで送電が可能になる。本格的直流送電
の歴史的幕開けは1954年スウェーデン本土とゴットランド島間の送電に始まる。これは、当時スウェーデンで開
発された高電圧水銀整流器を使用した直流100キロボルト、20メガワットの電力を海底ケーブルで約百キロメー
トル輸送したもので、この成功で直流送電技術の実用性、信頼性が広く認識されることになる。


当面は、市町村単位での社会実験を計画に入れるのも良いだろう。それも西沢潤一教授が教鞭を執った仙台市で
復興がらみでやるのも良いのではと思ったりしている。やりたいことがいっぱいありますねぇ~。

 

 

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桜と桜煮

2012年04月02日 | 創作料理

 

 

 


              久方の 陽気に触れぬ 心地よさ 誰に伝えん 吾に伝えらむ



               桜花 時は過ぎねど 見る人の 恋の盛りと 今し散るらむ   

 

所用で駐車場に向かうなか、珍しく暖かな陽射しがさす。キーの解除ボタンを押すと車の解錠音が響く。ようやく春
らしくなるのかと思うと、心が高ぶり心地よい。おぉ~~っと、なんて気持ちがいいんだろう叫びだしたくなる衝動だ。
それほどにまでに暖かくなることを待ち望むなんて。たぶん、これほどまでの天候不順の経験がなかったためだろ
う。それにしても、誰かに話しかけるように、自分自身に話しかけたのはなぜなのだろう。いくら歳を重ねても、春に
なれば、生命の息吹を感じとることができる。本当に人間という動物は不思議なものだ。つまりは、動物だから声に
出すことができるのだが、植物は声にだすことはできないが、植物固有の言葉、あるいは代替機能をもっているは
ずだと思う。言葉とは沈黙だと、吉本隆明がいっていたが? それとは関係ないのだろうか。蓋うに、桜だけでない
にしろ、草木類は「非連続の連続」の生命の逞しさや不思議さを持っている。そのことを万葉の人々は擬人化し歌っ
て見せた。毎年、春ともなれば見る人がいるからこそ散って見せるのだと。しばらくして、エンジンを掛け車で走りだ
すと、梅林の花が窓の外で香っているのが見えた。

                        

【イタリア版食いしん坊万歳:蛸の煮込み】

日本では蛸料理はタコの足を薄く輪切りにして、たれ味噌またはみりんと醤油で煮た料理の桜煮などでお
馴染み。イタリアではオリーブ油、ワイン、ニンニクにそしてとトマトが入ってこれもまたうまい。とこ
ろで、以前ブログでも掲載したが(「蛸の養殖とタールの行方」)、タコの消費は大幅に増大、年間150㌧
に達している。これに対
し、現在、伝統的な漁場での漁獲量は徐々に減っている。軟体動物門・頭足綱・
八腕形上目・タコ目に
分類される動物をさす海洋性の軟体動物で主に岩礁や砂地で活動。世界中に約200
種類、日本には50種類い
るというが、食卓に上がるのはマダコや、スミダコ、イイダコなど数種類のみ。


具材:小ぶりのタコ1.2kg、完熟した小型のトマト400g、ニンニク2片、辛口白ワイン100cc、パセリ、塩、
コショウ、オリーブ油60cc

作り方:タコは塩もみしてよく洗い、腹わた、口ばし、皮を除いて短冊に切り、トマトは皮をむいて余分
な果汁、種を除いて小口に切り、二ンニク、パセリはみじん切りにする。鍋を火にかけ、オリーブ油を然
して、下ごしらえしておいたタコを加える。しばらく炒めたら白ワインを数回に分けてふりかけ、アルコ
ール分を蒸発させてトマトを加え、時おりかき混ぜながら、塩、コショウで味をつける。鍋でふたをして、
タコが柔らかくなるまで弱火でコトコト煮る。最後に、ニンニクとパセリのみじん切りをふりかけるが、
好みによって、調理のはじめにニンニクのみじん切りを加え、仕上げの直前にパセリのみじん切りを加え
てもよい。

 Polpi in umido

 

【有機発光素子の長寿命化】

 

 

【符号の説明】

1(2):有機発光素子、10:基板、20:陽極、30:正孔輸送層、41:第一発光層、42:第二
発光層、50:電子輸送層、60:陰極図



【解説】(a)の有機発光素子1は、キャリア輸送と発光の機能を分離した構成であり、正孔と電子とが
再結合する領域は発光層内にある。正孔輸送性、電子輸送性、発光性の各特性を有した材料を適宜組み合
わせて使用することができるので、極めて材料選択の自由度が増すとともに、発光波長を異にする種々の
材料が使用できる。このため、発光色相の多様化が可能になる。さらに、第一発光層及び第二発光層に各
キャリアまたは励起子を有効に閉じこめて、発光効率の向上を図ることも可能となる(材料選択肢の拡大
と光閉じ込め効果の拡大)。 (b)の有機発光素子は(a)の有機発光素子1において、陽極と正孔輸送
層との
間に、正孔注入層がさらに設けられている。正孔注入層を設けることで、陽極と正孔輸送層との間
の密着性、正孔注入性の改善や低電圧化に効果的である。

長寿命化には材料自身の高耐久性や長寿命化の改良、電極構造や発光層の構造改良および素子構造の環境
側面の改良の大別して3つの方法があるが、この新規考案は第2番目の発光および電子・正孔輸送の2層
化による改造にある。実施例では、従来法より約1.5倍の長寿命化を実現したことになっている。

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