『キャビン・フィーバー』
CABIN FEVER(2002年アメリカ)
監督 イーライ・ロス
脚本 イーライ・ロス
ランディ・バールスタイン
原案 イーライ・ロス
出演 ライダー・ストロング、ジョーダン・ラッド
ジェームズ・デベロ、リナ・ビンセント
ジョーイ・カーン
■ストーリー■
大学生の5人グループ、ポール、カレン、ジェフ、マーシー、バートは夏休み(←多分かっこから夏休みでしょ。)を利用して山小屋を借りてキャンプを楽しもうとしていた。途中、山の雑貨屋で必要な物を買い山小屋で楽しむ彼らだったが、ある晩、血だらけの皮膚病に冒された様な男が乱入してくる。5人はその男を退散させるのだが、5人のうちカレンが病気になってしまうのだった。
□■□ネタばれあり!□■□
■感想■
山奥の山小屋を舞台にした低予算ホラーです。
監督は新人のイーライ・ロス。
脚本はイーライ・ロスとランディ・パールスタイン。
監督のイーライ・ロスは、デヴィッド・リンチ監督のショートフィルムをプロデュースしてきた人らしいです。本作が長編映画監督デビュー作となるようですが、デヴュー作とは思えない面白さです!
本当に面白いです!
感動しちゃいました!
低予算ホラー映画ファン必見の面白さ!
2002年トロント映画祭のクロージング作品としてワールドプレミア上映されるやいなや、多くのアメリカ配給会社が配給権を手に入れようと殺到したらしいですけど、殺到するのもうなずける面白さです!!
150万ドルの制作費の今作に、宣伝費に1300万ドルを使ってアメリカで2000館の拡大ロードショー公開して、全米ボックスオフィスで、初登場3位の実績!!
アメリカ人は、本当にホラー映画が大好きですからね
この作品のうたい文句が
“デビッド・リンチも認めた鬼才イーライ・ロス”
ってことですけど、ホントに才能感じちゃいます!
イーライ・ロスが、デビッド・リンチ監督のショートフィルムをプロデュースした関係だからでしょうけど、うまい宣伝コピーですネ。
まぁ、確かに才能認めてなかたっら、自分の作品をプロデュースなんか、させないでしょうしね。
でも、今作の宣伝コピーは、どちらかといえば
スティーブン・キングに誉めてもらいたかったです!
今作のノリは、デビッド・リンチ系っていうより、スティーブン・キングが絶賛する作品系の「THE B級ホラームービー」ノリの作品ですからネ
でも実際、今作は、クエンティン・タランティーノ監督、トビー・フーパー監督やピーター・ジャクソン監督などから絶賛を浴びたらしいです。
次回作は、クエンティン・タランティーノがプロデュースした“HOSTEL”を監督。その後も『ドニー・ダーコ』(2001年)のリチャード・ケリー監督が脚本の“THE BOX”を監督するらしいです。2005年秋現在の情報です。
これから先が楽しみな監督です!でも、これからもホラー映画やらスリラー映画のジャンルで映画を作り続けて下さい。
お願いだから一般作のジャンルに行っちゃわないでネ。
ところで、『マシニスト』(2004年)のブラッド・アンダーソン監督がジョージ・A・ロメロ監督の『ザ・クレイジーズ細菌兵器の恐怖』(A.k.a.TVタイトル「第2のカサンドラ・クロス事件!?細菌兵器に襲われた街」)(1972年)をリメイクするらしいですけど、やめて!絶対やめて!もう何も期待できないです。
イーライ・ロス監督が、『ザ・クレイジーズ細菌兵器の恐怖』をリメイクすれば良いのに!!!
アーティスティックなブラッド・アンダーソンは芸術映画でも撮ってて欲しいです。
イーライ・ロス監督は、今作『キャビン・フィーバー』の大ヒットで"THE BOX”以外にも“THE BAD SEED”やら“SCAVENGER HUNT”の製作が決まってるらしいから、スケジュール的にムリなんですけどね。
いや~、本当に、このままホラージャンルに留まってドンドン作品を作り続けて欲しいです。まぁ、次回作の“HOSTEL”もスリラー系らしいから大丈夫そうですけどネ。
出演はTVシリーズ「ボーイ・ミーツ・ワールド」のライダー・ストロング。
アラン・ラッドの孫、若い映画ファンには、TVシリーズ「チャーリーズ・エンジェル」のシェリル・ラッドの子供のジョーダン・ラッド。
あとは『プール』(2002年)のジェームズ・デベロ。TVで活躍中のセリナ・ビンセント。演劇系のジョーイ・カーン。
今作のタイトルの“CABIN FEVER”とは、いらだち、疎外感、密室恐怖症、長期間の隔離による情緒不安定とかいう意味らしいです。
世界に名だたるオタク系監督たちから絶賛されただけのことはあります!!かつてのスリラー映画、ホラー映画の色んなエッセンスがつまってます。
もう舞台設定の山奥の山小屋の設定がそのまんまのサム・ライミ監督の『死霊のはらわた』(1983年)系のノリで設定だけで喜んじゃいます!
