@KOBAのムービー!ムービー! 

映画感想のブログ!!
自分勝手な感想です!
このサイトはAmazonアソシエイトに参加しています!

『バタリアン・リターンズ』青春ゾンビ

2006-11-19 17:36:06 | ホラー
バタリアン・リターンズ
RETURN OF THE LIVING DEAD Ⅲ(1993年アメリカ)
 監督 ブライアン・ユズナ
 出演 J・トレバー・エドモンド、ミンディ・クラーク、ケント・マッコード、サラ・ダグラス

 ■ストーリー■
 軍の特殊施設に勤める父親のIDカードを盗んだ青年カートは、父親とケンカして恋人のジュリーとバイクでドライブ中に、事故を起こして、ジュリーが死んでしまう。カートは軍の施設で研究している死者を甦らせる実験のことを思い出し、ジュリーを生き返させようとするのだった。

 ■感想■
 「バタリアン」シリーズの第3作目です。でも、『バタリアン2』(87年)から6年ぶりの続きです。続きと言っても、ストーリーには何のつながりもないですけどね。
 実は、「バタリアン」シリーズファンからも評判の悪い第2作目『バタリアン2』も、実はけっこう好きだったりします。1作目の『バタリアン』(85年)の方が、ショックだったりして。「シリアスなゾンビ物なんだろうなぁ」とか思って見だしたら、あの展開でしたから。
 監督、脚本ダン・オバノン、原案ジョン・ルッソ(ルディ・リッチ、ラッセル・ストライナーと共同)だったんで、超シリアスなゾンビムービーなんだろうなとか、勝手に思いこんでたんですよね。コメディチックな妙な味があるホラームービーでした。でも1作目の『バタリアン』ってシリアスで映画化したら、超怖い映画ですよね。
 なんで、2作目の『バタリアン2』は、最初からコメディチックなんだろうねと思って見たんで、1作目のリメイクみたいな続編でしたけど、あれはあれで、全然OKでした。

 で、3作目の今作なんですけど、見逃してたんですけど、今般4作目、5作目が公開されたんで、始めて見てみました。
 1作目、2作目と来て、なぜかコメディチックな要素がグンと減りシリアスなホラー映画になってます。

 「ホラー映画」+「青春物」ってどんな感じ??

 こんな感じです!明確な答えが今作にはあります。青春物ホラー映画としてのある意味の完成品が、ここにあります。

 アメリカのどちらかと言えば、ちょっと考えの足りない青年とその彼女の青春物とゾンビ映画の見事な融合が起きてます。主人公たちが、考えなしの若者というのが、ホラー映画にピッタリです。思慮深かったら、ゾンビを発生させるガスを吸わせたりしないですからね。
 その後の展開は、怒涛の悲劇の連続!ゾンビになったジュリーが、全然悪いことしてない人々を殺しまくり状態。映画の中で、まるっきり関係ない人や、主人公たちに味方する人たちを喰いまくり!笑えません!
 もちろん、喰われた人間たちも当然ゾンビになります!1作目、2作目と雰囲気が違いすぎ!と言っても、1作目が1番コメディチックだっただけで、ストーリー自体は、けっこうマジメなゾンビ物のシリーズですもんね。1作目、2作目もシリアスに撮ったら、かなり悲惨なゾンビ映画ですもんね。

 といって、今作はシリーズ中、3作目にして、突然路線変更になって、シリアス度が高くて見てて、全然笑えません!あ、もともとコメディじゃないか??ゾンビ映画ファンが、見ても十分楽しめる<ゾンビ度★★★★>の傑作ホラームービーです。
 もうゾンビ映画ファン必見の1本です!でも、あんまり、主人公の行動に怒らないでね。
 「考えなしに何やってんだーっ!!」って。
 最後の軍の施設の中での主人公の行動には、少しイライラしました。あり得ないでしょ、いくら何でも。でも、ホラームービーなんだから、主人公が、あういう行動とらないと映画にならないし。68点
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする