『Zero WOMAN 最後の指令』(a.k.a.『ゼロ・ウーマン最後の指令』)(1998年日本)
監督 祭主 恭嗣
脚本 金子 弦二郎
原作 篠原 とおる
出演 小野 砂織、小木 茂光
江口 尚、隆 大介
稲宮 誠
■ストーリー■
警察にとってジャマな人間たちを処理する警視庁0課の刑事レイに与えられた新しい任務は、麻薬や拳銃などの押収物を横流ししているルートを洗い、捜査線上に浮かぶ謎の男、嘉山を調査すること。嘉山のもとに潜入したレイは、嘉山とともに危ない仕事を遂行していく。レイと同じく存在するはずのない男、嘉山に対してレイはシンパシーを覚えていくのだった。
□■□ネタバレあり!□■□
■感想■
篠原とおるの人気コミックの映像化作品です。
アクション映画ファンにとって「0課の女」と言えば杉本美樹が、ヒロイン零を演じた1974年の『0課の女赤い手錠』なんでしょうけど、今作は『Zero WOMAN警視庁0課の女』(1995年)で主人公レイを飯島直子が演じて大ヒットしたオリジナルビデオシリーズの7作目です。
このシリーズの特徴は毎回主人公レイを演じる女優さん(アイドルなのかな??)が毎回違うことです。
ちなみにレイを演じたのは
2作目『Zero WOMANⅡ警視庁0課の女』(1995年) では小沢なつき。
3作目『Zero WOMAN Ⅲ警視庁0課の女』(1996年) では武田久美子。
4作目『Zero WOMAN名前のない女』(1996年) では立原麻衣。
5作目『Zero WOMAN消せない記憶』(1997年) では大野幹代。
6作目『Zero WOMAN危ない遊戯(ゲーム)』 (1998年)では白鳥智恵子
が演じてます。
主人公レイは、毎回変わりますが上司は西岡徳馬(3作目まで)と隆大介とでフィックスしてます。
まぁ、こんなちょっとだけエロ系のアクションビデオ観る人の多くは女優さんが毎回変わった方が良いでしょってことなんでしょうかね??
主人公レイを演じる女優さんばかりでなく監督、脚本も毎回変わって、それにともない主人公レイのキャラクターも変わりまくりです!
2作目の小沢なつきなんて、拳銃もったままファーストフード店で居眠りしてたような気が!アクション映画のヒロインにありえないでしょ!
毎回、ほとんどの任務が暗殺なんで「人殺しはイヤ!」みたいなレイが主流なんですけど、今作の小野砂織は上司の隆大介に「なんで殺した??」なんて言われるくらい殺しまくりです。
本当に殺しまくり!
今までのレイの中でも、最も殺しの才能ありみたいな感じで小気味良いです。
どの作品も、ランニングタイム80~90分のアクション映画で
「なんで殺すの?こんな仕事イヤ!」
みたいな感じでイジイジ、ウジウジされて悩まれても、観てる方は困っちゃいますからね。
それにしても今作のレイは、ゴルゴ13なみに有無を言わさず殺しまくりです。
今までの作品でも面白くなりそうな作品はあったんですけど、どうもイジイジ、ウジウジ、仕事やめたいよ~みたいなレイが多くてどうもサッパリしなかったんですけど、今回はそういう無駄なシーンがないので面白いです。
ストーリー的にも、レイと同じくこの世に存在しない男、小木茂光演じる嘉山の存在とか、、0課の範疇を超えたからと公安の暗殺者たちが出てきたりと、世界観を出していて、日本のオリジナルビデオのアクション映画としては、かなり頑張ってる部類でしょう!
今作は、ビデオなのに、ストーリーはヘタな劇場作品よりしっかりアクション映画してます!!
0課以外にも暗殺者たち!がいるのね…。
まぁ、ちょっとしたことなんですけど、こういうキャラクターたちが登場(名前も無いですし、すぐ退場するけど)することがストーリーの世界観を感じさせるんですよね。
日本映画の劇場映画って言ったらホラーか青春物かわけがわからない文芸作品ばかりですからね。ホラー映画と怪獣物以外はエンターテイメント系ジャンル映画を作る気なんてないんですからね。
1作目にも大仁田厚演じる元0課の男が出てきますけど、確かに0課の刑事が女性である必要はないですからね。もちろん、ビデオの売上を考えたら主人公は女性になるんでしょうけど。
オリジナルビデオの宿命ですけど、今まで「なぜ殺さなかった!!」みたいに怒ってる上司の武藤が今回は「なぜ殺した!」ってキャラクターが変わりまくりで「オイオイ!」って感じです。
今作はランニングタイム80分ですけど、もっと長くても良い!って思うくらい良く出来てます!!
最近の日本映画の中では、劇場作品と比べても面白い方です。でも今作の本当の面白さはZeroWOMANシリーズを1作目からちゃんと観ている方が面白く観れると思うので、1作目から6作目まで観てから、今作を観て下さい!
