『イノセント・ワールド天下無賊』
A WORLD WITHOUT THIEVES 天下無賊(2004年中国)
監督 フォン・シャオガン
脚本 フォン・シャオガン
出演 アンディ・ラウ、レネ・リウ、グォ・エオウ、リー・ビンビン、ゴードン・ラム
■ストーリー■
ワン・ポーとワン・リーは、詐欺、スリをして生計を立てる犯罪者だった。しかし、ある日、そんな生活に嫌気が差したワン・リーは、大陸の平原をカモからせしめたBMWでの移動中、ワン・ポーとケンカして車から締め出されてしまうのだった。大平原に残されたワン・リーは偶然自転車で通りかかった青年シャーケンに出会い、駅まで送ってもらうのだった。ワン・ポーとワン・リーは駅で再会するものの、とそこへ田舎へ帰郷するシャーケンもやって来た。純朴なシャーケンは出稼ぎで貯めた6万元を持ち歩いていることを駅で大声で叫んでしまうのだった。ワン・ポーはその金を奪おうとするが、ワン・リーはそれを阻止しようとするのだった。ワン・ポーとワン・リーとシャーケンは同じ列車に乗り込むのだった。しかし、その列車には、リー率いる窃盗団も乗り合わせていたのだった。
□■□ネタバレあり!□■□
■感想■
アンディ・ラウ、レネ・リウ主演のクライムタッチのドラマ。
監督は『女帝エンペラー』(06年)のフォン・シャオガン。
本国、中国では大ヒットした作品らしいです。香港映画の旧正月映画は、コメディタッチのハッピーな作品が多いのに、中国映画なんで、超マジメ!!これが、香港映画だったら、同じ題材でも、もっとコメディタッチのハッピーな作品になるんでしょうね!なんてたって、スリやサギで生計を立てる男女のカップルが主人公で、男性がアンディ・ラウなんだから、どう考えてもコメディっぽい作品になりますよね。
でも、スリ、サギで生計を立てるカップルが主人公なんで、中国映画なんでラストは少し考えたら分かるはずなんですけど、アンディ・ラウが主演なんで、ついウッカリ香港映画を観てるつもりになっちゃって、ラストの展開には少し衝撃的でした。
それに卵のカラむきの技を、アンディ・ラウと窃盗団のリーダーが競い合う(っていうより見せびらかす)シーンがありますけど、あのシーンなんて、どう考えても「香港映画」っぽい表現でしょ!あんなカラむき出来るわけないでしょ。ありえないシーンをどうどうと見せちゃうのが香港映画ですからね。
なんで、最後の展開がああなるのか、せっかく楽しく見てたのに少し暗い気持ちに!「悪いコトしてる人間には最後にはバツがある」って感じでイヤなんですよね。エンターテイメント作品にあういうラスト、好きじゃないんですよね!
そういえば、香港映画の傑作ノワール『インファナル・アフェア』(02年)も中国で公開されるときは、別エンディングだったんですよね。
今作には、警察が出てきますけど、悪い人間じゃなかったりと、やっぱり中国映画ですよね。
作品の事前情報もなく、DVDのパッケージも良く見ないで観たんで、中国映画って知らずに観たんで、このラストにはビックリでした。でも、観てるあいだに「今作って香港映画じゃないな、中国映画かも」とは思ったんですけど、香港の俳優アンディ・ラウや台湾出身の女優で香港映画にも出演しているレネ・リウを見ているあいだについ勘違いしちゃいました。本当は、監督がフォン・シャオガンなんで、その時点で気がつかなきゃいけなかったんですけどね。
でも、こういうエンターテイメントっぽい、マジメな作品がヒットしてしまう中国って、やっぱりマジメな作品が多いんでしょうね。「THE エンターテイメント」作品ばっかりの香港映画とは大違いです。
香港映画は、アクション映画、コメディ映画と、とにかく観客が喜ぶ映画ばっかりですからね!中国映画とはいえ、こういう作品が公開されるのはウレシイことです!最近は、韓流ブームに押されて、韓国映画以外の香港映画とかってあんまり公開されないですからね!
