『ボビーZ(ジー)』
THE DEATH AND LIFE OF BOBBY Z(2007年アメリカ、ドイツ)
監督 ジョン・ハーツフェルド
脚本 ボブ・クラコワー、アレン・ローレンス
原作 ドン・ウィンズロウ
出演 ポール・ウォーカー、ローレンス・フィシュバーン、オリヴィエ・ワイルド、キース・キャラダイン、ヨアキム・デ・アルメイダ
■ストーリー■
元海兵隊員のティム・カーニーは、ツキの無い人生を歩んできて、今は刑務所暮らしだった。ティムは刑務所でマッドドッグというギャングのボスに手下になるように言われてきたが拒み続けてきた。しかしある日、言うことを聞かないティムに怒ったマッドドッグに襲われそうになり反撃し、マッドドッグを殺してしまい、マッドドッグの部下に命を狙われる始末だった。
そんなとき麻薬取締局のクルーズからある提案がされるのだった。カーニーが、カリフォルニアの伝説的な麻薬の売人ボビーZに似ているということで、ボビーZの替え玉になって欲しいとの依頼だった。この件を飲めば自由の身になれるという条件を聞いたティムは、その条件を飲むのだった。麻薬取締局の捜査官が人質に取られており、勢力を伸ばそうとしているメキシコのドン・ワテロの麻薬組織にボビーZと捜査官の人質を交換するというものだった。本物のボビーZはタイで死んでおり、捜査官の身柄を確保するには替え玉が必要だったのだ。
■感想■
ドン・ウィンズロウ「ボビーZの気怠く優雅な人生」(角川文庫)の映画化のクライムアクション。
出演は『ワイルド・スピード』(01年)のポール・ウォーカー。
邦題の「ボビーZ」ですけど、もう少しサスペンス映画っぽい邦題に出来なかったのかな??とも思うんですけど、原作も「ボビーZの気怠く優雅な人生」ってタイトルなんで、原作のファンは気づくから良心的なタイトルなんですよね。まぁ、原題も“THE DEATH AND LIFE OF BOBBY Z”からね。
原作の小説があるおかげか、久々に面白い作品を観ました!ストーリーも面白いですし、どんどん画面に引き込まれていきます。ノリは最近の映画のように軽快ですけど、ストーリー的には1980年代チックなクライムアクションです!
「面白い!面白い!」
いや~、本当に面白いです。
原作があるだけで、映画がこんなに普通に観れる作品になるなんて!映画にとって、面白いストーリーがいかに大切かが良くわかります。
まぁ、ストーリー的には、悪党のボビーZの替え玉になった主人公が、それほどイヤなやつじゃなかったおかげで、どんどん好転していって、最後は良くありがちなラストになるんですけどね。
でも、ちょっとしたシーンが引き付けるんですよね。砂漠に逃げ込んだティムを追いかけるキース・キャラダインが「サーファーに何ができる??」みたいな発言するシーンがあるんですけど、このシーン、けっこう好きです。キース・キャラダインたちが、育ちの良いサーファーの麻薬の売人と思っているボビーZが、実は海兵隊上がりのタフガイなんですからね!
それにしても、主人公のティムって、今作に登場する悪党たちに比べて、なんて小物なんでしょう!その小物の主人公に、大物の悪党たちがしてやられてしまうあたりが、またオカシイんですけどね!
コメディタッチとまでは行かないですけど、すごく軽快なノリでどんどんストーリーが進んでいきます。しかし、実は、題材が題材なだけに、ハデな銃撃戦やら、ナイフを使った格闘、爆発といった、バイオレンス度の高いシーンが随所に散りばめれていて、一切退屈しません!!とにかくポール・ウォーカー行くところ、死体の山が築かれていきます!アクション映画ファンは、こういうバカバカしいほどに人が死んでいくのも楽しめるはず!
