『サンセット大通り』
SUNSET BOULEVARD(1950年アメリカ)
監督 ビリー・ワイルダー
脚本 ビリー・ワイルダー
チャールズ・ブラケット
D・M・マシューマン・Jr
出演 ウィリアム・ホールデン、グロリア・スワンソン
エリッヒ・フォン・シュトロハイム、セシル・B・デミル
バスター・キートン
■ストーリー■
ハリウッドのサンセット大通りの豪邸のプールに拳銃で撃たれて浮かぶ死体。これはすごいゴシップになるだろう、豪邸はハリウッドの往年の大スターの物だったからだ。物語は半年前から始まる。殺された男がことのいきさつを語り始めるのだった…。
自動車の借金盗りに追われてサンセット大通りの豪邸に逃げ込んだ脚本家ギリスは、サイレント映画時代の大女優ノーマ・デズモンドと出会う。ノーマが自分が主演で復帰する脚本「サロメ」を書いていることを知ったギリスは、脚本の手直しを条件に金をせしめようとするのだった…。
■□■ネタバレあり!■□■
■感想■
今回、パラマウントの廉価版DVDが量販店のDVDコーナーに本作があったんで気がついたんですけどそれも、いや~、こんな名作もDVDになっていたんですね。それもかなり前に発売になっていました!初発売は2003年でした。
1950年度のアカデミー賞受賞した名作ドラマです。
【アカデミー賞】
脚本賞(チャールズ・ブラケット、ビリー・ワイルダー、D・M・マーシュマン・Jr) 受賞
音楽賞(フランツ・ワックスマン) 受賞
美術賞(美術監督賞と美術装置賞ともに) 受賞
【ゴールデングローブ賞】
作品賞 受賞
女優賞 受賞
監督賞 受賞
音楽賞 受賞
はっきり言って、今作を観た人の10人中、10人が言うでしょう。
「グロリア・スワンソンの鬼気迫る演技がスゴイ!」とか。
実際そうです!
ホントに怖い!
怖い!
怖い!
この怖さは、今流行りのサイコホラーの走りでしょ。
もう、クラシックの名作ですけど、今観ても、全然古臭さが無いです!もう映画が始まってすぐの出だしのプールに浮かんだ死体のナレーションから画面にグイグイと引き込まれていきます!
ランニングタイム110分と、決して短くない時間なのに全然退屈しません。
面白い!
さすがビリー・ワイルダー監督!
サイコ系ですけどドロドロしてないところも良いです。
不気味なストーリーが軽いタッチで描かれるにで、かなり救われています。
あと、最初に主人公が死んでるっていうのはかなりショックな展開です。でも、その死んだ彼からのナレーションで物語が始まるのも当時としては、かなり斬新だったんでしょうね!、
なんていったって1950年の作品ですよ、1950年!!
なんか今では、主人公の思い出系のナレーションで始まる作品なんて珍しくも何ともないですけどね。
ジェームズ・ベルーシのサスペンス映画の佳作『赤い殺意』(1992年)とか、ピーター・メダック監督、ゲーリー・オールドマン、レナ・オリン主演のノワール物『蜘蛛女』(1993年)とかは主人公のナレーションで最後が分かったような感じで映画が始まりますもんね。
主演のグロリア・スワンソンは、事実サイレント時代の大スターで、この役のオファーを良く受けましたね。執事のマックス役のエリッヒ・フォン・シュトロハイムも、実際に映画監督としてグロリア・スワンソンを演出したことあるらしいですね。
あと映画の中に出てくるセシル・B・デミル監督は、本人です。デミル監督やらバスター・キートンやら本人が出演してハリウッドの内幕物としても十分面白い内容です。
ところで、今作のDVDって日本語吹き替えがTV音声らしいんですけど、実質何分間なんでしょうねぇ??どうせなら吹替え音声+欠落部分の新録で全部吹替えにして欲しかったです。古い映画は苦手なんて人にも見て欲しい1本です。内幕物が好き!とかサイコ物が好きな人必見。 75点
SUNSET BOULEVARD(1950年アメリカ)
監督 ビリー・ワイルダー
脚本 ビリー・ワイルダー