でも、シリーズの中には、はっきり言って観るのが苦痛な作品もあるので、絶対観ろとはアドバイスできませんけど。
面白いって言っても『0課の女赤い手錠』とか『スーパーGUNレディワニ分署』(1979年)とかは想像しないで下さい。そういう作品とは明らかに作品のデキが違いますから。オリジナルビデオ作品としてはスゴク面白いって意味ですから。 70点
監督 祭主 恭嗣
脚本 金子 弦二郎
原作 篠原 とおる
出演 小野 砂織、小木 茂光
江口 尚、隆 大介
稲宮 誠
■ストーリー■
警察にとってジャマな人間たちを処理する警視庁0課の刑事レイに与えられた新しい任務は、麻薬や拳銃などの押収物を横流ししているルートを洗い、捜査線上に浮かぶ謎の男、嘉山を調査すること。嘉山のもとに潜入したレイは、嘉山とともに危ない仕事を遂行していく。レイと同じく存在するはずのない男、嘉山に対してレイはシンパシーを覚えていくのだった。
□■□ネタバレあり!□■□
■感想■
篠原とおるの人気コミックの映像化作品です。
アクション映画ファンにとって「0課の女」と言えば杉本美樹が、ヒロイン零を演じた1974年の『0課の女赤い手錠』なんでしょうけど、今作は『Zero WOMAN警視庁0課の女』(1995年)で主人公レイを飯島直子が演じて大ヒットしたオリジナルビデオシリーズの7作目です。
このシリーズの特徴は毎回主人公レイを演じる女優さん(アイドルなのかな??)が毎回違うことです。
ちなみにレイを演じたのは
2作目『Zero WOMANⅡ警視庁0課の女』(1995年) では小沢なつき。
3作目『Zero WOMAN Ⅲ警視庁0課の女』(1996年) では武田久美子。
4作目『Zero WOMAN名前のない女』(1996年) では立原麻衣。
5作目『Zero WOMAN消せない記憶』(1997年) では大野幹代。
6作目『Zero WOMAN危ない遊戯(ゲーム)』 (1998年)では白鳥智恵子
が演じてます。
主人公レイは、毎回変わりますが上司は西岡徳馬(3作目まで)と隆大介とでフィックスしてます。
まぁ、こんなちょっとだけエロ系のアクションビデオ観る人の多くは女優さんが毎回変わった方が良いでしょってことなんでしょうかね??
主人公レイを演じる女優さんばかりでなく監督、脚本も毎回変わって、それにともない主人公レイのキャラクターも変わりまくりです!
2作目の小沢なつきなんて、拳銃もったままファーストフード店で居眠りしてたような気が!アクション映画のヒロインにありえないでしょ!
毎回、ほとんどの任務が暗殺なんで「人殺しはイヤ!」みたいなレイが主流なんですけど、今作の小野砂織は上司の隆大介に「なんで殺した??」なんて言われるくらい殺しまくりです。
本当に殺しまくり!
今までのレイの中でも、最も殺しの才能ありみたいな感じで小気味良いです。
どの作品も、ランニングタイム80~90分のアクション映画で
「なんで殺すの?こんな仕事イヤ!」
みたいな感じでイジイジ、ウジウジされて悩まれても、観てる方は困っちゃいますからね。
それにしても今作のレイは、ゴルゴ13なみに有無を言わさず殺しまくりです。
今までの作品でも面白くなりそうな作品はあったんですけど、どうもイジイジ、ウジウジ、仕事やめたいよ~みたいなレイが多くてどうもサッパリしなかったんですけど、今回はそういう無駄なシーンがないので面白いです。
ストーリー的にも、レイと同じくこの世に存在しない男、小木茂光演じる嘉山の存在とか、、0課の範疇を超えたからと公安の暗殺者たちが出てきたりと、世界観を出していて、日本のオリジナルビデオのアクション映画としては、かなり頑張ってる部類でしょう!
今作は、ビデオなのに、ストーリーはヘタな劇場作品よりしっかりアクション映画してます!!
0課以外にも暗殺者たち!がいるのね…。
まぁ、ちょっとしたことなんですけど、こういうキャラクターたちが登場(名前も無いですし、すぐ退場するけど)することがストーリーの世界観を感じさせるんですよね。
日本映画の劇場映画って言ったらホラーか青春物かわけがわからない文芸作品ばかりですからね。ホラー映画と怪獣物以外はエンターテイメント系ジャンル映画を作る気なんてないんですからね。
1作目にも大仁田厚演じる元0課の男が出てきますけど、確かに0課の刑事が女性である必要はないですからね。もちろん、ビデオの売上を考えたら主人公は女性になるんでしょうけど。
オリジナルビデオの宿命ですけど、今まで「なぜ殺さなかった!!」みたいに怒ってる上司の武藤が今回は「なぜ殺した!」ってキャラクターが変わりまくりで「オイオイ!」って感じです。
今作はランニングタイム80分ですけど、もっと長くても良い!って思うくらい良く出来てます!!
最近の日本映画の中では、劇場作品と比べても面白い方です。でも今作の本当の面白さはZeroWOMANシリーズを1作目からちゃんと観ている方が面白く観れると思うので、1作目から6作目まで観てから、今作を観て下さい!
でも、シリーズの中には、はっきり言って観るのが苦痛な作品もあるので、絶対観ろとはアドバイスできませんけど。
面白いって言っても『0課の女赤い手錠』とか『スーパーGUNレディワニ分署』(1979年)とかは想像しないで下さい。そういう作品とは明らかに作品のデキが違いますから。オリジナルビデオ作品としてはスゴク面白いって意味ですから。 70点
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