あと、都会から山奥に行って地元民と争いになるのは、ジョン・ブアマン監督の『脱出』(1972年)以来、こういう田舎ホラー定番の展開です!
あと、他にも、色んなスラッシャームービーとかの影響受けてます。いや、影響っていうよりオマージュなんですかね??
信じるかどうかは自由ですけど、ジョージ・A・ロメロ監督の『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』(1968年)とかへのオマージュを捧げたような描写もありますヨ。
ラストの方のシーンで小屋から出てきたジョーイ・カーン演じるジェフのシーンとかって、いかにも『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』状態ですよね。
で、そのあとのホントのラストの展開もいかにも1970年代風のホラーやSci-Fi映画風です。
1970年代といえば、ホラー映画やSF映画はマニアックなジャンル映画ファンしか見なかったですから、こういう救いの無い観客を突き放したようなラストが多かったですしね。
もう1970年代や1980年代前半のホラー映画ファンは、ホラー映画ファンのための展開って感じで観ながらニヤニヤしちゃうでしょう。でも、映画が古臭いって意味じゃなくて、今風の若者を主人公たちにして、ちゃんと2000年代の作品になってます。
そういえば、こういうジャンルの映画でのルールを崩していて、清純派のヒロインが最初に感染します。そういうところもホラー映画ファン必見!!
ちょっと病気物が苦手なんで、自分的には評価低いですけど、ホラー映画ファンは絶対必見でしょう。ランニングタイムも93分とちょうど良い時間ですしね。
ところで日本語吹替え版見たんですけどカレンの吹替えが原史奈です。けっしてヘタではないですけど…。(イヤ、かなりヘタです)話題作りの吹替えはやめて!!!!!原史奈の吹替えにマイナス5点で 80点
CABIN FEVER(2002年アメリカ)
監督 イーライ・ロス
脚本 イーライ・ロス
ランディ・バールスタイン
原案 イーライ・ロス
出演 ライダー・ストロング、ジョーダン・ラッド
ジェームズ・デベロ、リナ・ビンセント
ジョーイ・カーン
■ストーリー■
大学生の5人グループ、ポール、カレン、ジェフ、マーシー、バートは夏休み(←多分かっこから夏休みでしょ。)を利用して山小屋を借りてキャンプを楽しもうとしていた。途中、山の雑貨屋で必要な物を買い山小屋で楽しむ彼らだったが、ある晩、血だらけの皮膚病に冒された様な男が乱入してくる。5人はその男を退散させるのだが、5人のうちカレンが病気になってしまうのだった。
□■□ネタばれあり!□■□
■感想■
山奥の山小屋を舞台にした低予算ホラーです。
監督は新人のイーライ・ロス。
脚本はイーライ・ロスとランディ・パールスタイン。
監督のイーライ・ロスは、デヴィッド・リンチ監督のショートフィルムをプロデュースしてきた人らしいです。本作が長編映画監督デビュー作となるようですが、デヴュー作とは思えない面白さです!
本当に面白いです!
感動しちゃいました!
低予算ホラー映画ファン必見の面白さ!
2002年トロント映画祭のクロージング作品としてワールドプレミア上映されるやいなや、多くのアメリカ配給会社が配給権を手に入れようと殺到したらしいですけど、殺到するのもうなずける面白さです!!
150万ドルの制作費の今作に、宣伝費に1300万ドルを使ってアメリカで2000館の拡大ロードショー公開して、全米ボックスオフィスで、初登場3位の実績!!
アメリカ人は、本当にホラー映画が大好きですからね
この作品のうたい文句が
“デビッド・リンチも認めた鬼才イーライ・ロス”
ってことですけど、ホントに才能感じちゃいます!
イーライ・ロスが、デビッド・リンチ監督のショートフィルムをプロデュースした関係だからでしょうけど、うまい宣伝コピーですネ。
まぁ、確かに才能認めてなかたっら、自分の作品をプロデュースなんか、させないでしょうしね。
でも、今作の宣伝コピーは、どちらかといえば
スティーブン・キングに誉めてもらいたかったです!