チャールズ・ブラケット
D・M・マシューマン・Jr
出演 ウィリアム・ホールデン、グロリア・スワンソン
エリッヒ・フォン・シュトロハイム、セシル・B・デミル
バスター・キートン
■ストーリー■
ハリウッドのサンセット大通りの豪邸のプールに拳銃で撃たれて浮かぶ死体。これはすごいゴシップになるだろう、豪邸はハリウッドの往年の大スターの物だったからだ。物語は半年前から始まる。殺された男がことのいきさつを語り始めるのだった…。
自動車の借金盗りに追われてサンセット大通りの豪邸に逃げ込んだ脚本家ギリスは、サイレント映画時代の大女優ノーマ・デズモンドと出会う。ノーマが自分が主演で復帰する脚本「サロメ」を書いていることを知ったギリスは、脚本の手直しを条件に金をせしめようとするのだった…。
■□■ネタバレあり!■□■
■感想■
今回、パラマウントの廉価版DVDが量販店のDVDコーナーに本作があったんで気がついたんですけどそれも、いや~、こんな名作もDVDになっていたんですね。それもかなり前に発売になっていました!初発売は2003年でした。
1950年度のアカデミー賞受賞した名作ドラマです。
【アカデミー賞】
脚本賞(チャールズ・ブラケット、ビリー・ワイルダー、D・M・マーシュマン・Jr) 受賞
音楽賞(フランツ・ワックスマン) 受賞
美術賞(美術監督賞と美術装置賞ともに) 受賞
【ゴールデングローブ賞】
作品賞 受賞
女優賞 受賞
監督賞 受賞
音楽賞 受賞
はっきり言って、今作を観た人の10人中、10人が言うでしょう。
「グロリア・スワンソンの鬼気迫る演技がスゴイ!」とか。
実際そうです!
ホントに怖い!
怖い!
怖い!
この怖さは、今流行りのサイコホラーの走りでしょ。
もう、クラシックの名作ですけど、今観ても、全然古臭さが無いです!もう映画が始まってすぐの出だしのプールに浮かんだ死体のナレーションから画面にグイグイと引き込まれていきます!
ランニングタイム110分と、決して短くない時間なのに全然退屈しません。
面白い!
さすがビリー・ワイルダー監督!
サイコ系ですけどドロドロしてないところも良いです。
不気味なストーリーが軽いタッチで描かれるにで、かなり救われています。
あと、最初に主人公が死んでるっていうのはかなりショックな展開です。でも、その死んだ彼からのナレーションで物語が始まるのも当時としては、かなり斬新だったんでしょうね!、
なんていったって1950年の作品ですよ、1950年!!
なんか今では、主人公の思い出系のナレーションで始まる作品なんて珍しくも何ともないですけどね。
ジェームズ・ベルーシのサスペンス映画の佳作『赤い殺意』(1992年)とか、ピーター・メダック監督、ゲーリー・オールドマン、レナ・オリン主演のノワール物『蜘蛛女』(1993年)とかは主人公のナレーションで最後が分かったような感じで映画が始まりますもんね。
主演のグロリア・スワンソンは、事実サイレント時代の大スターで、この役のオファーを良く受けましたね。執事のマックス役のエリッヒ・フォン・シュトロハイムも、実際に映画監督としてグロリア・スワンソンを演出したことあるらしいですね。
あと映画の中に出てくるセシル・B・デミル監督は、本人です。デミル監督やらバスター・キートンやら本人が出演してハリウッドの内幕物としても十分面白い内容です。
ところで、今作のDVDって日本語吹き替えがTV音声らしいんですけど、実質何分間なんでしょうねぇ??どうせなら吹替え音声+欠落部分の新録で全部吹替えにして欲しかったです。古い映画は苦手なんて人にも見て欲しい1本です。内幕物が好き!とかサイコ物が好きな人必見。 75点
サンセット大通り スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD] | |
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