『猫目小僧』
(2006年日本)
監督 井口 昇
脚本 安田 真奈
原作 楳図 かずお
出演 石田 未来
竹中 直人
田口 浩正
■ストーリー■
父親と弟と福島の田舎へと引っ越してきた女子高生まゆかは、左頬に大きなあざがありいじめにあっていた。そんなとき、ぜんそくの弟の浩は、家にいた妖怪、猫目小僧と知り合う。猫目小僧の唾液には病気を治す力があり、まゆかと浩は、あざとぜんそくを治してもらうのだった。美しくなったまゆかは、村の青年と親密になり、猫目を避けるようになっていく。
そのころ村では妖怪ギョロリがいたずらから封印を解かれ村人を襲い始めるのだった。ギョロリに襲われた人々は、肉玉に変えられていくのだった。
■感想■
楳図かずおの恐怖コミック「猫目小僧」の映画化作品です。
怖さ全開って言うより、どちらかといえば、家族みんなで見れる系みたいなホラー作品です。
もともと、猫目小僧といえば、妖怪の戦いを描くドラマですからね。
ランイングタイムが104分と少し長めなのが難点ですけど、それなりに良く出来てます。
村中、肉玉が現れて、次々と村人を襲うシーンや、学校に肉玉が現れるシーンとかゾンビ物みたいで良かったです!
できれば、あと10分くらい短い方がテンポが良くなって面白く観れたでしょうけど。
ヒロインのまゆかが村の青年と仲良くなる微笑ましいシーンとかもっと端折ってカットしても良かったかも。
ただ、低予算の日本映画にしては、観れるレベルの作品になています!!
何の期待もしないで観たのが良かったのかな??
自分の好みで言うと、妖怪ギョロリに肉玉にされちゃった村人は、元に戻らないとかいう展開でも良かった気がしますけど。でも、妖怪の仕業だから、妖怪を倒せば、元に戻るのかな??
最後も、続きを作れるような終わり方なんで、ランニングタイムが80分くらいで、シリーズ化して欲しいですね。
妖怪系でいうと、自分的には、明るく無い1970年代のTVアニメ版の「ドロロンえんまくん」とか好きなんですけどね。実写で映画化して欲しいですね。
でも、いくら予算がなくても遊園地を休館にしたのは苦肉の策なんですかね??だまって休館日に、入り込んじゃダメでしょ。それも、機械まで動かして。
あそこの遊園地の設定さえ気にならなければ、あとは全然OKです。 50点
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