『幸せの向う側』
DECEIVED(1991年アメリカ)
監督 ダミアン・ハリス
脚本 メアリー・アグネス・ドナヒュー
デレク・ソーンダース
出演 ゴールディ・ホーン
ジョン・ハード、アシュレイ・ペルトン
ロビン・バートレッド
■ストーリー■
ニューヨークで美術品の修復を行なうエイドリアンは愛する夫ジャックと可愛い娘メアリーに囲まれ幸せな生活を送っていた。しかし、ジャックが働く美術館で美術品が贋作とすりかわる事件が発生する。やがて美術館で働く人間が自殺する事件もおきる。そんなとき、エイドリアンの上司がボストンに出張しているはずのジャックをニューヨークで見たという。エイドリアンはジャックが浮気をしているのでは??という疑惑を感じるのだが…。
■感想■
ゴールディ・ホーン主演のサスペンス映画。
全米公開時に、“ヒッチコックを彷彿とさせる” と絶賛されたサスペンス映画です。
はっきり言って、そんなに話題になった作品だったなんて知らなかったです!!
宣伝コピーとはいえ、“ヒッチコックを彷彿とさせる” なんて言われたら、サスペンス映画好きなら絶対見たくなるでしょ!!
傑作スリラー『窓ベッドルームの女』(1986年)も公開時のコピーが
“ヒッチコックも悲鳴をあげる”でしたけど、
こんな風に宣伝されたら絶対観たくなっちゃうでしょう!
このうたい文句を見ても“何にも感じない人”とは「サスペンス映画」とか「スリラー映画」について話しても、話がかみ合わないような気がしちゃいます。
でも、今の若い映画ファンだと「ヒッチコックっていっても誰??」みたいな感じなのかな??そんな気がします。
この作品の宣伝で、自分の記憶に残ってるのは
「アメリカを代表するコメディエンヌ、ゴールディ・ホーンが主演する正統派サスペンス」みたいな感じの宣伝だったような気がしてたんですけど、“ヒッチコックを彷彿とさせる”の方が1000倍良い気がするんですけどね!
本当はもっとちゃんと宣伝してたんだろうけど知りませんでした。
当時、ゴールディ・ホーンといえば『昔みたい』(1980年)、『プライベート・ベンジャミン』(1980年)、『アメリカ万才』(1984年)、『バード・オン・ワイヤー』(1990年)と、1980年代から1990年代にかけて軽いコメディ系の作品に出演しまくっていましたから、コメディエンヌの代表ってイメージが強かったですからネ。
1980年代後半は、ゴールディ・ホーンは主演作が本当に多かったです。
監督は、ミステリ作家ロス・トーマスが脚本を書いた『バッド・カンパニー欲望の危険な罠』(1994年)のダミアン・ハリス。俳優のリチャード・ハリスの息子さんで、今作が長篇第1作です。
原案、脚本は『ホワイト・オランダー』(2002年)、『ヴェロニカ・ゲリン』(2003年)のメアリー・アグネス・ドナヒュー。(デレク・ソーンダースと共同脚本)。
出演はゴールディ・ホーン以外は、『キャット・ピープル』(1991年)、『スネーク・アイズ』(1998年)のジョン・ハード。
ラブコメディの主演作の多いメグ・ライアンが心機一転、出演した『イン・ザ・カット』(2003年)は、もうサスペンス映画、ミステリー映画としてはボロボロ、メチャメチャのヒドイ作品でした。
どうせ、出演するなら、今作くらいの出来の作品に出演して欲しかったです。
メグ・ライアンも、出演作を決める前にちゃんと脚本で決めてるんですかね??
今作『幸せの向う側』は、登場人物が少なすぎるので、そんなにビックリする展開ではないですけど、それなりに練りこんだストーリーが面白いので、グイグイ画面に引き込まれていきます。
サスペンス映画好きだと、この展開も
「ふ~ん、そうだと思ってた」
って思われちゃうかもしれないくらいの展開ですけど、まぁ許しちゃいましょう!