今作のノリは、デビッド・リンチ系っていうより、スティーブン・キングが絶賛する作品系の「THE B級ホラームービー」ノリの作品ですからネ
でも実際、今作は、クエンティン・タランティーノ監督、トビー・フーパー監督やピーター・ジャクソン監督などから絶賛を浴びたらしいです。
次回作は、クエンティン・タランティーノがプロデュースした“HOSTEL”を監督。その後も『ドニー・ダーコ』(2001年)のリチャード・ケリー監督が脚本の“THE BOX”を監督するらしいです。2005年秋現在の情報です。
これから先が楽しみな監督です!でも、これからもホラー映画やらスリラー映画のジャンルで映画を作り続けて下さい。
お願いだから一般作のジャンルに行っちゃわないでネ。
ところで、『マシニスト』(2004年)のブラッド・アンダーソン監督がジョージ・A・ロメロ監督の『ザ・クレイジーズ細菌兵器の恐怖』(A.k.a.TVタイトル「第2のカサンドラ・クロス事件!?細菌兵器に襲われた街」)(1972年)をリメイクするらしいですけど、やめて!絶対やめて!もう何も期待できないです。
イーライ・ロス監督が、『ザ・クレイジーズ細菌兵器の恐怖』をリメイクすれば良いのに!!!
アーティスティックなブラッド・アンダーソンは芸術映画でも撮ってて欲しいです。
イーライ・ロス監督は、今作『キャビン・フィーバー』の大ヒットで"THE BOX”以外にも“THE BAD SEED”やら“SCAVENGER HUNT”の製作が決まってるらしいから、スケジュール的にムリなんですけどね。
いや~、本当に、このままホラージャンルに留まってドンドン作品を作り続けて欲しいです。まぁ、次回作の“HOSTEL”もスリラー系らしいから大丈夫そうですけどネ。
出演はTVシリーズ「ボーイ・ミーツ・ワールド」のライダー・ストロング。
アラン・ラッドの孫、若い映画ファンには、TVシリーズ「チャーリーズ・エンジェル」のシェリル・ラッドの子供のジョーダン・ラッド。
あとは『プール』(2002年)のジェームズ・デベロ。TVで活躍中のセリナ・ビンセント。演劇系のジョーイ・カーン。
今作のタイトルの“CABIN FEVER”とは、いらだち、疎外感、密室恐怖症、長期間の隔離による情緒不安定とかいう意味らしいです。
世界に名だたるオタク系監督たちから絶賛されただけのことはあります!!かつてのスリラー映画、ホラー映画の色んなエッセンスがつまってます。
もう舞台設定の山奥の山小屋の設定がそのまんまのサム・ライミ監督の『死霊のはらわた』(1983年)系のノリで設定だけで喜んじゃいます!
あと、都会から山奥に行って地元民と争いになるのは、ジョン・ブアマン監督の『脱出』(1972年)以来、こういう田舎ホラー定番の展開です!
あと、他にも、色んなスラッシャームービーとかの影響受けてます。いや、影響っていうよりオマージュなんですかね??
信じるかどうかは自由ですけど、ジョージ・A・ロメロ監督の『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』(1968年)とかへのオマージュを捧げたような描写もありますヨ。
ラストの方のシーンで小屋から出てきたジョーイ・カーン演じるジェフのシーンとかって、いかにも『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』状態ですよね。
で、そのあとのホントのラストの展開もいかにも1970年代風のホラーやSci-Fi映画風です。
1970年代といえば、ホラー映画やSF映画はマニアックなジャンル映画ファンしか見なかったですから、こういう救いの無い観客を突き放したようなラストが多かったですしね。
もう1970年代や1980年代前半のホラー映画ファンは、ホラー映画ファンのための展開って感じで観ながらニヤニヤしちゃうでしょう。でも、映画が古臭いって意味じゃなくて、今風の若者を主人公たちにして、ちゃんと2000年代の作品になってます。
そういえば、こういうジャンルの映画でのルールを崩していて、清純派のヒロインが最初に感染します。そういうところもホラー映画ファン必見!!
ちょっと病気物が苦手なんで、自分的には評価低いですけど、ホラー映画ファンは絶対必見でしょう。ランニングタイムも93分とちょうど良い時間ですしね。
ところで日本語吹替え版見たんですけどカレンの吹替えが原史奈です。けっしてヘタではないですけど…。(イヤ、かなりヘタです)話題作りの吹替えはやめて!!!!!原史奈の吹替えにマイナス5点で 80点
キャビン・フィーバー スペシャル・エディション [DVD] | |
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