『タロットカード殺人事件』
SCOOP(2006年アメリカ、イギリス)
監督 ウディ・アレン
脚本 ウディ・アレン
出演 ウディ・アレン
スカーレット・ヨハンソン
ヒュー・ジャックマン
イアン・マクシェーン
■ストーリー■
ロンドンに休暇でやってきたニューヨーク出身のジャーナリズム専攻の女子大生サンドラは、マジックショーで、シドニー・スプレンディーニのマジックでアシスタントに選ばれる。人が箱の中で消える「分子分解装置」のマジックに参加したサンドラは、箱の中で3日前に死んだジャーナリスト、ジョー・ストロンベルの幽霊に出会い世間を騒がせている連続殺人事件「タロットカード連続殺人事件」の犯人がピーター・ライモンだと聞かされるのだった。マジックのあと、サンドラはシドに幽霊に遭ったことを話すが信用されなかったが、2人の前にジョーの幽霊が現れ、犯人の名前はピーター・ライモン、ライモン卿の息子でハンサムで有能な実業家であることを伝えるのだった。「タロットカード連続殺人事件」とは黒いショートヘアの娼婦が12人も殺されている事件でロンドン市民にとっては「切り裂きジャック」以来の事件といわれてる事件だった。相手はセレブで証拠も無しに捕まえることは出来ないうえに、秘書も彼が犯人であることに気がつき毒殺された可能性があることを伝えるのだった。
サンドラは、ジョーに言われたまま、この大スクープをモノにしようと、嫌がるシドニーとともに、ピーターに接近していくのだった。
■感想■
ウディ・アレン脚本、主演の犯罪コメディー。
前作『マッチポイント』(2006年)に引き続き、ヒロインにスカーレット・ヨハンソンが出演。
『マッチポイント』では、ウディ・アレンは監督のみで、出演してませんでしたけど、今回は自ら出演してます。
スカーレット・ヨハンソンが、前作『マッチポイント』の撮影のときに、ウディ・アレンと話して、アレンのコメディ作品に出演したいと言ったみたいですね!
スカーレット・ヨハンソンにそんなこと言われたら、ウディ・アレンでなくても、すぐに新しい脚本とか書いちゃいますよね!!
もう2作でも、3作でも、競演できるし、尊敬されそうだし、もし自分が映画監督だったら、どんどん映画を作っちゃいますよ!!
『マッチポイント』みたいなマジメな作品も良いですけど、やっぱりウディ・アレンはこういう軽快なコメディ系な作品が最高ですね!!
十分笑えるコメディですけど、ミステリーとしても十分楽しめる作品になってます。ジャンル的には“ユーモアミステリー”ってことになりますね。
日本語吹替えの羽佐間道夫さんの声とマッチして、もう観ている間、ずっとニタニタ、ニヤニヤして観てました!!
ウディ・アレンに羽佐間道夫さんの声って最高ですね!うれしいです!羽佐間道夫さんの声で面白い映画が観れるなんて!
そういえば、ウディ・アレンの『さよなら、さよならハリウッド』(2002年)のウディ・アレンの声は角野卓造さんでした!別に合わないとは言いませんけど、羽佐間道夫さんの声で観たかったです!!もう羽佐間道夫さんが吹き替えをしてるだけで、プラス10点!!って感じです。いや、プラス10点どころかプラス20点でも良いくらいです。
羽佐間道夫さんの日本語吹き替えとかで今作を観てると、もう作品の魅力がはるかにアップします!!本当に外国映画のエンターテイメント作品の吹き替え文化を守っていって欲しいって思っちゃいます!!
変なタレントを使って話題つくりをする作品がいくつもありますけど、そういう変な吹き替え版を作ろうって企画を考える人って、映画好きでも何でも無い人が多いんでしょうね!(商売でイヤイヤやってる人もいるでしょうから、しょうがないんでしょうが)
ウディ・アレンの軽快なコメディってクセになりますよね!!
それにしても、ウディ・アレンの映画も、最近はレンタルビデオ屋にあんまり揃ってないですよね!!韓流やハリウッドのメジャー作品ばかり品揃えしないで、ウディ・アレンの映画も1本づつで良いから、ちゃんと揃えて欲しいです。
ところで、ヒュー・ジャックマンの秘書を殺したのって誰なんですか?? 65点
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