監督のダミアン・ハリスも、長篇第1作目ですしね。これくらいのデキなら十分でしょ。
ランニングタイが108分もあるのに、この展開は少しさみしい感じもするんですけどネ。
この内容なら、どうみても90~100分くらいの映画なんでしょうけど。
博物館で働いてる人間をもっと出すとか、怪しそうな刑事とか登場人物をドンドン増やして、もっと観客を混乱させて欲しかったですけどね。 70点
ヒッチコックも悲鳴をあげる
DECEIVED(1991年アメリカ)
監督 ダミアン・ハリス
脚本 メアリー・アグネス・ドナヒュー
デレク・ソーンダース
出演 ゴールディ・ホーン
ジョン・ハード、アシュレイ・ペルトン
ロビン・バートレッド
■ストーリー■
ニューヨークで美術品の修復を行なうエイドリアンは愛する夫ジャックと可愛い娘メアリーに囲まれ幸せな生活を送っていた。しかし、ジャックが働く美術館で美術品が贋作とすりかわる事件が発生する。やがて美術館で働く人間が自殺する事件もおきる。そんなとき、エイドリアンの上司がボストンに出張しているはずのジャックをニューヨークで見たという。エイドリアンはジャックが浮気をしているのでは??という疑惑を感じるのだが…。
■感想■
ゴールディ・ホーン主演のサスペンス映画。
全米公開時に、“ヒッチコックを彷彿とさせる” と絶賛されたサスペンス映画です。
はっきり言って、そんなに話題になった作品だったなんて知らなかったです!!
宣伝コピーとはいえ、“ヒッチコックを彷彿とさせる” なんて言われたら、サスペンス映画好きなら絶対見たくなるでしょ!!
傑作スリラー『窓ベッドルームの女』(1986年)も公開時のコピーが
“ヒッチコックも悲鳴をあげる”でしたけど、
こんな風に宣伝されたら絶対観たくなっちゃうでしょう!
このうたい文句を見ても“何にも感じない人”とは「サスペンス映画」とか「スリラー映画」について話しても、話がかみ合わないような気がしちゃいます。
でも、今の若い映画ファンだと「ヒッチコックっていっても誰??」みたいな感じなのかな??そんな気がします。
この作品の宣伝で、自分の記憶に残ってるのは
「アメリカを代表するコメディエンヌ、ゴールディ・ホーンが主演する正統派サスペンス」みたいな感じの宣伝だったような気がしてたんですけど、“ヒッチコックを彷彿とさせる”の方が1000倍良い気がするんですけどね!
本当はもっとちゃんと宣伝してたんだろうけど知りませんでした。
当時、ゴールディ・ホーンといえば『昔みたい』(1980年)、『プライベート・ベンジャミン』(1980年)、『アメリカ万才』(1984年)、『バード・オン・ワイヤー』(1990年)と、1980年代から1990年代にかけて軽いコメディ系の作品に出演しまくっていましたから、コメディエンヌの代表ってイメージが強かったですからネ。
1980年代後半は、ゴールディ・ホーンは主演作が本当に多かったです。
監督は、ミステリ作家ロス・トーマスが脚本を書いた『バッド・カンパニー欲望の危険な罠』(1994年)のダミアン・ハリス。俳優のリチャード・ハリスの息子さんで、今作が長篇第1作です。
原案、脚本は『ホワイト・オランダー』(2002年)、『ヴェロニカ・ゲリン』(2003年)のメアリー・アグネス・ドナヒュー。(デレク・ソーンダースと共同脚本)。
出演はゴールディ・ホーン以外は、『キャット・ピープル』(1991年)、『スネーク・アイズ』(1998年)のジョン・ハード。
ラブコメディの主演作の多いメグ・ライアンが心機一転、出演した『イン・ザ・カット』(2003年)は、もうサスペンス映画、ミステリー映画としてはボロボロ、メチャメチャのヒドイ作品でした。
どうせ、出演するなら、今作くらいの出来の作品に出演して欲しかったです。
メグ・ライアンも、出演作を決める前にちゃんと脚本で決めてるんですかね??
今作『幸せの向う側』は、登場人物が少なすぎるので、そんなにビックリする展開ではないですけど、それなりに練りこんだストーリーが面白いので、グイグイ画面に引き込まれていきます。
サスペンス映画好きだと、この展開も
「ふ~ん、そうだと思ってた」
って思われちゃうかもしれないくらいの展開ですけど、まぁ許しちゃいましょう!
監督のダミアン・ハリスも、長篇第1作目ですしね。これくらいのデキなら十分でしょ。
ランニングタイが108分もあるのに、この展開は少しさみしい感じもするんですけどネ。
この内容なら、どうみても90~100分くらいの映画なんでしょうけど。
博物館で働いてる人間をもっと出すとか、怪しそうな刑事とか登場人物をドンドン増やして、もっと観客を混乱させて欲しかったですけどね。 70点
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