ストーリーも面白いですけど、ローレンス・フィッシュバーン、キース・キャラダインと出演者も豪華です!キース・キャラダインが出演しているっていうだけで喜べるような映画ファンにはオススメの作品です。
出演者といえば、ボビーZを演じるポール・ウォーカーですけど、普通こういう作品で似ている役を演じるときは、1人2役ですけど、今作では違う俳優がボビーZを演じています。こういうのは珍しいですよね。ちなみにボビーZを演じるのはジェイソン・ルイスです。
確かに似ていると言えば、似ています!うまいキャスティングです!アクション映画ファン必見!!でも本当は、どちらかといえばメジャー級の作品じゃなくてB級アクション映画ファン必見かな。75点
THE DEATH AND LIFE OF BOBBY Z(2007年アメリカ、ドイツ)
監督 ジョン・ハーツフェルド
脚本 ボブ・クラコワー、アレン・ローレンス
原作 ドン・ウィンズロウ
出演 ポール・ウォーカー、ローレンス・フィシュバーン、オリヴィエ・ワイルド、キース・キャラダイン、ヨアキム・デ・アルメイダ
■ストーリー■
元海兵隊員のティム・カーニーは、ツキの無い人生を歩んできて、今は刑務所暮らしだった。ティムは刑務所でマッドドッグというギャングのボスに手下になるように言われてきたが拒み続けてきた。しかしある日、言うことを聞かないティムに怒ったマッドドッグに襲われそうになり反撃し、マッドドッグを殺してしまい、マッドドッグの部下に命を狙われる始末だった。
そんなとき麻薬取締局のクルーズからある提案がされるのだった。カーニーが、カリフォルニアの伝説的な麻薬の売人ボビーZに似ているということで、ボビーZの替え玉になって欲しいとの依頼だった。この件を飲めば自由の身になれるという条件を聞いたティムは、その条件を飲むのだった。麻薬取締局の捜査官が人質に取られており、勢力を伸ばそうとしているメキシコのドン・ワテロの麻薬組織にボビーZと捜査官の人質を交換するというものだった。本物のボビーZはタイで死んでおり、捜査官の身柄を確保するには替え玉が必要だったのだ。
■感想■
ドン・ウィンズロウ「ボビーZの気怠く優雅な人生」(角川文庫)の映画化のクライムアクション。
出演は『ワイルド・スピード』(01年)のポール・ウォーカー。
邦題の「ボビーZ」ですけど、もう少しサスペンス映画っぽい邦題に出来なかったのかな??とも思うんですけど、原作も「ボビーZの気怠く優雅な人生」ってタイトルなんで、原作のファンは気づくから良心的なタイトルなんですよね。まぁ、原題も“THE DEATH AND LIFE OF BOBBY Z”からね。
原作の小説があるおかげか、久々に面白い作品を観ました!ストーリーも面白いですし、どんどん画面に引き込まれていきます。ノリは最近の映画のように軽快ですけど、ストーリー的には1980年代チックなクライムアクションです!
「面白い!面白い!」
いや~、本当に面白いです。
原作があるだけで、映画がこんなに普通に観れる作品になるなんて!映画にとって、面白いストーリーがいかに大切かが良くわかります。
まぁ、ストーリー的には、悪党のボビーZの替え玉になった主人公が、それほどイヤなやつじゃなかったおかげで、どんどん好転していって、最後は良くありがちなラストになるんですけどね。
でも、ちょっとしたシーンが引き付けるんですよね。砂漠に逃げ込んだティムを追いかけるキース・キャラダインが「サーファーに何ができる??」みたいな発言するシーンがあるんですけど、このシーン、けっこう好きです。キース・キャラダインたちが、育ちの良いサーファーの麻薬の売人と思っているボビーZが、実は海兵隊上がりのタフガイなんですからね!
それにしても、主人公のティムって、今作に登場する悪党たちに比べて、なんて小物なんでしょう!その小物の主人公に、大物の悪党たちがしてやられてしまうあたりが、またオカシイんですけどね!
コメディタッチとまでは行かないですけど、すごく軽快なノリでどんどんストーリーが進んでいきます。しかし、実は、題材が題材なだけに、ハデな銃撃戦やら、ナイフを使った格闘、爆発といった、バイオレンス度の高いシーンが随所に散りばめれていて、一切退屈しません!!とにかくポール・ウォーカー行くところ、死体の山が築かれていきます!アクション映画ファンは、こういうバカバカしいほどに人が死んでいくのも楽しめるはず!
ストーリーも面白いですけど、ローレンス・フィッシュバーン、キース・キャラダインと出演者も豪華です!キース・キャラダインが出演しているっていうだけで喜べるような映画ファンにはオススメの作品です。
出演者といえば、ボビーZを演じるポール・ウォーカーですけど、普通こういう作品で似ている役を演じるときは、1人2役ですけど、今作では違う俳優がボビーZを演じています。こういうのは珍しいですよね。ちなみにボビーZを演じるのはジェイソン・ルイスです。
確かに似ていると言えば、似ています!うまいキャスティングです!アクション映画ファン必見!!でも本当は、どちらかといえばメジャー級の作品じゃなくてB級アクション映画ファン必見かな。75点
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