自分の好みの作品ではないですけどアンディ・ラウのファンには面白いかも!!中国映画と思えば、十分エンターテイメントな映画にはなってるんですけどね。でも、あのラストの展開には、マイナス5点です!55点
A WORLD WITHOUT THIEVES 天下無賊(2004年中国)
監督 フォン・シャオガン
脚本 フォン・シャオガン
出演 アンディ・ラウ、レネ・リウ、グォ・エオウ、リー・ビンビン、ゴードン・ラム
■ストーリー■
ワン・ポーとワン・リーは、詐欺、スリをして生計を立てる犯罪者だった。しかし、ある日、そんな生活に嫌気が差したワン・リーは、大陸の平原をカモからせしめたBMWでの移動中、ワン・ポーとケンカして車から締め出されてしまうのだった。大平原に残されたワン・リーは偶然自転車で通りかかった青年シャーケンに出会い、駅まで送ってもらうのだった。ワン・ポーとワン・リーは駅で再会するものの、とそこへ田舎へ帰郷するシャーケンもやって来た。純朴なシャーケンは出稼ぎで貯めた6万元を持ち歩いていることを駅で大声で叫んでしまうのだった。ワン・ポーはその金を奪おうとするが、ワン・リーはそれを阻止しようとするのだった。ワン・ポーとワン・リーとシャーケンは同じ列車に乗り込むのだった。しかし、その列車には、リー率いる窃盗団も乗り合わせていたのだった。
□■□ネタバレあり!□■□
■感想■
アンディ・ラウ、レネ・リウ主演のクライムタッチのドラマ。
監督は『女帝エンペラー』(06年)のフォン・シャオガン。
本国、中国では大ヒットした作品らしいです。香港映画の旧正月映画は、コメディタッチのハッピーな作品が多いのに、中国映画なんで、超マジメ!!これが、香港映画だったら、同じ題材でも、もっとコメディタッチのハッピーな作品になるんでしょうね!なんてたって、スリやサギで生計を立てる男女のカップルが主人公で、男性がアンディ・ラウなんだから、どう考えてもコメディっぽい作品になりますよね。
でも、スリ、サギで生計を立てるカップルが主人公なんで、中国映画なんでラストは少し考えたら分かるはずなんですけど、アンディ・ラウが主演なんで、ついウッカリ香港映画を観てるつもりになっちゃって、ラストの展開には少し衝撃的でした。
それに卵のカラむきの技を、アンディ・ラウと窃盗団のリーダーが競い合う(っていうより見せびらかす)シーンがありますけど、あのシーンなんて、どう考えても「香港映画」っぽい表現でしょ!あんなカラむき出来るわけないでしょ。ありえないシーンをどうどうと見せちゃうのが香港映画ですからね。
なんで、最後の展開がああなるのか、せっかく楽しく見てたのに少し暗い気持ちに!「悪いコトしてる人間には最後にはバツがある」って感じでイヤなんですよね。エンターテイメント作品にあういうラスト、好きじゃないんですよね!
そういえば、香港映画の傑作ノワール『インファナル・アフェア』(02年)も中国で公開されるときは、別エンディングだったんですよね。
今作には、警察が出てきますけど、悪い人間じゃなかったりと、やっぱり中国映画ですよね。
作品の事前情報もなく、DVDのパッケージも良く見ないで観たんで、中国映画って知らずに観たんで、このラストにはビックリでした。でも、観てるあいだに「今作って香港映画じゃないな、中国映画かも」とは思ったんですけど、香港の俳優アンディ・ラウや台湾出身の女優で香港映画にも出演しているレネ・リウを見ているあいだについ勘違いしちゃいました。本当は、監督がフォン・シャオガンなんで、その時点で気がつかなきゃいけなかったんですけどね。
でも、こういうエンターテイメントっぽい、マジメな作品がヒットしてしまう中国って、やっぱりマジメな作品が多いんでしょうね。「THE エンターテイメント」作品ばっかりの香港映画とは大違いです。
香港映画は、アクション映画、コメディ映画と、とにかく観客が喜ぶ映画ばっかりですからね!中国映画とはいえ、こういう作品が公開されるのはウレシイことです!最近は、韓流ブームに押されて、韓国映画以外の香港映画とかってあんまり公開されないですからね!
自分の好みの作品ではないですけどアンディ・ラウのファンには面白いかも!!中国映画と思えば、十分エンターテイメントな映画にはなってるんですけどね。でも、あのラストの展開には、マイナス5点です!55点
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